要約 「天草」の加温栽培において1月下旬から5月下旬まで加温を行い、8月下旬から12月上旬まで節水灌水を行うと、糖度12以上の果実が収穫できる。さらに、完全着色期にジベレリンを散布するとクラッキングの発...
要約 カンキツ樹脂病菌はカンキツ黒点病菌と対峙培養すると有性世代を形成する。また、両菌のrDNA ITS領域のRFLPパターンが一致する。このことから、カンキツ樹脂病の病原菌はカンキツ黒点病の病原と同一のDiapor...
要約 病原性や血清学的性質の異なる日本産カンキツトリステザウイルス(CRV)分離株の塩基配列を比較し、それらを3群に大別した。I群には強毒株、II 群には弱毒株、III 群には強毒株と弱毒株が含まれた。強毒株...
ユズに発生したLachnum abnormeによる幹腐病 徳島果試
要約 徳島県の山間部でユズの枝幹部がすり鉢状にくぼみ、木質部まで腐り込む凹陥性幹腐症が発生した。病原菌はLachnum abnorme (Mot.)Haines&Dumontである。病名を「ユズ幹腐病(みきぐされびょう)」と命名...
カンキツ成分の前駆脂肪細胞分化促進作用及び糖尿病マウスにおける血糖低下作用
要約 カンキツ特有の配糖体成分であるヘスペリジン、ナリンジンや、そのアグリコンは前駆脂肪細胞の脂肪細胞への分化促進作用を示す。糖尿病マウスにナリンゲニンを投与すると血糖の低下など症状の改善が見られる...
要約 カンキツ「不知火」に対する窒素施用量は10a当たり慣行量(32kg)より少量施肥(21kg)の方が適しており、施用時期は2月上~3月上旬、4月上旬、6月上旬、9月上旬、11月上旬の年5回均等に行う。 背景・ねらい...
要約 「不知火」は1月下旬から5月下旬まで加温栽培を行うと、11月下旬には糖度13以上、クエン酸1g/100ml以下の果実が収穫でき、常温庫内で約2週間予措すると果実品質が向上する。 キーワード 不知火、11月下旬、...
要約 カンキツトリステザウイルス(CTV)に対する弱毒ウイルスを2株選抜した。この2株は、CTVに感受性の高いユズや2種の栽培品種において、生育阻害や病徴発現が認められず、幼苗割り接ぎ法による強制接種試験で...
加温ハウス栽培されたカンキツ「不知火」における酸含量の減少の要因
要約 加温ハウス栽培「不知火」において、酸含量の減少が遅い園はハウス栽培の温州ミカンに高接ぎされた園で、有効土層は比較的浅く、細根重は小さく、ビニル被覆期間中のかん水量が少ない。鹿児島県果樹試験場・...
ハウス高うね栽培における「ヒリュウ」台カンキツ品種の生育および収量
要約 カンキツのハウス高うね栽培で「ヒリュウ」を台木にすると、春枝の節間長が短くなり、葉も小型化し、わい性の特徴を示す。「今村温州」や「清見」では生育の抑制程度が強く、樹冠容積当たりの収量が多くなる...
要約 満開後3~13日にジベレリン25ppmをカンキツ「不知火」の幼果に散布処理することにより、高い生理落果防止効果が得られ、収量が増加する。この落下防止効果は作型、樹勢、樹冠部位に関係しない。熊本県農業研...
要約 「不知火」の加温ハウス栽培では、着果量を樹冠容積1立方メートル当たり14果内外とすることで、果実の大きさが3L~4L果主体となり、細根活性が高く樹勢が維持でき、翌年の着花(果)も良好で安定生産できる...
傾斜地カンキツ園の歩行型防除機とクローラ型運搬車利用による防除、運搬作業の省力化
要約 傾斜地カンキツ園で作業道を整備して、歩行型防除機やクローラ型運搬車を活用すると、防除、運搬作業時間は大幅に短縮され、散布薬液量は手散布に比べ少なくなり、防除効果も問題はない。長崎県果樹試験場・...
要約 園内道の整備及びスピードスプレーヤ(SS)等の省力防除機や運搬車の導入による低コスト、省力・軽作業化を図る指標として、カンキツの省力機械化営農モデルを作成した。モデルは担い手のタイプにより、専業...
要約 早春に収穫される「カラ」を、パイプハウスを利用して保温性のある寒冷紗で10月から収穫期まで被覆することによって、果実品質に影響することなく、す上がり果の発生を軽減し、冬期の落葉も軽減できる。 背...
トリヨード安息香酸 (TIBA) によるカンキツ「清見」の生理落果調節
要約 「清見」の落果はトリヨード安息香酸(TIBA)の処理位置により促進・抑制されることが明らかになった。生理落果期にIAA極性移動阻害剤である TIBA を離層より果実側に処理することで落果は促進され、枝側に...
要約 キンカン新品種「ぷちまる」は「ナガミキンカン」に「4倍体ニンポウキンカン」を交雑して育成した3倍体のキンカンである。極少核性で食べやすい。成熟期は1月で、果皮の甘味が強く食味良好である。 背景...
要約 発がん抑制効果の高い物質として注目されるプロビタミンAのβ-クリプトキサンチンは、特にウンシュウミカン、ポンカン等のミカン類と、キンカンに多く含まれる。 背景・ねらい
カンキツの果実には、数十...
11. カンキツ成分の前駆脂肪細胞分化促進作用及び糖尿病マウスにおける血糖低下作用
要約 カンキツ特有の配糖体成分であるヘスペリジン、ナリンジンや、そのアグリコンは前駆脂肪細胞の脂肪細胞への分化促進作用を示す。糖尿病マウスにナリンゲニンを投与すると血糖の低下など症状の改善が見られ...
要約 ケルセチンやカテキン、シアニジン等二つ以上の隣り合った水酸基を持つフラボノイドはラジカル消去能に優れている。この隣り合った水酸基に糖が結合した配糖体では、ラジカル消去が著しく低下する。 背景...