要約 夏秋季のエチクロゼート3回散布、冬季のジベレリン生合成阻害剤2回散布は、ともにウンシュウミカン及びポンカンの花芽形成を促進し、翌春の着花数を増加する。エチクロゼートとジベレリン生合成阻害剤の重...
タイ国でのカンキツトリステザウイルス (CTV)弱毒系統の収集
要約 タイ国ではカンキツトリステザウイルス( CTV)の検定植物であるライムが経済栽培され、自然の高温により弱毒化されていると推測されたので、各地のカンキツ園のライムの新葉の病徴がvein clearing 及び軽微...
要約 カンキツ潮風被害樹における改植基準は、被災直後の落葉率で90%以上である。被災直後の摘果は、樹体の早期回復に有効である。 背景・ねらい 潮風による被害の程度が著しく、回復が望めない樹では改植を...
要約 カンキツに発生するワタアブラムシはナズナ等の雑草で越冬し、春季にカンキツを寄主選好する。夏季にカンキツに寄生せず、エノキグサ等の雑草に寄生する。本種はカンキツと雑草上の間を主に寄主転換しながら...
要約 カンキツ新品種候補「口之津19号」は、育成系統「清見×アンコールNo.2」に「マーコット」を交雑し、育成したタンゴールである。大果で肉質は柔軟・多汁、芳香があり、高糖度で食味良好な少核品種である。2...
ウンシュウミカンからのβ−クリプトキサンチンを生成する酵素遺伝子の単離
要約 β-カロテン以上の健康増進効果が期待されるβ-クリプトキサンチンの合成酵素(β-カロテンヒドロキシラ-ゼ)遺伝子を世界で初めて単離した。この遺伝子を用いて農作物のカロテノイド組成を改変できる可能...
傾斜地カンキツ作における園内作業道・小型機械導入の経営経済的効果
要約 平均傾斜度25度のカンキツ園地における園内作業道・小型機械の導入は、慣行体系に比較し46.7時間/10a、35%の省力化を可能にする。また、機械償却費、園内作業道償却費、燃料費などが増加するが、大幅な省...
要約 代表的なカンキツ10品種についてRLGS解析を行い,枝変りや珠心胚実生の過程で変異したと思われる品種間差を示すスポットを見出した。また,体細胞変異の発生メカニズムを解明する糸口になると考えられる,品...
要約 〔要約〕傾斜地みかん園に対し,夏季から収穫期まで樹冠下のみに多孔質シートをマルチすることにより,土壌温度の上昇を抑制し,潅水後の土壌水分の維持が図られ,ひいては光合成能の増加となり,収量を低下...
要約 〔要約〕3列植え密植園(2×3m植え)に対し,中1列の樹を縮伐すると1年目は減収するものの,2年目はかえって増収する。間伐した場合も同様で,1年目の減収は3割と大きいが,2年目には樹冠拡大が優...
要約 平均傾斜度25度のカンキツ園地における園内作業道・小型機械の導入は,慣行体系に比較し46.7時間/10a,35%の省力化を可能にする。また,機械償却費,園内作業道償却費,燃料費などが増加するが,大幅な省力化によ...
温州みかんの棚仕立て隔年片側交互結実法による管理作業時間の短縮
要約 〔要約〕1列植えで樹形を柵仕立てにしている温州みかん(杉山温州)に対し隔年に樹冠の片側だけ結実させ,残り反対側は強剪定・全摘果剤散布という栽培法を取り入れることにより,果実品質は大差なく,収量...
パワーハンド利用によるカンキツ用コンテナ積み降ろし作業の軽労働化
要約 収穫されたウンシュウミカンの貨物自動車及び倉庫での積み降ろし作業に軽四輪貨物自動車に搭載できるパワーハンド(エアバランサー)を用いることにより、手作業に比べて約3倍の時間を要するが、作業負荷が...
潮風害を受けたウンシュウミカンの光合成産物の分配特性に基づく樹勢回復法
要約 潮風害を受けたウンシュウミカンの果実を残した場合、光合成産物は果実に多く蓄積され、他の器官への分配が低下する。また細根の呼吸活性及び量とも低下する。したがって、被害後直ちに摘果するほうが樹勢の...
食味良好でオレンジ香のあるカンキツ新品種候補「カンキツ口之津20号」
要約 カンキツ新品種候補「カンキツ口之津20号」は、「清見」に「トロビタ」オレンジを交雑し、育成したタンゴールである。肉質が柔軟・多汁でオレンジ香があり、減酸しやすい食味良好な少核品種である。成熟期は...
要約 極早生ウンシュウ系統の早期加温栽培で、「崎久保早生」は他の極早生系統に比べて熟がやや早く、「宮川早生」と比較すると25日早い。また、樹冠容積が大きく、収量も多く、果実品質も良好である。 背景・ね...
要約 ウンシュウミカンの重要ウイルスである温州萎縮ウイルスの塩基配列を世界で初めて明らかにした。塩基配列の解析の結果,温州萎縮ウイルスのRNAポリメラーゼ遺伝子は他のウイルスと相同性が極めて低い特殊...
要約 カンキツ新品種「陽香」は,「清見」に「中野3号ポンカン」を交雑して育成したミカンである。糖度が比較的高く,ポンカンに似た芳香の強い食味良好な大果・無核品種である。適熟期が1~2月であることから...
要約 カンキツ新品種「天香」は,「清見」に「アンコール」を交雑して育成したミカンである。アンコール香とオレンジ香を併せたような香があり,肉質が極めて柔軟・多汁で,食味良好な豊産性の無核品種である。12...
要約 「F.N.ワシントン」ネーブルオレンジと「林ウンシュウ」の間で育成された種間細胞融合雑種で四倍体の品種である。果皮が厚く,強いオレンジ香の,柔軟多汁で酸味の強いカンキツである。花粉稔性を有する...