a.バイオエタノール原料としての資源作物の多収品種の育成と低コスト・多収栽培技術等の開発
摘要 原料作物の開発では、1)てん菜および馬鈴しょで今期に開発した系統の現地試験を実施し、てん菜「北海101号」などの耐病性系統が収量の安定性に優れることを実証し、馬鈴しょでは「根育38号」が多肥密植栽...
e.良食味で加工適性に優れた甘しょ品種の育成と新たな有用特性をもつ甘しょ育種素材・系統の開発
摘要 1)食用・加工用については、いもの外観や食味が優れ、サツマイモネコブセンチュウ抵抗性を持つ「九州161号」を新配布系統として選抜した。「べにはるか」はサツマイモネコブセンチュウのレース1と3に対し...
3)作物主要病害に対する病原菌レースの同定と抵抗性遺伝資源の選抜
摘要 1) イネ安定生産:(i) 「イネいもち病抵抗性判別品種を利用した東南アジアいもち研究ネットワーク」の立ち上げを目的としたワークショップを開催し、研究計画、共同研究契約について参画研究機関の合意を得...
中国等の稲の遺伝資源のイモチ病抵抗性及び多収性等の評価と育種素材の育成
摘要 24 種の抵抗性遺伝子を対象としたイネいもち病菌レース判別システムを構築するため4種の遺伝的背景をもつ判別品種シリーズを開発した。また、いもち病のレースの動態変化と抵抗性の崩壊過程をシミュレーシ...
南米諸国における大豆の高位生産・利用技術の総合的開発研究(162)
摘要 青臭みに関与するダイズリポキシゲナーゼの簡易検定法の改良を行い、微量な同一試料を用い、L-1とL-3の欠失を同時に検出することができた。呈味性や生理活性機能に影響するダイズイソフラボンについて...
摘要 てんさいの育種において、耐病性の選抜・検定法、ヘテロシスの発現機構、単胚性の遺伝解析など基礎的諸問題が未解明の状況にある。そこで、病害抵抗性一代雑種を育成するため、同病害抵抗性の簡易検定法並び...
摘要 他の植物に対する生育抑制効果として表れるアレロパシー活性は雑草耐性の一因である。イネのアレロパシー活性を制御する遺伝子を明らかにすることを目的として簡易検定法を開発した。USDAのイネ遺伝資源...
南米諸国における大豆の高位生産・利用技術の総合的開発研究(175)
摘要 共同研究機関における研究環境の整備、遺伝育種分野における課題の検討を行い、食品加工用大豆品種の開発協力を依頼されるとともに、配糖体等有用形質の遺伝的改良に関する共同研究を実施することを確認した...
暖地向き飼料用トウモロコシの障害抵抗性育種法の開発(152)
摘要 暖地における晩播・夏播き栽培用品種には南方さび病抵抗性が必須である。そこで、本病抵抗性の春播き接種検定法を開発するとともに、遺伝解析により抵抗性には相加効果が最も重要であることを明らかにした。...
摘要 近年、我が国の高齢化社会が急速に進展する中で、食に対して積極的な健康の維持増進機能を求める消費者ニーズが高まっている。機能性に富んだそばが育成されるとそば需要が高まると考えられる。そこで、機能...
ダイズ黒根腐病抵抗性検定法の確立と抵抗性育種素材の探索・利用(178)
摘要 ダイズ黒根腐病について、幼植物段階で判定可能な本病抵抗性の早期・簡易検定法を開発するとともに、既知の品種より高度の抵抗性を有する品種や系統の選抜を試みた。その結果、播種後約3週間で抵抗性程度が...
アルコール用高糖性スイートソルガムの特性解明とハイブリッド育種法の開発(150)
摘要 世界各国から導入した約200 品種・系統の糖生産力とその関連形質の変異を解明するとともに、稈汁糖度についての簡易検定法を確立した。また、わが国暖地に適応する高糖性・多収品種の育種法を開発するた...
摘要 イネの雑草耐性の一因を成すと考えられるアレロパシー活性について、簡易・高精度の検定法を開発し、それを用いてアレロパシー活性の高いイネ遺伝資源を選出する。また、RFLPマーカーを用いて、アレロパ...
摘要 大豆の食葉性害虫であるハスモンヨトウに対する栽培品種の虫害抵抗性程度を、「アキシロメ」及び「アキセンゴク」を標準とした室内簡易検定法を用いて調査した。検定した166品種のうち、「コサマメ」は非...
摘要 7年度は(1)イネの寡照耐性の簡易検定法の確立、(2)遺伝資源の探索、(3)野生種と栽培品種の交配、を行った。また、効率的な形質転換系のための再分化能の高い培養系(遺伝的安定性の高い苗条原基培...
摘要 北陸地域の基幹作物である水稲作に係る革新的な技術開発を推進するため、主に画期的な稲新品種育成のための効率的な育種法の開発について検討した。異種のプロトプラストを接着する方法として、レーザー光を...
摘要 組織培養による遺伝変異の簡易検定法として、突然変異遺伝子へテロ系統、及び2種類のPCRの利用を検討した。変異の検出に突然変異遺伝子へテロ系統を用いた場合は、R0世代ではマーカー遺伝子の判定が困...
摘要 1.収集:奄美及び沖縄からの35点は横浜植防の検査で不合格。沖縄の材料は廃棄、奄美の材料は隔離栽培を継続。愛媛及び高知からは9点を導入。マレーシアから導入、不合格の19点の茎頂培養を完了。再検...
摘要 カーネーションのエチレン感受性の簡易検定法の開発、花持ちの遺伝様式の解明を行い、品質保持剤を使用しなくても遺伝的に花持ちの良いカーネーション育種素材の開発を図る。6年度は5年度に選抜した花持ち...
摘要 新しい香味、従来よりも強い香気を有する素材を育種事業の早い時期に効率的に選抜するため、生葉段階での香気パターンによる素材検定法を確立することを企画した。香りセンサーを使用することで、緑茶向き、...