摘要 穂発芽性「やや易」である品種キヌヒカリの種子にγ線を照射することにより得られた難穂発芽性突然変異系統の遺伝的・生理的機構を解明し、新たな遺伝資源としての可能性について検討した。突然変異系統(M...
耐高温・耐穂発芽・いもち耐病品種及び高乾物生産品種の育成(42)
摘要 交配は耐高温・耐穂発芽・いもち耐病を目的として61組合せ、高乾物生産を目的として7組合せを行い、その後温室でF1を養成した。雑種集団の内53組合せは世代促進と組合せ選抜を行い、31組合せを選抜...
摘要 標準品種、高・低タンパク系統ともに、ブラベンダーA粉の粗タンパク含有率及びタンパク組成に及ぼす穂揃期追肥の影響が大きく、1月下旬追肥、3月上旬追肥では小さいことを明らかにした。この場合、追肥に...
摘要 嗜好の多様化に対応するため、煎茶だけでなく、かまいり茶及び半発酵茶として優れた特性を有する系統を選抜する。煎茶として栄養系比較試験を終了した200系統について、かまいり茶及び半発酵茶としての適...
摘要 かまいり茶を製造する際の炒り葉条件と、香気を主とする品質との関係を解明するため、8年度は、炒り葉温度の違いによる香気成分の変化について、複数の品種を用いて解析を行った。炒り葉温度が低くなるに従...
摘要 7年度までに単離したチャのカルコンシンターゼ(CHS)ジェノミッククローンを解析したところ、このCHS遺伝子は2つのエクソンと1つのイントロンからなり、長い5’非翻訳領域を含んでいた。この5’非...
生葉格付け自動化を目的とした画像処理による物性測定法(228)
摘要 平8年度は色情報により生葉熟度などの品質を見るため、可視領域における茶葉の分光反射特性について2番茶期に時期的変化との関係を検討した。開葉後経過時間による分光反射特性の変化は同一芽の葉位による...
摘要 近年茶園における多量の施肥が問題となっており、その低減技術や品質に及ぼす影響についてのデータの蓄積が望まれている。しかしながら、特に施肥量が緑茶の香気成分組成に及ぼす影響については、過去少数の...
摘要 高度な耐病虫性を有し、豆腐、味噌、納豆等への加工適性が高い良質安定多収性を有し、なおかつ機械化適性が高く、低コスト生産が可能な寒冷地向き大豆品種の育成を主要な目標として育種試験を進めている。交...
摘要 北陸地域を含む寒冷地中南部地域に適する水稲品種の育成を目的として、136組合せの交配と157組合せのF1養成を行った。雑種集団については、229組合せの世代促進を行うとともに、予備展開による組...
摘要 新たに、薬効成分を多く含む中国品種「烏貢1号」及びインド型の香り米系統を母本とした3組合せの交配を行った。6年までに交配を行った香り米、紫黒米、大粒、長粒、円粒、巨大胚、無毛性、リポキシゲナー...
耐高温・耐穂発芽・いもち耐病品種及び高乾物生産品種の育成(39)
摘要 高温登熟性、穂発芽性、いもち耐病性、高乾物生産性の改良を目的として新たに31組合せの交配を行うとともに、経常研究等で育成を進めていた交配組合せの中から育種目標に適合した交配組合せを選抜し、雑種...
摘要 胚乳突然変異による粉質を取り入れた北陸166号は、玄米の糠層以外の部分が酒米品種における心白と同様に、元麹の調製に適した特性を持つと考えられる。そこで酒米としての利用法を検討した。20分間/1...
摘要 水稲の新品種育成試験において生産力検定試験は、最も重要な試験のひとつであるが、収穫時には、手作業による刈り取り、架け干し、脱穀、収量調査と短期間に仕事が集中する。そこで、コンバインによる生脱穀...
摘要 米の貯蔵蛋白質には、溶媒溶解性に基づいて分類するとグルテリン、アルブミン、グロブリン、プロラミンに分類される。近年、これらの成分含量に関する突然変異が報告され、その利用法についても研究が進めら...
高水分小麦の一時貯留条件と品質特性の関連解明に基づく低温貯留技術の開発(201)
摘要 温暖多雨の九州では小麦収穫時カントリエレベータ等の乾燥施設に、処理能力を越える高水分小麦が搬入される場合が多く、処理いかんによっては品質が著しく低下する。そこで、これを回避する高水分小麦の一時...
摘要 植物体内の一次代謝と二次代謝との遺伝子発現制御上の関係を明らかにするため、一次代謝産物である糖による二次代謝酵素遺伝子の発現制御機構について検討した。その結果、二次代謝酵素として重要な、フェニ...
摘要 "かまいり茶を製造する際、炒り葉工程はその風味に大きな影響を及ぼすが、炒り葉工程と品質との解明が遅れている。そこで、7年度は、ふるい上とふるい下の香気を比較分析し、炒り葉工程における加熱香気成...
摘要 煎茶の仕上げ加工における火入れ条件の基礎資料とするために、煎茶用品種の火入れによる香気成分の変化を解析した。‘やぶきた’、‘おくゆたか’、‘おくみどり’について調査した結果、官能検査の結果では、‘お...
摘要 茶の再製の重要な工程であるふるい分けは切断および火入れのための前処理であり、再製茶の品質に及ぼす影響は大きい。そこで再製工程におけるふるい分けおよび木茎除去の効果について検討をした。荒茶を電気...