要約 キクに大きな被害をもたらしたウイルス様症状を示す「紋々病」は、フシダニの一種キクモンサビダニの吸汁害とされてきたが、本研究によりキクから新種のエマラウイルスが見出され、紋々病葉に特異的に検出さ...
改良部分耕と表土被覆の組み合わせによる環境保全型タロイモ栽培技術
要約 傾斜地において、携帯型深穴掘り器や深溝掘り機を用いた部分耕と有機物マルチを組み合わせてタロイモを等高線栽培すると、慣行(全面耕起、マルチ無し)に比べて土壌侵食量が80~91%減少し、タロイモが3倍程...
シソモザイクウイルスの遺伝的類縁関係ならびに媒介性および宿主範囲
要約 オオバ(青シソ)のモザイク病の病原体であるシソモザイクウイルスは、エマラウイルス属の新種ウイルスであるが、既知エマラウイルス15種が形成する3つのサブグループのいずれにも属さない。宿主範囲はシソ属...
エマラウイルスを網羅的に検出できるディジェネレートプライマーセット
要約 エマラウイルス属ウイルスの保存配列領域をターゲットとするディジェネレートプライマーであり、RT-PCR法により、幅広い既知種を安定して検出できるほか、未知種探索の手がかりとして利用できる。 キーワー...
要約 オオバ(青シソ)生産で大きな問題となるシソモザイク病と、その媒介虫シソサビダニに対して、これら病害虫の発生生態等に基づき、収益性を確保しつつ被害を大幅に抑制できる総合防除体系を解説するマニュアル...
着脱容易で耐久性のある果実被覆資材によるリンゴ日焼け軽減技術
要約 果実への着脱が容易で繰り返し使用可能な果実被覆資材を、強い直射日光にさらされる部位に着果している日焼け発生リスクの高い果実に被覆することで、簡便に日焼けの発生を軽減させることができる。 キーワ...
要約 テンサイ「北海104号」は、主要病害である黒根病および褐斑病に対して北海道の優良品種で最も強い抵抗性を有し、そう根病抵抗性と抽苔耐性を備えた高度複合病害抵抗性品種である。 キーワード テンサイ、高...
シソ科植物に含まれるロスマリン酸は筋細胞のエネルギー消費を促進する
要約 シソ科植物に含まれるポリフェノールであるロスマリン酸は、培養筋細胞のグルコースおよび脂肪酸の利用を促進する働きを持つ。その作用機序としては...
将来の高い二酸化炭素濃度によって、森林全体の光合成生生産量が増加する
要約 二酸化炭素濃度を2倍にしたとき、明るい場所にある葉の光合成能力は低下しました。しかし森の下層(暗い場所)まで考慮した森林全体としては、光合成生産量が増大すると予測されました。 背景・ねらい 森林は...
要約 ショウガ抽出物は脂肪細胞分化を促進しアディポネクチン等の遺伝子発現を増強する。また、PPARγの活性化が認められ作用機序として関与している。抽出物に含まれるショウガの辛み成分である6-ジンゲロール等...
要約 花きの新たな菌類病であるアサガオ黒斑病、インパチェンス類立枯病、スカビオサべと病、ルドベキア黒斑病、ベゴニア根腐病および茎腐病を命名・記録したことにより、各病害を情報に基づいて的確に診断できる...
日本のタバココナジラミ集団の分布域と主要在来集団の簡易識別法
要約 従来法とバイオタイプJpLとNauruの簡易識別法を併用することで、日本に分布するタバココナジラミは、2侵入集団(バイオタイプB、バイオタイプQ)と2在来集団(バイオタイプJpL、バイオタイプNauru)の4集団が識...
要約 沖縄においては、「さちいずみ」等のそばを3月播種、5月収穫すると、台風害を回避し、端境期の夏季に食味に優れる新そばを供給できる。極強酸性土壌で既存産地並の収量を得るためには1t/10aの堆肥施用を要す...
自動抽出した語彙関係と既存シソーラスによるシソーラスの構築・更新支援
要約 大量のテキストの中から自動で抽出された単語間の上位下位関係の情報と、既存のシソーラスを関連づけることで、専門分野ごとの詳細なシソーラスの構築や、既存のシソーラスの更新を支援することができる。 ...
要約 自家消費用リンゴには「気軽に色々と食べたい」というニーズがあり、季節感のある品揃えや購入しやすい価格の設定が求められる。贈答用リンゴには「相手に喜んでもらいたい」というニーズがあり、セット内容...
シソ青枯病の二次伝染を防止する収穫機の刈刃殺菌のための効率的加熱手法
要約 加工用赤シソの収穫で問題となっている収穫機刈刃を媒体とした青枯病の二次伝染を防止するために開発した、刈刃押さえ板に電熱ヒータを組み込む加熱方式は、殺菌効果が得られる90℃以上に効率的に加熱でき、...
要約 世界各地で重要害虫として問題になっているタバココナジラミバイオタイプQは、日本国内で少なくとも30科64種類の植物を寄主として利用する。このうち、バイオタイプBと共通するものは少なくとも19科40種類に...
要約 シコクビエの一部の系統の抽出物は脂肪細胞分化を促進する。また、分化促進に関わる核内受容体のPPARαやPPARγの活性化が認められ、この活性化が分化促進の作用機序であると考えられる。 キーワード シコクビ...
要約 既存品種の自家受粉により育成した実生苗の中から草姿、開花期、花色、葉色などの点で元株より優良な形質のある3系統を選抜し「かいミント」と命名した。そのうち2系統は、コンパクト性に優り、1系統は大...
要約 タイの在来野菜20種の抗酸化活性は栽培時期により変動し、乾期作では暑期作に比べ抗酸化活性が高まる。バジル類では、遮光または水ストレスを与える処理により抗酸化性が低下する。栽培時期等を調節するこ...