摘要 いもち病は東北地域におけるイネの最重要病害であり、安全で効率的な防除法の確立が要望されている。そこで、新しく開発された殺菌剤の作用特性を明らかにするとともに有効で効率的な施用法を検討する。本研...
トリプシンインヒビター遺伝子導入による耐虫性系統の作出(118)
摘要 トリプシン及びキモトリプシンの両方を阻害するトリプシン/キモトリプシンインヒビターの遺伝子をシカクマメ由来のタンパク質のアミノ酸配列を参考に、イネのコドン使用頻度にあうように設計し、人工合成し...
摘要 これまでに、植え付け位置の事前情報を基に作物を畝方向に連続的に識別する手法を開発した。11年度は、開発した手法を無線通信を介して実行するシステムを構築し、複数の除草ロボットを制御することの可能...
摘要 近年、深刻な人手不足のため十分な初期保育を施すことがますます困難になってきているため,省力化、自然力の高度発揮という観点から、混植造林と無下刈り造林を取り上げ、その技術改善のための基礎資料を収...
摘要 コントロール区およびET粒材のみの散布区はクマイチゴ・ニガイチゴが植栽木を被圧している状態になった。ラウンドマスター処理区のイチゴ類については処理翌年には旺盛に生長を開始するように見受けられ、...
摘要 除草ロボットシステムの撹拌による除草効果は、ヒエの本数が初期の1割程度まで除草できる。ロボットによる除草は、無除草区に比較して明らかに本数が少なくなっている。また、ヒエの乾物重も除草剤区に比較...
メロン少側枝形質の遺伝的・生態的特性の解明と利用技術の開発(1)
摘要 メロン生産における整枝作業の省力化が可能な短側枝性中間母本を育成することを目的とし、雑草メロンのなかから見出した少側枝性系統と普通系統との交雑後代から、短側枝性系統‘メロン安濃14号’および‘メ...
摘要 農薬の使用量を減少できる新害虫防除技術開発のため、ニカメイガ幼虫の消化酵素を阻害するシカクマメ由来のトリプシンインヒビター遺伝子を人工合成し、アグロバクテリウム法により導入したイネ(日本晴)で...
湛水直播水田における病害虫による被害の回避技術の確立(110)
摘要 寒冷地直播イネの病害虫防除法確立のため、湛水直播で長期持続型殺菌剤の種子処理と同質遺伝子系統混植によるいもち病防除、水地温、病原菌と出芽・苗立ちの関係、害虫の発生生態を調べた。播種後20日間の...
稲・麦病虫害に対する新殺菌・殺虫剤の作用特性に関する研究(114)
摘要 東北地域におけるイネいもち病の有効で効率的な防除法確立のため、新殺菌剤バイオン粒剤2を育苗箱に施用し、その葉いもち抑制効果を検討するとともに本剤と穂いもち散布剤を組み合わせた防除法を慣行の防除...
水田系の害虫・天敵相の発生生態ならびに薬剤感受性調査(115)
摘要 環境調和型の水稲害虫防除技術確立の基礎として、水稲害虫と各種天敵生物の発生生態と薬剤感受性を調べた。水稲害虫ニカメイガでイネとイネ科のマコモを加害する2系統間の交配試験を行った結果、2系統の雄...
摘要 水田の生物相を害虫、天敵、それ以外の生物の三つに区分けし、殺虫剤がこれら生物相の発生生態にどのような影響を与えているかを調べた。水田圃場(10a)を無処理区、イミダクロプリド剤処理区(育苗箱施...
摘要 水稲の害虫であるコバネイナゴの体色には褐色、緑色、紅色の3タイプが存在するが、この3タイプ間の種々の相違(発生メカニズム、生態、農薬への感受性)とその体色多型機構については研究されていない。そ...
摘要 東北地域の水稲害虫の防除は主として農薬に依存しているが、近年、これまで使われてきた農薬に対して抵抗性を発達させた害虫種が増加している。一方、環境調和型防除技術の一環として農薬と天敵を組み合わせ...
ニカメイガの殺虫剤抵抗性の現況調査と抵抗性機構の解明(109)
摘要 稲作の主要害虫であるニカメイガが山形県で多発しているため、山形県産ニカメイガの薬剤感受性試験を行った。その結果、山形県内の2地点(櫛引町,羽黒町)から採集した個体群が東北地域のニカメイガの防除...
摘要 東北地域ではイネのいもち病による被害が著しいため、効率的な防除法の確立が望まれている。そこで、新しく開発されたいもち病を対象とした殺菌剤の作用特性を明らかにするとともに有効で効率的な施用法を検...
摘要 イネミズゾウムシなど東北地方の主要稲作害虫ではすでに要防除水準が普及に移されているが、イネの品種など害虫の発生環境が変遷したことと害虫の増殖が誇張されやすい網枠内の放飼試験に基づく被害予測技術...
稲・麦病虫害に対する新殺菌・殺虫剤の作用特性に関する研究(108)
摘要 東北地域におけるイネいもち病の効率的防除法確立のため、新殺菌剤CG213粒剤2と穂いもち粒剤を組み合わせた防除を慣行の防除法と比較した。本剤の移植直前の育苗箱当たり50gと75gの散布は、葉い...
湛水直播水田における病害虫による被害の回避技術の確立(107)
摘要 湛水直播水田における病害虫による被害回避技術の確立を図るため、山形県遊佐町の現地圃場で病害虫の発生調査を行うとともに現地および場内の圃場の生育不良・腐敗苗ならびに場内の潅漑水から菌を分離し、そ...
摘要 シカクマメ由来のトリプシンインヒビターの遺伝子を人工合成し、イネ(日本晴)に導入して、遺伝子組換え体を作出した。58個体中55個体においてトリプシンインヒビター遺伝子の存在をPCR法により確認...