畑地土壌における各種堆肥の窒素肥効特性と可給態窒素の簡易分析法
要約 畑地土壌における堆肥の窒素肥効率は可給態窒素量(無機態窒素+MAP+PEON量)と相関が高く、無機態窒素とMAPは比較的肥効が早く、PEONの肥効は遅い。PEON量は抽出液に濃硫酸を添加して腐植物質を沈殿させた...
要約 アスパラガスの立茎夏秋どり栽培において、堆肥5~7t/10aをうね上施用すると、全層施用に比べてアスパラガスの1本重が重く株当たりA品収量が多くなる。このとき、うね上施用の堆肥と土壌との間にアスパ...
カンショ残さ添加低リジン飼料を用いた筋肉内脂肪含量の高い豚肉生産
要約 リジン要求量に対しリジンが不足する低リジン飼料を肥育の前後期(体重30~120kg)給与すると、ロース芯中における筋肉内脂肪含量が、リジン適量の飼料を給与した場合に比較して多い豚肉を生産できる。カン...
土壌水分や土性の違いが主要な有機質肥料の窒素無機化に及ぼす影響
要約 灰色低地土における有機質肥料(菜種油粕、豚肉骨粉、魚粕、魚エキス)の窒素無機化率に及ぼす土壌水分変動(pF1.2~2.1)や土性(細粒質、中粗粒質)の影響は小さいが、中粗粒質に比べ細粒質では無機化が速...
要約 養豚の脱水ケーキは、エネルギー源として豚ぷんを重量比で150%添加し水分調整することで、堆肥化温度は60℃を超え、植物の生育障害も見られず、肥料としての利用が可能となる。 キーワード 脱水ケーキ、堆肥...
要約 エゴマ種子タンパク質の多くは緩衝液か食塩水で抽出可能で、トリプシンインヒビター活性がほとんどなく、消化性も良好なため、エゴマ搾油残渣はタンパク質食材としての利用が有望である。 キーワード エゴマ...
牛ふんたい肥の連用は雨よけホウレンソウの収穫後しおれを低減する
要約 牛ふんたい肥連用土壌で育った雨よけホウレンソウは収穫後しおれが少ない。しおれ低減効果には生育中の土壌物理性の影響が大きいと考えられ、しおれが少ないホウレンソウが育つ土壌条件はpF1.5 における気相...
豚ぷん尿曝気液の亜硝酸イオンがコマツナ生育と亜酸化窒素発生に及ぼす影響
要約 豚ぷん尿の曝気液にはアンモニウムイオンの硝化の過程で生成した亜硝酸イオンが蓄積される場合がある。亜硝酸イオンを含む曝気液を施用してもコマツナは正常に生育するが、亜酸化窒素発生量が増加する。 ...
要約 さまざまな肥培管理での窒素溶脱を容易に予測できる窒素溶脱解析ツールSOILN-jpnを開発した。これにより、アンモニア肥料あるいは堆肥を施用した黒ボク土畑圃場から溶脱する浸透水中硝酸性窒素濃度の推移...
要約 規格外バレイショを飼料原料とした混合サイレージを肥育豚(60~110kg)に給与することで、市販配合飼料給与より発育は劣るが、筋肉内脂肪含量が高い豚肉を生産できる。また、その豚肉は通常の豚肉より香り(...
要約 有機栽培たまねぎで収量確保と病虫害軽減を可能とする生産安定化技術(適品種と作型、有機物の施用法および混和法,手押し除草機の効果)と土壌化学性の目標値を検討して栽培モデルを提案する。 キーワード ...
要約 露地栽培トウガンの果実に発生したかさぶた症状による障害はリゾクトニア属菌による新病害で、 褐色あざ病と提案する。 キーワード トウガン、褐色あざ病、Rhizoctonia solani 背景・ねらい 岡山県南部の露...
飼料への酵素添加は離乳子牛の飼料摂取量・日増体量を増加させる
要約 スターターへのペクチナーゼ・キシラナーゼ複合酵素添加は、離乳子牛の乾草摂取量を増加させ、人工乳摂取量の増加を早める。また、離乳子牛の第一胃消化能力を向上させ、6~8週齢の日増体量を高める。 キー...
カンショ茎葉乾燥粉末給与は暑熱による豚肉中脂質過酸化物の増加を緩和する
要約 環境温度23に比べて32で肥育した豚では、豚肉の保水性などの肉質を低下させる脂質過酸化物が増加する。環境温度32で肥育する豚でもカンショ茎葉乾燥粉末を5%添加した飼料を給与することにより、豚肉中脂質過...
コンビニエンスストア残さを主体とする発酵リキッド飼料によるブタの肥育
要約 コンビニエンスストアから排出される賞味期限切れ食品を分別しその成分値により残さを配合、加熱殺菌後、複合スターターを添加して発酵リキッド飼料を調製する。それを肥育後期の豚に給与すると、配合飼料...
家畜ふん堆肥による化学肥料代替は葉菜類のカドミウム濃度を低減する
要約 家畜ふん堆肥等による化学肥料代替率を高め、それに応じて化学肥料の施用量を削減する管理を続けると、土壌へのカドミウム(Cd)の投入量が抑制されるとともに、土壌中の可給態Cdが低濃度になり、葉菜類可食...
キャベツ連作畑における亜酸化窒素発生削減に有効な施肥および残渣管理技術
要約 キャベツ連作ほ場において、異畜種のブレンドたい肥あるいは肥効調節型肥料を使用すると、キャベツ収量は化学肥料施肥とほぼ同等で、亜酸化窒素発生量をそれぞれ38~66%、9~16%削減できる。また、収穫残渣...
家畜ふん剪定残さ堆肥の肥効を勘案したレタス三作連続栽培における施肥法
要約 沖縄本島南部地域の未利用資源である剪定残さを原料として用いた牛ふん堆肥と豚ふん堆肥をレタス三作連続栽培でそれぞれ3.5t/10a、4.6t/10a施用することでカリの無化学肥料栽培が可能で、豚ふん堆肥について...
要約 抗生物質添加飼料(抗生物質区)とオレガノ精油を添加した飼料(ハーブ区)を、子豚に与え発育等について調査した。増体については9週齢までは差はなく、9~12週齢はハーブ区は抗生物質区に劣り、110kg到...
要約 春先の発筍(タケノコが地上に現れること)の時期に豚を竹林へ放牧すると、タケノコを好んで採食するため、新竹の発生を抑えることが可能である。放牧は、発筍前から発筍時期が終了するまでの期間に実施すると...