要約 〔要約〕ハダニの天敵農薬であるチリカブリダニは一般に殺虫剤に弱いが、A社の製剤の中には合成ピレスロイド剤に抵抗性の個体が高率に含まれ、その程度は実用濃度でも影響を受けないほどの強さで、7種の合...
トマト葉かび病菌[Fulvia fulva(Cooke)Ciferri]レースの地理的分布
要約 〔要約〕1997~1998年に全国各地から採集したトマト葉かび病菌は、レース0、2、,2.4、および2.4.11に判別された。これらのレースのうち、レース2は全国に普遍的に分布している。しかし、レース0、2.4お...
要約 〔要約〕チャ種子サポニン類は、チャ炭疽病に対し防除効果を示す。無処理を基にした防除率は約77%である。防除作用機構は発芽胞子の付着器形成阻害によるチャ葉への侵入抑制に起因する。 キーワード チャ種...
Verticillium tricorpus によるデルフィニウム半身萎凋病(新称)
要約 〔要約〕宮城県において発生した原因不明のデルフィニウム立枯症状は、これまで国内では未発生であるVerticillium tricorpus が関与する新病害である。 キーワード デルフィニウム立枯症状、Verticillium tr...
要約 生桑葉ペーストの原料のための年間新梢収穫技術を開発した。桑園は1.8×0.6m植え付けの根刈り仕立て、地上高50cmで春切りし、萌芽した新梢が50cm以上伸長した段階で、大型バリカン茶摘機で収穫する。年間4回...
要約 「はるの輝」などのワックスレス型ナタネ品種は、無農薬露地栽培の場合、ワックスブルームを有する従来型品種に比べて、コナガ、モンシロチョウ、モモアカアブラムシの発生量が少なく、被害も軽微である。 ...
要約 遊休桑園を利用した接木による桑の実採取園の早期成園化では立通し古条部に切り接ぎすると、活着率が高く、枝条の伸びがよい。カタネオのように旺盛な伸長を示す品種は倒伏が見られる。 背景・ねらい 桑を蚕...
要約 品種候補として期待されるテンサイ褐斑病抵抗性“強”系統を用いて,薬剤散布法を検討したところ,抵抗性“弱”品種に比べ,薬剤散布開始時期の遅延および薬剤散布間隔の延長ができるので,散布回数は,1~2回...
要約 ジャガイモ疫病,テンサイ褐斑病に対して,100l/10aと同程度の効果を示す薬剤散布量は80l/10a(20%減量散布)で,てんさいに対するヨトウガ,コムギ赤さび病では60l/10a(40%減量散布)である。減量散布は100l/10a...
要約 根腐病菌を接種・培養したオオムギ培地の粉末を接種源に用いた地上部接種によるテンサイ根腐病(Rhizoctonia solani)に対する抵抗性検定手法を開発した。本手法では、従来の埋設接種より発病が遅れるが、接種...
要約 水稲の播種直後~緑化期におけるケイ酸カリウム試薬10~20倍溶液の0.5L/育苗箱灌注処理は、苗いもちの発病抑制効果が高い。 背景・ねらい 近年、いもち病罹病性品種の作付け増加、育苗期の管理の不備など...
要約 ナガチャコガネ 3齢幼虫の発生時期である秋冬期に茶園雨落ち部における25cm立方の土壌中に幼虫が 6頭以上いる場合、翌年の一番茶芽に被害が見られ、要防除密度と推定される。 背景・ねらい 茶樹は、ナガチャ...
要約 歩行式クローラー型運搬機に動力噴霧機と貯水タンクを取り付け、安価で小型の桑園畦間走行用の乗用型動力噴霧機を開発した。本機の全長は250cm、幅100cmで、薬剤散布幅は250cm、本機の回転には3m以上の枕地...
要約 1998年以降、奄美群島のハウス栽培宿根アスターに発生したうどんこ病の病原菌はErysiphe cichoracearum型のOidium sp.で、防除薬剤としてはBDEDC乳剤、イミノクタジン酢酸塩・ポリオキシ...
要約 チャ200品種・系統の炭疸病抵抗性を検定評価した。このうち、22品種・系統については全く発病が認められず、育種素材として活用できる。宮崎県総合農業試験場・茶業支場・育種科 背景・ねらい 炭疸病Colleto...
要約 チャノナガサビダニは、煎茶園、玉露園とも春期と晩秋期の二山型の発生パターンを示す。また、効果の高い防除時期は、一番茶期の萌芽前である。福岡県農業総合試験場八女分場・茶研究室 背景・ねらい 従来は...
ナバナの根こぶ病抵抗性育種素材として有望なルタバガ「WYE」
要約 福岡県築上地域で発生しているナバナ根こぶ病のレースは1である。Brassica napus L.に属する作物の中でナバナやナタネにはレース1に対する抵抗性はないが、ルタバガ「WYE」に強度の抵抗性がある。福岡県農業...
要約 サトウキビ側枝苗栽培(NiF8春・夏植え、Ni9夏植え)の雑草防除は、活着後に除草剤DCMU50g/10aを土壌処理することで、除草効果が高く、薬害による生育阻害はほとんどみられなかった。沖縄県農業試験場八重山...
要約 桑園のマルチ栽培には崩壊性フィルムが適している。崩壊性フィルムは従来のポリエチレンフィルムと同様な地温上昇効果が認められ,桑の収量が増加する。また,雑草防除効果も高い。鹿児島県蚕業試験場・栽桑研...
埼玉県を中心とする温暖地北部・山間冷涼地における緑茶用品種の適応性
要約 近年育成された緑茶用品種の実用形質について摘採期別では、早生では`めいりょく'、中生では`ふくみどり'、晩生では`ほくめい'が製茶品質や収量が優れていた。中でも`ほくめい'は赤枯れ及び青枯れ抵抗性や炭...