日本ナシ「新高」における土壌改良による土壌硬度の改善と細根量の増加
要約 日本ナシ「新高」において土壌硬度の高い園では土壌容量の約3割のピートモスを混ぜ合わせ埋め戻すことによって土壌硬度を改善し効果を維持するとともに細根量の増加を促すことができる。 キーワード 日本ナ...
日本ナシにおける強風による落果軽減のための棚の鋼管パイプ補強および収納式支柱設置
要約 日本ナシの台風被害の軽減対策として鋼管パイプを棚に設置し、併せて台風来襲時のみに折りたたみ式の支柱を用いることにより、棚の振動は従来の鋼線棚と比較して鋼管補強のみで約50%、さらに収納式支柱併用...
要約 日本ナシ「新高」では、「新興」、「にっこり」、「鴨梨」等が受粉用品種として適する。全花そうの約半数の花芽の先端を3/4程度切除すると摘果時間が約1/2に短縮でき、受粉に羽毛回転式接触型の人工受粉機を...
要約 日本ナシ「新高」の生育期各ステージにおける樹相を調査し、高収量、高品質、安定生産が可能な樹相を数値によって指標化し、好適生育基準を策定するとともに、それへの誘導技術を確立した。 キーワード 日本...
日本ナシの鋼管パイプ棚と棚下ネット設置による台風被害軽減技術
要約 日本ナシにおいて、鋼管パイプ棚は従来の鋼線棚より台風による棚の振幅が小さく、落果が少ない。また、台風襲来前にネットを棚のすぐ下に弛みをつけずに張ることにより、落下果実の打ち傷が防止または軽減で...
要約 日本ナシ「晩三吉」果実の後期肥大は降水量が多い方が良好である。果実の成熟所要日数は190~200日で、その積算温度は約摂氏4500度である。適正生育相はLAI1.5~2.0、着果枝の側枝齢4~7年生、側枝間隔70~8...
要約 日本ナシ「新高」のていあ部の亀裂は、摘果時に着果番位の高い果実または有てい果を選定すること、小袋を交配後20日目の早期にかけること、カルシウム剤を満開後10日目から10日間隔で5回散布することで軽減...
要約 日本ナシ「新高」のみつ症は、8~9月の適度な潅水、9月の1か月間の遮光処理、交配後20日目の早期の小袋かけ、満開後10日目及び満開後100日目からの10日間隔、各5回のカルシウム剤散布、早期収穫と低温貯蔵の...
要約 結果枝の摘心処理を行うと、満開後15~20日の本摘果1回のみでも糖度を低下させることなく、果実肥大や玉揃いが良く、安定した収量が得られる。また、摘果、せん定時間ともに短縮され、摘心と新梢誘引を...
機械深耕と堆肥の局所施用を組み合わせた日本なし「幸水」の樹勢回復技術
要約 高樹齢化した日本なし「幸水」に対し、ホールディガーおよびコイル式深耕機を用いて深耕を行い、堆肥を土壌中層に局所施用することは、細根を大量に発生させ、果実の肥大効果が認められ、樹勢回復、多収生産...
日本ナシ「新高」の果実ていあ部亀裂と着果番位および果実品質との関係
要約 日本ナシ「新高」の果実ていあ部の亀裂は、着果番位が低く、果実が大きく、果肉硬度が低い果実ほど発生しやすい。有てい果は発生が非常に少ない。大分県農業技術センター・果樹部 背景・ねらい 日本ナシ「新...
要約 日本ナシ「幸水」で、農林水産省果樹試験場で開発された満開後33日間の平均気温から収穫期(盛期)を予測するモデルを改良した鹿児島県用モデルによって、精度の高い予測が可能である。鹿児島県果樹試験場・...
要約 「新高」の適期収穫のため、目安となる満開後日数や果皮色の基準値を設定した。この基準値と着果部位による成熟特性を加味した上で収穫することにより品質の向上と斉一化を図ることができる。 背景・ねらい ...
要約 日本ナシ「豊水」にカルシウム資材を満開10日後から10日間隔で5回葉面散布することでみつ症の発生が減少した。しかし、糖度は低くなり、果実肥大が抑制される等の果実品質の低下も見られた。宮崎県総合農業...
Alternaria alternataによるセイヨウナシ黒斑病
要約 新潟県内の西洋ナシ品種「ル レクチエ」に発生する腐敗芽および黒変葉は、Alternaria alternata によって引き起こされる病害である。同菌による西洋ナシの病害は、本件が初めてであることから、本病をセイ...
火山灰土壌における高樹齢日本なし「幸水」の収量に関与する樹体要因
要約 火山灰土壌に栽培された高樹齢日本なし「幸水」(25年生以上)の樹体調査を行い収量との関係を検討した結果、収量には5月下旬の全葉数に占める10cm以下新梢葉数比、予備枝配置本数及び1側枝当り着果数が主に関...
要約 日本なし 「幸水」は高樹齢化によって樹勢低下が目立ってきているが、摘らいによって短果枝の展葉数が増加し、新梢の発生も多くなり樹勢回復に有効である。果実肥大は促進され、小玉果が減少し収益性が向上...
機械深耕と堆肥の局所施用を組合せた日本なし「幸水」の細根増加技術
要約 高樹齢化した日本なし「幸水」の細根量と果実収量との間には正の相関が認められる。細根量を増加させる対策として、ホールディガー、コイル式深耕機による中層への堆肥の局所施用は活性の高い新根を発生させ...
リンゴ黒点病の病原菌Mycosphaerella pomiの新宿主ニホンナシと伝染源としての役割
要約 リンゴ黒点病の病原菌Mycosphaerella pomiの宿主として、新たにニホンナシを確認した。ニホンナシも伝染源として重要であることを明らかにした。 背景・ねらい 青森県県南地方ではリンゴ黒点病が多発してお...
要約 日本なしのせん定作業に雇用労力を導入し、園主等の基幹従事者と労働調整を図るための作業法を開発した。せん定適期前の落葉期までに園主がせん除する側枝に目印を付け、当該側枝等のせん定作業は雇用者に委...