摘要 食葉性大豆害虫ハスモンヨトウに対する室内の抵抗性検定法を開発した。この検定法を用いて中程度の抵抗性大豆8点、高度抵抗性のツルマメ(大豆近縁種) 6点を選定した。中程度の抵抗性遺伝子を導入するため戻...
高降雨ストレスに対する障害抵抗性麦類の育種技術の開発(160)
摘要 10年度は、ハンガリーの4系統とCIMMYTの中国在来の遺伝資源3系統を赤かび病抵抗性に関する有望遺伝資源として選抜し、11年度は、国内外のコムギ遺伝資源129品種・系統から赤かび病抵抗性に関する有望...
南米諸国における大豆の高位生産・利用技術の総合的開発研究(162)
摘要 青臭みに関与するダイズリポキシゲナーゼの簡易検定法の改良を行い、微量な同一試料を用い、L-1とL-3の欠失を同時に検出することができた。呈味性や生理活性機能に影響するダイズイソフラボンについて...
ダイズ黒根腐病抵抗性遺伝資源の探索と利用技術の確立(168)
摘要 近縁野生種(ツルマメ)の黒根腐病に対する抵抗性検定を行った。その結果、平成12年の観音台圃場では、6月以降の夏季は高温かつ少雨に推移したため発生程度は極めて少なかった。平成12年10月19日の...
摘要 うどんこ病抵抗性検定法について検討し、胞子懸濁液を被検葉に噴霧接種する方法を確立した。本接種法により、均一、短時間かつ大量に接種が可能となった。単胞子分離したうどんこ病菌を用いて、うどんこ病抵...
ダイズわい化病の抵抗性検定法の開発と抵抗性遺伝資源の検出(278)
摘要 ダイズわい化病の抵抗性検定法の確立を目的とし、12年度は病原ウイルスを保毒させた媒介虫であるエンドウヒゲナガアブラムシを用い、ダイズの幼植物個体ごとに接種を行う比較的制御された条件で効率的な抵...
分子マーカーを利用したアカクローバの耐凍性、耐雪性関連形質の解析(147)
摘要 ロシアのウィリアムス飼料作研究所との共同研究である。分子マーカー地図を利用して、アカクローバの重要形質のQTL解析を行う。対象形質として、開花関連形質、秋の休眠性および雪腐病抵抗性を取り上げ、...
摘要 遺伝資源の1次特性調査および再増殖は、とうもろこしではジーンバンク保存遺伝資源40点、中国導入遺伝資源2点の計42点、ソルガムではジーンバンク保存遺伝資源30点について実施し、特性を明らかにするとと...
摘要 近縁野生種(ツルマメ)の黒根腐病抵抗性検定を行った結果、11年の観音台圃場では、全体として発生程度は中程度であった。供試したツルマメ24系統では抵抗性程度に顕著な系統間差が認められた(発病度0~40....
イネの過敏感反応により誘導されるいもち病抵抗性突然変異遺伝子の解析と育種利用(192)
摘要 MNU処理により誘発された過敏感反応突然変異体のうちいもち病に対する反応が原品種と異なる13系統について、いもち病及び白葉枯病抵抗性検定を行った結果、6系統がいずれの病気に対しても原品種と比較し...
DNAマーカーを利用したイネトビイロウンカ抵抗性遺伝子の連鎖解析(186)
摘要 bph11(t)を持つIR54742(GSK178-5)にヒノヒカリを戻し交雑した後代BC4F1、BC4F2を用いて、トビイロウンカ抵抗性検定と145個のRFLPマーカーによる選抜を行いG1318、R1925以外のマーカーで、すべてのマーカー...
南米諸国における大豆の高位生産・利用技術の総合的開発研究(157)
摘要 南米諸国における大豆の安定生産と各種用途に応じた品質向上を図るため、主要な用途である搾油用や飼料用とは異なる食品加工用南米産大豆品種の育成のため、日本より導入した加工用の大豆品種と優良南米産大...
摘要 リンゴの育種能率を向上させるためには諸形質の遺伝関係の解明が不可欠である。11年度は腐らん病抵抗性とうどんこ病抵抗性の遺伝様式を解明するため、リンゴ属及びナシ属各品種・系統の抵抗性検定を行って遺...
摘要 6年度からの日ロ国際貢献国際共同研究により、ロシアの遺伝資源の中に、越冬性に非常に優れるものがあり、オーチャードグラスではそれらから選抜して数系統を育成し、メドウフェスクでは育種素材として有効...
摘要 だいずは、タンパク質や脂肪を多く含む重要な食糧、飼料であり、イネ、コムギと並ぶ世界の重要作物である。世界的な人口増加が予測される中で、だいずの生産量増大は、世界の食糧需要の安定化に不可欠の課題...
南米諸国における大豆の高位生産・利用技術の総合的開発研究(175)
摘要 共同研究機関における研究環境の整備、遺伝育種分野における課題の検討を行い、食品加工用大豆品種の開発協力を依頼されるとともに、配糖体等有用形質の遺伝的改良に関する共同研究を実施することを確認した...
高降雨ストレスに対する障害抵抗性麦類の育種技術の開発(172)
摘要 メキシコにある国際トウモロコシ・小麦改良センター(CIMMYT)のトルーカ試験地に小麦赤かび病及び穂発芽に対する障害抵抗性分析用の材料を播種し、現地での抵抗性検定により異なった環境での抵抗性発...
摘要 他の植物に対する生育抑制効果として表れるアレロパシー活性は雑草耐性の一因である。イネのアレロパシー活性を制御する遺伝子を明らかにすることを目的として簡易検定法を開発した。USDAのイネ遺伝資源...
摘要 東北地方の大豆生産の脅威となっているダイズわい化病の抵抗性品種の早期育成が求められている。しかし、病原はエンドウヒゲナガアブラムシで媒介されるダイズわい化ウイルスYP系統が主体で、人工機械接種...
摘要 リンゴは来歴不明や両親不明の品種が多く、しかも遺伝的にヘテロであるため、諸形質の遺伝関係の解明には困難を伴うが、育種能率を向上させるためにはこの解明が不可欠である。平成10年度はリンゴ不和合性...