要約 移植直前に1~2年生枝を全摘葉することで、省力的に移植後の花の発生を少なくし、優良な結果母枝が確保でき、その翌年から収穫が可能となる。 キーワード 黒ボク土壌、日南1号、移植、根域制限、せん除 背景...
要約 早生温州、普通温州における高糖度果実生産園では固相率が低く、孔隙率は高く、根量も多い傾向にある。 キーワード ウンシュウミカン、光センサー、高糖度、土壌条件 背景・ねらい ミカン選果場に光センサー...
要約 肥効調節型肥料施用により、ヒリュウ台「白川」の幼木期の年間施肥回数を慣行(有機配合肥料施用で2~8月で毎月、10月に1回の合計8回)の1/4に低減し、窒素の投入量を21%削減できる。 キーワード ウンシュウ...
要約 裏年の「白川」は、立ち枝では3~10cmの短い枝、水平枝では10~20cmの中程度の枝、下垂枝では10cm以上の枝が着果しやすい。このため、立ち上がった長い枝と果梗枝を中心に除去する下垂剪定を行うと隔年結果...
要約 ヒリュウ台「白川」では、初着果時の着果程度は単位樹冠容積当たり30果程度とし、上部を無着果とすることで次年度の着果量も確保できる。また、収穫前2ヶ月程度のマルチ被覆で品質の向上が図られる。 キーワ...
要約 早生ウンシュウの高うねマルチ栽培では、収穫の際に脚立が不要である上に、腕の挙上、腰部の前傾等の身体に負担の大きい作業が減少し、軽作業化が図られ、収穫時間が早まる。 キーワード 早生ウンシュウ、高...
黒ボク土壌下「日南1号」における根域制限シート栽培による高糖度化
要約 極早生温州「日南1号」は黒ボク土壌でも、成木移植と併せて根域制限シートを敷設することで、樹体は水分ストレスを受け、高糖度果実生産が可能となる。 キーワード 黒ボク土壌、日南1号、高糖度、成木移植、...
要約 極早生ウンシュウ「おおいた早生」の2月下旬加温開始の省エネハウス栽培では8月下旬に糖度(Brix)11、滴定酸0.9%以下の果実となり、暖房燃料の大幅な節減が可能である。 キーワード 極早生ウンシュウ、おお...
要約 肥効調節型肥料区、秋肥重点施用区が果皮の着色において優れる。肥効調節型肥料区では、施肥の省力化が可能となる。 キーワード ウンシュウミカン、露地栽培、肥効調節型肥料、省力化 背景・ねらい 「肥のあ...
温州ミカン「白川」の植調剤・枝別摘果・マルチによる高品質果実安定生産技術
要約 温州ミカン「白川」に、パクロブトラゾール、エチクロゼートの処理および枝別摘果、マルチ被覆を組み合わせて実施することで、樹勢が安定し隔年結果は小さくなり、高品質果実が安定生産できる。 キーワード ...
要約 「肥のあけぼの」のシートマルチ栽培において、収穫時の目標品質(Brix11度以上、クエン酸含量1.2%未満)の果実生産のためのBrixの時期別基準を作成し、それに従い水分コントロールを行うことで収穫時の目標...
要約 植え付け1年目は、主枝候補枝の頂芽を1本のみに芽かきして支柱に誘引し枝の伸長を促す。2年目は、発芽前に充実した秋枝の外芽で切り返し、主枝は2~3本とした上で、前年枝から発生する新しょうを20センチ間...
高畝マルチ栽培の早生ウンシュウにおけるクエン酸資材施用による樹勢維持と減酸促進
要約 高畝マルチ栽培の早生温州において、発根期にクエン酸資材を土壌施用することで、根活性が高まり、葉色は高い値で維持され、果実の減酸も促進される。 キーワード ウンシュウミカン、クエン酸資材、樹勢維持...
早生温州への夏肥窒素増肥は着果樹の根中窒素配分と貯蔵デンプンを増す
要約 ウンシュウミカン「興津早生」の幼木において夏肥窒素の多施用は、冬季における地下部窒素を増し、着果樹の方が窒素増量の効果が高く、翌春の花や新梢への寄与も高い。また、根のデンプン含量は着果負担によ...
11月に成熟する減酸の早いカンキツ交雑品種「広島果研11号」の育成
要約 「広島果研11号」は、「清見」と「サザンレッド」を交配して育成した大果で減 酸が早く良食味のマンダリンタイプの交雑品種で、育成地では11月下旬が成熟期となる。 キーワード カンキツ、品種、育種、マ...
冬期葉中カリウム濃度によるウンシュウミカン「大津4号」の着花量予測
要約 大津4号の3月1半旬の葉中カリウム濃度から、着花量を推定できる。また、葉を採集した前後2ヵ年の収量の変動値と葉中カリウム濃度の関係から、規格外の大果比率を下げる樹体、結実管理方法を判定できる。...
要約 ソラマメ種子を流水中に3~4日さらし,わずかに発根させるとコナカイガラムシ類の餌として継代飼育に利用できる。 キーワード コナカイガラムシ類、飼育、ソラマメ催芽種子 背景・ねらい 近年、ブドウ、カキ...
園内に敷設した裁断枝の大きさがカンキツ黒点病菌の発生に及ぼす影響
要約 剪定枝の裁断程度を変えてウンシュウミカン園に敷設すると、粗く裁断するほど黒点病の伝染源となる危険性が高い。その危険性を下げるためには、30mm以下の長さに細かく裁断する必要がある。 キーワード ウン...
要約 労働負荷が大きく土壌改良が困難な急傾斜ウンシュウミカン園においては、おがくず牛ふん堆肥を原料とする成型堆肥を施用することで、楽に土壌改良と細根の増加を導くことができ、施肥量の削減にもつなげられ...
ウンシュウミカンの育苗と運搬作業の軽労化のための軽量培地利用法
要約 粉砕もみ殻と樹皮堆肥の混合培地は、慣行のマサ土と樹皮堆肥の混合培地に比べて重量が55%軽いので運搬作業時間を30%短縮でき、労働負担も軽減できる。なお、培地の資材費は同等でウンシュウミカン2年生苗...