積雪寒冷地におけるイチゴ四季成り性品種による夏秋どり栽培体系
要約 雨よけハウスにおいて、四季成り性品種「エッチエス- 138」の株冷蔵苗を4月下旬に定植することで、土耕栽培による7月から10 月までの夏秋どりが可能であり、株当たり410 ~ 570 gの商品果収量が得られる...
イチゴ「北の輝」秋春二期どり作型で採苗効率を向上させる2回採苗法
要約 イチゴ「北の輝」を用いた秋春二期どり作型において、ランナー切断同時短日処理、または採苗同時短日処理を組み合わせて、同一親株から2回採苗することにより、7月末までに短日処理が完了した定植苗が約2...
要約 イチゴの夏秋どり栽培には「なつあかり」の越年苗を利用した春定植が有利である。5月から11月までの商品果収量は株当たり600~700gで、越年苗の採苗時期は8月下旬から9月中旬が適する。 キーワード イチ...
要約 GAPの認知状況の違いに関わらず、生産者の多くは内容を理解すればその必要性を認める。また、GAPを導入する場合に問題となることは、実施の判断基準があいまいであること、記帳の時間がないことと考え...
要約 シクラメンでは液肥施用時の窒素成分の硝酸態およびアンモニア態窒素の成分比を7:3に調製した液肥を施用して栽培すると生育が良好となり、出荷後の鉢花品質を高く維持することができる。 キーワード シク...
要約 春に出荷するトルコギキョウは、定植以後を24時間日長で管理した場合、吸水種子の低温処理を行うと 低温処理無に比べて開花が促進される。吸水種子の低温処理を行った場合、定植以後を16時間日長以上で 長日...
要約 「とちおとめ」と「さがほのか」を交配した実生個体から育成した促成栽培向け新品種「あまおとめ」は、大果で食味の良い早生多収品種である。果皮は鮮紅色、果形は整った円錐形で、草勢は強いが、炭疽病には...
要約 フキ新品種「愛経2号」は、高温期の収穫において、葉柄切り口の腐敗及び葉身の黒変が遅く、日持ち性に優れる。 キーワード フキ新品種、高温期、腐敗、黒変、日持ち性 背景・ねらい 愛知県のフキ生産は、出...
八分着色イチゴ果実のMA包装と低温貯蔵を組み合わせた鮮度保持技術
要約 八分着色したイチゴ果実をMA包装し、0~5℃で低温貯蔵することにより、3週間程度の鮮度保持ができる。酸素濃度が10~13%、二酸化炭素濃度10%の条件で果実外観の保持効果が高く、特に0℃・酸素濃度13%の条件が...
着果調整による夏秋雨よけトマトの盛夏期収穫量の抑制と秋期増収
要約 6段花房上部の主枝更新処理または6段花房直下の主枝更新処理により、8月盛夏期の総収穫量が1/2 程度に抑制されるとともに、9~10 月の商品果収量が増加する。 キーワード トマト、着果調整、主枝更新、...
要約 小ネギの発芽率は高温になるほど、土壌ECが高まるほど低下し、温度35℃・土壌EC1.0dS/m以上になると発芽率は10%以下となる。種子をプライミング処理または流水浸漬処理すると発芽率は高まるが、温度35℃・土壌...
イチゴ「あまおう」早期作型における定植後遮光処理による1~2月収量の増加
要約 イチゴ「あまおう」の夜冷短日処理苗を用いた早期作型で、黒色寒冷紗による遮光を定植直後から9月25日の間に開始し、10月20日に終了すると無被覆に比べて、頂果房と第1次腋果房間の葉数が少なく、第1次腋花...
イチゴ高設栽培システムにおけるイチゴ後作チンゲンサイの栽培法
要約 イチゴ高設栽培システムで施設未利用期間を利用した後作品目として、チンゲンサイを導入する場合、不耕起で黒ポリマルチ被覆し、株間20cmで栽培すると、定植から35日程度でL級が収穫できる。 キーワード チ...
要約 縮み系ホウレンソウ品種「寒味」と「ちりめん法蓮草」は、他の縮み系品種に比べ、糖度(以下Brix)が高く、ビタミンC含量も多い。また、収穫前7日間の平均気温が7℃以下となる時期(1月1半旬~2月2半旬)に収穫...
要約 開発した葉付きタマネギ皮剥ぎ調製機は、事前に根切・葉切を行った葉付きタマネギに圧縮空気を吹き付けて球表面の保護葉を剥ぎとるもので、本機を利用することで慣行作業の3~4倍の能率向上が図られる。 キ...
スイカの半促成栽培における果実糖度および糖組成の推移と収穫適期
要約 スイカの半促成栽培において、果実糖度および糖組成の推移と果実品質の低下の関係から、果実内容成分は受粉後日数との関係が高く、収穫適期は短い。よって、受粉後日数により成熟日数を算定すると精度が高い...
イチゴが9月から収穫可能な「短日・スポット夜冷処理システム」
要約 イチゴを短日処理しつつクラウン周辺を局所冷却する「短日・スポット夜冷処理システム」は、6月下旬の本ぽ定植後、9月中旬までの処理で9月中下旬から収穫でき、えき花房が連続出らいし、定植適期の拡大、...
物理的防除資材によるワケネギのネギアザミウマとネギハモグリバエの防除
要約 物理的防除資材である近紫外線除去フィルムと防虫網を組み合わせた施設栽培を行うことでネギアザミウマとネギハモグリバエの被害を抑えることが可能であり、ワケネギの生育および品質にも影響はない。 キー...
キーワード メロン、日焼け、白化防止、黄化抑制、遮光 背景・ねらい 7月中旬以降に収穫するメロンのトンネル栽培では、果皮の白化や黄化が問題となっている。白化した果実は出荷不能となり、黄化した果実も商品...
冬季のトンネル畦間マルチによる初夏どり一本太ネギの高品質多収栽培法
要約 初夏どりネギ栽培では、2畦単位でトンネル及びマルチ被覆する「トンネル畦間マルチ」栽培を行うことにより、上物収量が多くなる。千葉県の北総地域における本栽培法の播種適期は10月上旬で、この場合の定植...