産業用無人ヘリコプター利用によるかんきつのアブラムシ類、ゴマダラカミキリの薬剤防除
要約 産業用無人ヘリコプターによる高濃度少量散布は、かんきつのアブラムシ類とゴマダラカミキリに対して、高い防除効果が期待でき、特に傾斜地園での省力防除手段として有力である。アブラムシ類に対してはイミ...
抑制栽培キュウリのワタアブラムシに対するナミテントウの利用方法
要約 抑制栽培キュウリにおいて、ワタアブラムシの発生初期に、人為的に飛べない処理をしたナミテントウ成虫放飼では5頭/株を約7日間隔で3回放飼することにより約2ヶ月間低密度に抑制できる。卵塊放飼では5卵塊/...
ワタアブラムシの種内系統の ITS2 領域を用いた類縁関係の解析
要約 多くの系統に分化しているワタアブラムシのクローンの類縁関係をリボゾーム DNA ITS2 領域の塩基配列に基づいて推定した結果、寄主選好性と関連の深い4つのグループに分かれることが明らかとなった。 背景...
要約 キュウリ黄化えそ症の病原はメロン黄化えそウイルス(仮称)であり、病名を「黄化えそ病」とする。病原ウイルスのヌクレオカプシドに対して作製した抗体を用いることで、本病の迅速診断が可能である。 背...
要約 雨よけ栽培のキクにおいてワタアブラムシの1葉当たり平均個体数は存在葉率によって推定可能である。 背景・ねらい キクは品種や作型が多様であるため、病害虫発生予察調査においては数品種を対象に調査を行...
要約 ウリ科野菜幼苗(メロン、スイカ等)を使用した薬剤感受性検定法(幼苗処理法)は、ネオニコチノイド系殺虫剤等、死亡までに時間を要するワタアブラムシ防除剤の検定法に適している。熊本県農業研究センター...
クリの貯蔵害虫クリシギゾウムシ、クリミガの臭化メチル処理に替わる殺虫技術
要約 クリの貯蔵害虫であるクリシギゾウムシやクリミガは、従来用いられていた臭化メチルによる処理に替わって、炭酸ガス処理及び低温処理によって殺虫・駆除することが可能である。 背景・ねらい 臭化メチルは...
雨よけトマトにおけるオンシツツヤコバチ、ネット被覆、紫外線カットフィルムの組み合わせによる害虫の防除体系 愛媛農試
要約 雨よけトマトにおける害虫対策として、天敵オンシツツヤコバチの放飼、ハウス開口部のネット被覆、ハウス天ビニルへの紫外線カットフィルムの使用を組み合わせて行うと、発生頻度の高い害虫であるオンシツコ...
要約 畦畔植生の省力管理に利用可能な地被植物として、草高が低く、地被能力に優れる、シバザクラ類、ローマンカモミール、アークトテカなど24草種を選定した。 背景・ねらい 中山間の急傾斜地域では水田の基盤...
薬剤解毒酵素遺伝子の構造解析及びその発現量比較による抵抗性ワタアブラムシの識別
要約
捕食性天敵ナミヒメハナカメムシによるキュウリのミカンキイロアザミウマの防除
要約 3月中旬定植の施設栽培キュウリにおいて、捕食性天敵ナミヒメハナカメムシの成虫を定植直後と1週間後に2回放飼すると、ミカンキイロアザミウマの寄生虫数は天敵放飼7日後から急激に減少し、その効果は約1ヶ...
要約 無農薬茶園における主要な捕食性天敵はクモ類、ケナガカブリダニ、ハダニアザミウマ、寄生性天敵はキイロタマゴバチ、コマユバチ類、アザミウマタマゴバチである。寄生性天敵の寄生率は高い場合チャノコカク...
2種の天敵の同時放飼によるイチゴ・ナスのワタアブラムシの防除効果
要約 施設栽培イチゴおよび半促成栽培ナスのワタアブラムシに対してアブラバチとショクガ タマバエを放飼するとイチゴでは放飼2週間後から60日間、ナスでは放飼1週間後から35日 間ワタアブラムシを低密度に抑制...
ナミテントウ幼虫の放飼比率とハウス栽培ナスのアブラムシ類の防除効果
要約 ハウス栽培ナスに発生するワタアブラムシ、モモアカアブラムシに、捕食性天敵のナミテントウ2齢幼虫を400:1比率で放飼すれば、1週間以内にアブラムシを絶滅させることができる。 背景・ねらい 施設栽...
要約 カンキツに発生するワタアブラムシはナズナ等の雑草で越冬し、春季にカンキツを寄主選好する。夏季にカンキツに寄生せず、エノキグサ等の雑草に寄生する。本種はカンキツと雑草上の間を主に寄主転換しながら...
チリカブリダニを導入した施設栽培きゅうりにおけるワタアブラムシの防除法
要約 チリカブリダニを導入する場合のワタアブラムシの防除法として、導入する以前は、イミダクロプリド粒剤やオレイン酸ナトリウム液剤などでワタアブラムシの密度低下をはかり、導入後はチリカブリダニに影響の...
要約 らい小麦の北海道への導入を検討する場合、子実の利用適性が大きな鍵となる。らい小麦子実を用いて試作したパン、クッキー、味噌、麺、ビールは、従来にない独特な風味を持ち、地域特産品等への利用可能性が...
要約 ばれいしょのアブラムシ類に対し捕食性天敵であるテントウムシ類はモモアカアブラムシおよびジャガイモヒゲナガアブラムシの個体群抑制に大きく関与し、またナミヒメハナカメムシはワタアブラムシの個体群...
ナミテントウ幼虫による半促成栽培ナスのアブラムシ類の防除効果
要約 半促成栽培ナスにおいて、アブラムシ類の発生初期にナミテントウ2齢幼虫を1シュ-ト当たり1頭(株当たり5頭)放飼すると、1週間後には1シュ-ト当たり(または10葉当たり)0.5頭以下に抑え、その後約4...
要約 従来カキに寄生しなかったワタアブラムシが、施設栽培のカキに発生している。発生時期により体色に変化があり、葉の硬化後に発生した黄色のワタアブラムシは多くの殺虫剤に対し薬剤抵抗性の発達がみられる。...