要約 カンショ「スズコガネ」は種小いもを圃場に直接植え付ける省力的な直播栽培に適しており、貯蔵性に優れ、線虫抵抗性を備える。焼酎製造時の純アルコール収得量は「コガネセンガン」と同等以上であり、焼酎の...
要約 「からゆたか」は、いもの肥大が早く、青果用カンショとしてはごく多収である。いもの外皮はやや滑らかで条溝がなく外観が良い。蒸しいもの食味や糖度は「高系14号」並みで肉質は粘である。 キーワード サツ...
低温糊化性でん粉を有するでん粉用カンショ新品種「こなみずき」
要約 カンショ「こなみずき」はでん粉の糊化温度が一般品種のでん粉より約20℃低い。この低温糊化性でん粉はゲルの離水率や硬度が低く、耐老化性に優れ、高分解性である。いもの収量およびでん粉歩留は「シロユタ...
アルカリ-CARV法によるテンサイからの効率的バイオエタノール生産技術
要約 テンサイ根冠部を原料として、磨砕物のNaOH処理・中和後に粘性低下処理を行うエタノール製造工程(アルカリ-CARV法)によりバイオエタノールを製造する。アルカリ処理により粘性低下効率が大幅に向上し、理論...
カンショ「九州159号」を用いた効率的バイオエタノール生産技術
要約 低温糊化性澱粉を有するカンショ「九州159号」を原料として、原料磨砕物の粘性低下後に糖化・発酵を行う工程(CARV法)によりバイオエタノールを製造すると、液化を60℃程度で行うことが可能となり、液化工程に...
要約 バイオ燃料原料として国内で生産可能な資源作物について、栽培に必要な農業生産資材や農業機械によるエネルギー消費量、資材等の価格や労力、収量及び成分をとりまとめたデータベースである。利用者は、デー...
半自動型移植機といも類小型収穫機を利用した落花生の省力化技術
要約 移植機を利用した播種作業は、条間90cmの平高畝に株間24cm、深さ3cmに一粒播種することで、慣行と同程度の収量が得られ、作業時間を慣行の約50%に省力化できる。いも類小型収穫機を利用した掘取り・反転作...
要約 カンショなどを基幹作物とする耕種農家からなる受託組織が、飼料イネの収穫・調製作業を受託する場合、受託作業と作業時期が競合する基幹作物の減収を考慮して出役労賃を設定するか、さらに競合のない作業を...
要約 バレイショでん粉精製カスを基質とし、セルラーゼ酵素製剤とペクチナーゼ酵素製剤を同時に用いることにより、でん粉精製カスの減容化が促進される。その現象は、精製度の高いセルラーゼとペクチナーゼのみに...
バレイショ栽培における線虫対抗植物のネコブセンチュウ密度抑制効果
要約 バレイショー線虫対抗植物体系で、クロタラリアとギニアグラスを組み合わせで、ネコブセンチュウの密度抑制効果が高く、安定している。ラッカセイでは第3作目のバレイショ栽培後に著しく線虫が発生するため...
要約 緑肥作物を鍬込んだ跡地での無施肥時のバレイショ収量は、クロタラリア、ラッカセイ、ギニアグラス栽培跡で、カンショ栽培跡に比べ5割程度増収し、また、施肥窒素量0.5kg/aでもクロタラリア栽培跡で1割程度...
要約 線虫対抗作物の緑肥としての効果は、ギニアグラスの生産量が安定して高く、線虫抑制効果も高い。また、窒素、リン酸、カリウム還元量も多い。 背景・ねらい 早掘バレイショと緑肥作物の輪作体系において、線...
要約 カンショ「オキコガネ」は、蒸しいものブリックスが低く、かつでん粉含量が低いという特徴を持つ。多収で、いもの形状および外観も優れるため、調理素材として幅広く利用できる。 キーワード サツマイモ、低...
要約 紫カンショ抽出液の抗酸化活性は、325nmにおける吸光度あるいは325nmと530nmの吸光度による重回帰に比例して高まる。抽出液の吸光度を測定するのみで抗酸化活性の高い紫カンショを簡便にスクリーニングでき...
青果用カンショを主軸作物とする作付体系における窒素収支と減肥栽培
要約 カンショーダイコン、カンショーイタリアンの体系では窒素負荷はみられないが、カンショーキャベツ、カンショーバレイショ、カンショーゴボウ体系では7~15kg/10aの窒素負荷が認められる。カンショーキャベ...
要約 カンショ作経営の規模別輪作体系及び特徴を線形計画法により明らかにした。小規模では土地生産性の高い加工ダイコン、中規模では労働生産性の高いカンショ作付が合理的で、大規模では加工バレイショとギニア...
要約 カンショのマルチ栽培におけるマルチ除去作業の機械化を図るため、トラクタ直装型マルチ除去機を利用した除去技術を開発した。マルチ除去機を使用することで、フィルムの剥離作業を 1.0hr/10a程度、回収作業...
要約 カンショ直播栽培に使用する種いもを調製するために、150g以下のいもを中央で二つに輪切りにする切断機である。コンベヤ上を移送されてきたいもをノコギリ回転刃で切断する機構で、切断いもはキュアリングの...
要約 カンショ経営への輪作体系の導入条件を一対比較分析と線形計画法により検討し、地力維持効果の付加やカンショ価格低下時に輪作作物の導入が進むこと、また小規模集約経営の規模拡大過程において、耕地面積9h...
要約 ミナミネグサレセンチュウ系統間のカンショ親和性の差異とrDNAのPCR-RFLPパターンの差異は符合する。 PCR-RFLPに基づく3類型間には不完全な生殖的隔離があり、半種レベル以上の相違を示す。カンショ親和性は...