飼料及び堆肥に残留する除草剤(クロピラリド)の簡易判定法と被害軽減対策マニュアル(第2版)
要約 クロピラリドが原因と疑われる農作物の生育障害の発生防止策と、発生した場合の対処方法を記載した総合対策マニュアルである。行政機関を通じた公設試、農業生産団体等による堆肥生産者および堆肥利用者に対...
要約 ナス科・キク科植物を中心に被害を与える国内未発生種を含む8種のポスピウイロイドを網羅的に検出し、さらにウイロイド種の識別を可能とする新たな検査法である。本法により、種苗類からのポスピウイロイド...
要約 ジャガイモやせいもウイロイドおよびトマト黄化萎縮ウイロイド、トマトアピカルスタントウイロイド、コルムネアラテントウイロイドは主にナス科およびキク科の野菜と花き類に感染する。 キーワード 園芸植物...
要約 クマモトネグサレセンチュウは、接種試験に供試した作物のうちキクを含む3作物で増殖が認められ、ニセミナミネグサレセンチュウはキクを含む9作物で増殖が認められる。線虫抑制作物7作物では両線虫種の増殖...
要約 本邦初発生のトマト退緑萎縮ウイロイド(TCDVd)は多くのナス科と一部のキク科植物に無病徴感染し、耐熱性・耐希釈性は極めて高い。また、トマトに感染した本ウイロイドは交配に用いるクロマルハナバチの受粉...
要約 キクわい化ウイロイドの感染性cDNAクローンを合成した。これを鋳型にして合成したCSVd RNAは、天然のCSVdと同様に宿主植物への感染力をもち、接種試験に利用できる。 キーワード キクわい化ウイロイド、感...
要約 世界各地で重要害虫として問題になっているタバココナジラミバイオタイプQは、日本国内で少なくとも30科64種類の植物を寄主として利用する。このうち、バイオタイプBと共通するものは少なくとも19科40種類に...
京都府における果菜類及び豆類のLiriomyza属ハモグリバエの発生種構成
要約 京都府におけるトマト、キュウリなどに発生するLiriomyza属ハモグリバエは、トマトハモグリバエ、マメハモグリバエ及びナスハモグリバエの3種である。トマトハモグリバエが我が国に侵入・定着した2000年以...
国内初のトスポウイルスCSNVによるキク茎えそ病(新称)の同定と診断
要約 2006年、広島県内の施設キクにおいて発生したTSWVに酷似したウイルス症状は、日本で未発生のトスポウイルスであるChrysanthemum stem necrosis virus (CSNV)と同定し、RT-PCRで検出できる。その主要媒介虫は...
促成栽培イチゴのミカンキイロアザミウマの発生に影響をおよぼす要因
要約 促成栽培イチゴを加害するミカンキイロアザミウマの冬期における発生は、春期から秋期に花き類が栽培されている地域に限定される。 キーワード イチゴ、ミカンキイロアザミウマ、発生生態 背景・ねらい 促成...
要約 ホルモン型の除草剤であるクロピラリドが牛ふん堆肥中に残留している場合、トマト栽培における生育障害の原因となることがある。トマト以外でもナス科、マメ科、キク科、セリ科に属する作物はクロピラリドに...
要約 暖地二期作栽培のジャガイモにおいて、アザミウマ類の発生圃場率は高く、春作では生育中後期や収穫期、秋作では生育初期から中期にかけて密度がピークになるが、発生密度は概ね低い。発生種はネギアザミウマ...
RT-LAMPによる数種作物からのトマト黄化えそウイルス(TSWV)の検出
要約 TSWVのNSm遺伝子領域から設計したプライマーを用いたRT-LAMPを行うことで、キク、トマト、ピーマンから、ウイルス核酸の増幅による簡易かつ迅速・高感度なTSWVの診断が可能である。 キーワード TSWV、RT-LAM...
要約 群馬県内のキク半身萎凋病菌は、ナス系菌株である。小ギクは、本病に対する抵抗性に品種間差異が認められる。品種‘はじめ’‘いとこ’‘玉手箱’‘小雨’‘翁丸’の抵抗性は強い。 キーワード キク半身萎凋病、系統、...
粘着トラップを使用したTSWV保毒アザミウマの簡易モニタリング法
要約 至適化されたエライザ法を用いることで、粘着トラップで捕捉したミカンキイロアザミウマからトマト黄化えそウイルス(TSWV)が検出できる。本法により、TSWVによる病害発生の危険性を把握することができる。 ...
要約 これまで害虫として問題になったことのないイラクサギンウワバが,近年多発している。本種は一部の有機リン剤やIGR剤による殺虫効果が著しく劣るなど,薬剤感受性に特徴を示す。 キーワード イラクサギン...
要約 寄生した苗や鉢物の持ち込みなど発生源への注意、発生の早期発見、化学的防除を主とした密度抑制、冬期間のハウスビニール除去による越冬阻止等を組合せることで本種の防除が有効に行える。 キーワード ミカ...
Tomato yellow leaf curl virus自然感染が確認された植物
要約 TYLCVは、ウシハコベとエノキグサの他に、ハコベ、タカサブロウ、ノゲシ、ノボロギク、センナリホウズキおよびホソバツルノゲイトウに自然感染する。また、ノゲシの他に、ベニバナボロギクとシソ科2種に虫媒...
トマト黄化えそウイルス(TSWV)のペチュニアの切離葉による簡易検定法
要約 トマト黄化えそウイルス(TSWV)症状葉の磨砕液をペチュニアの切離葉へ汁液接種し、褐色の局部病斑形成の有無を調べることで、本ウイルスを簡易検定することができる。この方法は酵素抗体法(DIBA法)と同程度...
要約 スプレーギクの養液栽培においてフェノール発泡樹脂はロックウール粒状綿より保水力が小さく、細粒の樹脂が下層に集積しやすいが、生育や切り花品質はロックウール粒状綿と比べて差はなく、代替培地として有...