要約 「励広台1号」は、イチジクとイヌビワの種間雑種であり、イチジク株枯病に真性抵抗性である。休眠枝や緑枝挿し木によって容易に繁殖でき、「桝井ドーフィン」および「蓬莱柿」との接ぎ木親和性は高い。 キー...
エマラウイルスを網羅的に検出できるディジェネレートプライマーセット
要約 エマラウイルス属ウイルスの保存配列領域をターゲットとするディジェネレートプライマーであり、RT-PCR法により、幅広い既知種を安定して検出できるほか、未知種探索の手がかりとして利用できる。 キーワー...
イチジク株枯病抵抗性をもつイチジクとイヌビワの種間交雑体の獲得
要約 イチジク花のうにイヌビワの花粉を受粉することによって、交雑種子を多数獲得できる。種子の発芽率は高いが、生存率は数%である。種間交雑体は、イチジク株枯病に対してイヌビワと同程度の強い抵抗性をもつ...
要約
フジコナカイガラムシを芽出しソラマメで飼育した結果、雌のふ化から羽化までの発育零点は12.2℃、有効積算温度は331日度と推定された。これらパラメータを用いると発生時期が推測で...
要約 一文字整枝のコンテナ栽培イチジク「桝井ドーフィン」(3年生、結果枝6本/樹)の発芽直前から落葉直前までの乾物増加量は3813g、養分吸収量は窒素29.4g、リン6.6g、カリウム36.0g、カルシウム38.6g、マグ...
要約 イチジク「桝井ドーフィン」の密植株仕立て栽培は、凍寒害当年並びにその後において一文字整枝栽培の2~3倍程度の収量を確保できる。また、結果枝が定芽で確保できない場合は、不定芽を利用しても定芽と同...
イチジク「蓬莱柿」の冬季の切り返しせん定による収穫ピークの分散
要約 冬季にイチジク「蓬莱柿」のすべての結果母枝を2芽で切り返しせん定することにより、慣行の間引きせん定と比較して、発芽が遅れ新梢伸長が旺盛となり収穫開始が遅れるため、収穫ピークが分散され収穫後半の...
イチジク果実への袋掛けによるスリップス被害と腐敗果発生の防止
要約 イチジクで果実横径20mm前後の幼果に通気性のある透明の袋を掛けると、スリップス被害を防止できる。袋は収穫時まで残すと、雑菌を媒介するショウジョウバエなどが果実へ接触できないため、収穫時および貯 ...
要約 主要イチジク品種「桝井ドーフィン」の台木として品種「Ischia Black」を用いると、 イチジク株枯病汚染圃場でも枯死を回避できる。この接ぎ木苗は自根樹に比べていや地現象の影響も 受け難いため、本病による...
要約 クワの葉がカイコ以外の昆虫に対して強い毒性と耐虫性を持つことと、その原因がクワの葉から滲出する白い乳液に高濃度で含まれる糖代謝の阻害剤として知られる3種の糖類似アルカロイド物質や高分子物質など...
要約 磁性シリカビーズ吸着法でDNA抽出しsemi-nested PCRを行うことで、土壌やイチジク組織からイチジク株枯病菌を高感度に検出することができる。 キーワード イチジク株枯病、Ceratocystis fimbriata、PCR検出 ...
強勢台イチジク「桝井ドーフィン」の挿し木接ぎによる育苗と幼木管理法
要約 強勢台木を使用したイチジク「桝井ドーフィン」栽培において、迅速な育苗には挿し木接ぎが有効である。また、接ぎ木当年に新梢を摘心して発生させた副梢で主枝を整え、結果枝をより多く確保することで、自根...
要約 12月に加温を開始するイチジクのボックス栽培で液肥を施用する場合、着果開始期から摘心期までの施肥割合を増加させることで、結果枝上位節での着果率が向上し、収量が増加する。 キーワード イチジク、隔離...
要約 イチジク「桝井ドーフィン」の苗木を慣行の5倍、列間1.8m、株間0.8mの株仕立てで密植することにより、植え付け2年目で成園並みの収量を得ることができる。 キーワード イチジク、5倍密植、早期成園化 ...
イチジク「桝井ドーフィン」栽培におけるイチジク株枯病およびいや地の発生に応じた台木の選択
要約 いや地被害を受けにくい「Zidi」及び「King」を台木とするイチジク「桝井ドーフィン」苗は、イチジク株枯病が発生していない圃場に定植する。一方「Celeste」台「桝井ドーフィン」苗はイチジク株枯病の被害...
要約 イチジク「桝井ドーフィン」において、加温栽培により冬期(12月~3月)に収穫するには、春から伸びた結果枝を8月にせん定または誘引し、新しい結果枝を発生させる。この時、着果率を向上させるためには春...
透湿性白色シートを用いたイチジク「桝井ドーフィン」の高品質果生産
要約 イチジクの樹冠下への透湿性白色シート被覆により、果実の糖度、着色が向上する。また、腐敗果が減少し、日持ちも向上する。果実品質向上効果は7月被覆開始が最も高いが、6月に被覆開始すれば、スリップス...
要約 パスツーリア菌胞子懸濁液は、黒ボク土壌表面処理後に1平米当たり20Lの水を灌水するか、同量の水で灌注処理すると、サツマイモネコブセンチュウに対する胞子付着効率が高い。 キーワード パスツーリア菌、サ...
要約 ショ糖濃度6%のMS培地にイチジク「桝井ドーフィン」の葉片を明条件下で葉片の上辺部位を表に置床して培養すると、短期間で高頻度に不定芽を誘導することができる。 キーワード イチジク、不定芽、糖濃度、...
要約 パパイアやイチジク属植物を始めとする植物の乳液中にしばしば存在するシステインプロテアーゼは、鱗翅目害虫に対し顕著な殺虫毒性を示す植物の防御タンパク質である。これらの植物の葉の強い毒性は、乳液の...