要約 2月に収穫し2か月間貯蔵したキャベツは、糖度やビタミンCが保たれるが歩留りは約6割に低下する。一方、4月まで栽培を延長したキャベツは、球重が約1.5倍になるが糖度とビタミンCが半減し、カットキャベツを...
要約 農村の地域資源を歴史的・地理的な観点から集積、再構築した地域農業史を住民参加で編さん・活用することは、参加者の地域農業に対する理解を喚起させる。さらに、その内容を地域内外へ発信することは、農地...
定植前の透明ポリマルチによる牛ふん堆肥連用圃場の土壌窒素無機化促進
要約 牛ふん堆肥連用圃場で、堆肥を慣行よりも1ヶ月早く施用し、堆肥施用後から定植までの間、透明ポリマルチで被覆することにより地温が上昇し、土壌窒素の無機化が促進され、年内どり作型キャベツでは堆肥のみ...
要約 キャベツを1個ずつトレイで搬送し、箱に収まり易いように斜めに整列させた後、箱をかぶせ、それを反転させることで箱詰めを行うことができる。キャベツ8個の箱詰めを29秒程度で行える。 キーワード キャベツ...
南九州畑作地帯における冬季露地野菜マルチ栽培の不織布二重被覆栽培法
要約 南九州畑作地帯において不織布べたがけ、浮きがけの二重被覆は夜間の保温性を高め、春キャベツ、春ダイコンなど冬季露地野菜の低温障害抑制と生育促進に有効である。 キーワード 不織布、キャベツ、ダイコン...
要約 低分子量キチン資材をトマト茎葉に散布し、その2日後にトマト斑点細菌病菌を接種すると発病が明瞭に抑制される。この効果は、ビニールハウスに栽培したトマトへの接種試験でも実証され、斑点細菌病およびか...
ヨトウガ、オオタバコガ、タマナギンウワバ同時防除を可能にする天敵ウイルス資材
要約 ヨトウガ核多角体病ウイルス(105多角体数/ml)に顆粒病ウイルス由来タンパク質(13μg/ml)を添加した天敵ウイルス資材はタマナギンウワバに高い殺虫効果を示す。ヨトウガとオオタバコガでは、主成分...
トマトにおける低分子量キチンのキュウリモザイクウイルス感染抑制効果
要約 接種2日前に低分子量キチン(LMC)の2,000倍希釈液をトマト地上部に散布しておくことによって、トマトへのキュウリモザイクウイルスの感染が抑制されて発病株が激減する。 キーワード キチン、キュウリモザイ...
要約 非病原性キサントモナス属細菌をキャベツに散布するとキャベツ黒腐病の発病が抑制される。同じ非病原性キサントモナス属細菌をハクサイ、ダイズに散布するとハクサイ黒腐病、ダイズ葉焼病の発病が抑制される...
全面マルチ作で肥料施用量を削減できる「全面マルチ用うね内部分施用機」
要約 肥料を45~50cm幅のうね中心部のみ帯状に施用しながら、うね全体をマルチで覆うことができる。高原や寒冷地におけるレタスの全面マルチ作において、単位面積当たりの肥料施用量を30%程度削減できる。 キーワ...
耕うん同時畝立て局所施肥マルチ作業機による秋どりブロッコリーの減肥栽培
要約 秋どりブロッコリー作において、耕うん同時畝立て局所施肥マルチ作業機で速効性肥料と緩効性肥料を施用し白黒ダブルマルチすることにより、無マルチ全層施肥の慣行に比べて除草剤散布および追肥作業を省力し...
要約 高温により引き起こされるレタスの茎伸長には、茎中の内生ジベレリンの増加が関与しており、これは特定のジベレリン代謝酵素遺伝子LsGA3ox1の発現上昇による。 キーワード 高温、レタス、茎伸長、ジ...
1うね2条の平うね栽培で肥料施用量を削減できる「平うね内部分施用機」
要約 1つの平うねで2条の露地野菜を栽培する平うね栽培において、基肥を移植苗の近傍にのみ帯状に施用することができ、単位面積当たりの肥料施用量を30~50%削減できる。成形板を交換することによって、1うね1条...
経済的インセンティブを考慮した省耕起栽培による温室効果ガス削減効果
要約 省耕起栽培による温室効果ガス削減量は、経済的インセンティブを考慮した場合、慣行栽培比で1.7%(CO2換算)にとどまる。技術的な削減ポテンシャル(3.8~18.1%)を生かすには、3,000円/t CO2eq...
露地野菜の市町村別生産統計と市況情報から詳細な生産実態が読み取れる
要約 市町村別季節別生産統計と青果物市況情報とを用いると、露地野菜産地の位置を市町村単位、出荷期を一週間単位で特定することができる。また、発育段階予測モデルを適用すると生育時の気象環境を特定でき、気...
タバココナジラミ幼虫が成虫まで発育できる寄主植物はバイオタイプBとQで異なる
要約 タバココナジラミは様々な植物を寄主とするが、バイオタイプBはインゲン(「ケンタッキー101」、「ナガウズラ」、「モロッコ」、「本金時」)では幼虫が羽化するまでに死亡する。しかし、バイオタイプQはこれ...
キャベツ等の可食部カドミウム濃度推定に塩化カルシウム土壌抽出法が適する
要約 キャベツ、ハクサイ、ブロッコリー、レタス、エダマメ可食部カドミウム濃度は、土壌pHによって変動する。可食部カドミウム濃度推定には、土壌pHに関わりなく、塩化カルシウムによる土壌抽出法が適している。...
露地野菜畑における土壌流亡や栄養塩流出を解析するためのモニタリングシステム
要約 降雨による土壌流亡や栄養塩流出を解析するためのモニタリングシステムを開発しました。露地野菜畑に簡易傾斜枠を設け、降雨感知式カメラ、流量計、自動採水装置を設置することにより、土壌の侵食と表面流出...
野菜可食部カドミウム濃度低減化におけるうね内部分施用による苦土石灰量削減
要約 苦土石灰と化成肥料を同時に、うね内に部分施用(幅20cm・深さ20cm)すると、エダマメ、ハクサイ、キャベツの可食部カドミウム濃度を従来の全面施用と同等程度に低減可能であり、全面施用と比べて資材施用量を...
要約 結球葉菜類栽培において、収穫後に残渣が大量に発生するが、胚軸部での切断収穫と収穫後の鋤き込みにより、土壌表面に露出する残渣を大幅に削減できる。また、年内最終の耕起を12月に行うことで、冬期の雑草...