要約 自走式フレール型刈り取りロールベーラは飼料イネの他、牧草や飼料作物の収穫が可能であり、調製されたサイレージの貯蔵性は優れている。 キーワード 自走式フレール型刈り取りロールベーラ、サイレージ、貯...
アメリカ・カナダの農業経営安定政策とその総合的な評価に関する研究
背景・ねらい 本研究では,アメリカやカナダの農業経営安定対策として現在実施されている保険方式や積立方式等の政策手法や今後導入が検討されている政策手法について,わが国に導入するとした場合の経済的な効果...
黒ボク土バイオマスリンを測定するためのクロロホルムくん蒸改良抽出法
要約 クロロホルムくん蒸抽出法において土壌と抽出液の比率を従来の1:20から1:40に変えると安定して高い無機リン回収率が得られ、バイオマスリンの測定精度が高くなるため、黒ボク土への適用が可能になる。 キー...
要約 放牧時のデンプン質併給飼料は圧片トウモロコシ、泌乳前期濃厚飼料のCP含量は14%(乾物)がよい。放牧時のTDN自給率を70%とする飼料給与メニューにより濃厚飼料給与量1,439kg(乾物)で一乳期換算乳量8,200k...
要約 次作に対する肥効、菌根菌感染、根粒菌着生、ネグサレセンチュウ発生抑制から、エンバク(野生種)はダイズと、ヒマワリ、マメ科緑肥はタマネギ、トウモロコシと、シロカラシ、マメ科緑肥はテンサイと組み合...
要約 濃厚飼料中の玄米割合が30%でも肥育成績の低下や肉質への影響は見られず、黒毛和種去勢牛の肥育において大麦の代替としての玄米利用は可能である。 キーワード 玄米、黒毛和種去勢牛、肥育、脂肪酸組成 背...
リボソーム不活性化タンパク質遺伝子のイネへの導入による病害抵抗性の付与
要約 ライムギ、エンバクのリボソーム不活性化タンパク質(RIP)遺伝子を良食味イネ品種「どんとこい」に導入すると、いもち病に対して「トドロキワセ」と同程度かそれ以上、白葉枯病に対して「日本晴」程度の病害...
要約 小麦「タマイズミ」は、硬質で原粒蛋白質含量が高く、製粉歩留が高く、醤油や中華めん用に適する。成熟期は「農林61号」より2~3日早く、耐倒伏性がやや優れる。穂数はやや少なく、収量性はやや少ない。三重...
第一胃内発酵特性を活かした乳牛へのアルファルファサイレージ給与法
要約 アルファルファサイレージ給与時に、第一胃内の発酵速度が速い圧ぺんとうもろこしを併給すると、蛋白質利用性が高まる。このように、第一胃内発酵特性を考慮した併給飼料を組み合わせて、アルファルファサイ...
サツマイモ茎中からの窒素固定細菌 Pantoea agglomeransの分離と共存培養による窒素固定活性の向上効果
要約 サツマイモ茎中から内生窒素固定細菌Pantoea agglomerans K1-7株を分離した。K1-7株と非窒素固定性内生細菌Enterobacter asburiae K1-1株を共存培養すると窒素固定活性が向上する。非窒素固定性内生細菌K1-1...
要約 肥育後期の丸粒トウモロコシ給与が、黒毛和種去勢牛の産肉性に及ぼす影響を大麦 給与と比較して検討した結果、丸粒トウモロコシ給与は圧ぺん大麦・挽割り大麦と同等の 肉質が得られることを明らかにした。...
要約 小麦から、種子の休眠性やアブシジン酸感受性に重要な役割を果していると考えられているトウモロコシ等のVP1転写因子と相同のcDNAクローンを単離した。単離したcDNAは、全翻訳領域を含み、TaVP1遺伝子と命...
要約 第一胃分解性の異なる、でん粉質飼料2種類(トウモロコシと大麦)、蛋白質飼料2種類(大豆粕と魚粉)の産乳効果を検討したところ、でん粉質飼料ではトウモロコシの方が採食量、乳蛋白生産量が高く、蛋白質飼...
要約 トウモロコシの細断ロールベールは、細断材料をロールベール成形するため高密度・高品質なサイレージ調製が可能であり、作業台、ロールベールグラブ・解体台を用いることにより省力的なロールベール解体搬送...
要約 夏作長大作物の収穫後飼料畑に、表面播種攪拌法もしくは無鎮圧法による簡易播種技術を導入することにより、生産性の大きな低下なく冬作物を省力的に栽培できる。水田裏作では、表面播種攪拌法によりイタリア...
要約 乾燥豚ぷん、オガクズ牛ふん堆肥、発酵鶏ふんの3種の資材について、窒素の肥効率を明らかにした。化学肥料の窒素利用率を100として比べた窒素の肥効率は乾燥豚ぷんが54~70,オガクズ牛ふん堆肥が33~36,...
要約 小麦流通制度の転換に伴い、需要減少と価格低下が懸念されている国内産小麦を採卵鶏自家配合飼料原料として30%配合したものは、トウモロコシ主体の自家配合飼料(71%)と同程度の生産性が得られ、安価な飼料...
いもち病抵抗性イタリアンライグラスとエン麦の晩夏播き混播栽培
要約 いもち病に抵抗性が強い極早生イタリアンライグラス山系31号を利用すると、晩夏播きによる極早生エン麦との混播が可能である。その場合、年内草の乾物収量、粗蛋白質収量および可消化乾物収量がイタリアンラ...
アルファルファにおけるアルミニウムストレスに対応した有機酸分泌の特性
要約 アルミニウムストレスに応答し、アルファルファ幼苗が根から分泌する有機酸量には品種・系統間差が見られた。分泌量はストレス負荷後、一定の誘導時間を経て増加し、主な有機酸種は幼苗から生長するに伴いク...
要約 リン酸吸収を菌根に依存しないアーバスキュラー菌根菌非宿主作物の生育は、前作物の影響を受けにくい。一方、宿主作物の生育・収量は宿主作物跡地で優る。しかし、前年に宿主を栽培することによる増収効果に...