果樹等せん定枝堆肥のイチジク株枯病及びナシ等白紋羽病に対する安全性
要約 せん定枝の堆肥化の過程で保菌せん定枝中の株枯病菌は死滅する。また、果樹・街路樹せん定枝堆肥化物は、生せん定枝チップと比較して、園地に施用した場合の白紋羽病発生助長の可能性は低いと考えられる。 ...
要約 アイガモを、水田同時作の場合と同様の発育曲線となるように10日齢から56日齢まで制限給餌で飼育し、その後4週間高蛋白・高エネルギー飼料を自由給餌させたところ、84日齢まで自由給餌した場合と同様...
胸最長筋の粗脂肪含量が高い枝肉ではもも筋肉の粗脂肪含量も高い
要約 黒毛和種去勢肥育牛のもも筋肉の粗脂肪含量は胸最長筋粗脂肪含量の32%~65%程度である。また、胸最長筋前部(第6~7胸椎部)ともも筋肉の大半を占める大腿二頭筋、半膜様筋および半腱様筋の粗脂肪含量には...
要約 中晩生モモの果肉褐変症は、適正着果(樹冠占有面積1m2当たり15~17果)、適期収穫(果肉硬度2.0kg前後)を行うことで軽減できる。また、果実袋との関係では、白色の一重袋が遮光袋よりやや着色は劣るものの...
減圧染色法によるイグサの染色に適する食用色素および草木染め色素
要約 減圧染色法を用いて食用色素の青1号、黄色4号および赤色106号でイグサを染めると反応染料より鮮やかに染まる。耐光性と乾燥摩擦堅ろう度は塩基性染料より強い。草木染め色素であるシブキは暗茶色、茜は暗褐...
要約 新しく開発された複合交信攪乱剤(コンフューザーR)は、ハマキムシ類に対する効果が従来の製剤よりも改善され、シンクイムシ類に対しては従来の製剤と同等である。また、キンモンホソガ対応成分が取り除か...
要約 土壌表面管理の異なる露地のモモ園において、動水勾配法と水収支法により土壌水の流れを測定し、これに土壌溶液濃度を乗ずることで土壌養分の流亡量を把握することができる。窒素、石灰、苦土の年間流亡量は...
要約 青森県の「りんご病害虫防除暦」では、夏期(7~8月)、約10日間隔で6回の薬剤散布を行っているが、薬剤の効果的な使用により散布間隔を15日とし、防除回数を1回削減できる。 キーワード リンゴ、病害虫、防...
要約 不織布ポットでモモ1年生苗を2年間育苗した場合、掘り上げ作業が短縮、簡便となり、細根が多く、定植後2年目には結実させることが可能な大苗を育成することができる。 キーワード 改植、根域制限、早期成園...
要約 不織布容器(側面透水性遮根型不織布、底面貫根型不織布、口径35cm、深さ30cm:培土量17リットル)に台木を植え、数日後に切接ぎし、pF2.6の自動かん水(水量約20mm/回)管理を行えば、20本以上の結果枝を...
要約 モモの果肉障害(みつ症)は果実肥大が進み、糖度が高く硬度が低下するほど発生しやすく、また日当たりが強く果実温度が高くなることで助長される。果実肥大や果実袋内の温度上昇を抑制する着果管理と、硬度...
要約 粗飼料多給型肥育において、黒毛和種では枝肉重量の増加にともなって赤肉、脂肪量とも同程度の割合で増加するが、日本短角種では脂肪の蓄積が赤肉の増加を上まわっている。また、その程度は部位によって異な...
モモ未熟種子に存在する新規ジベレリンGA122、GA126の同定
要約 モモからジベレリンの新しい生合成経路の存在を示唆する新規なジベレリンの構造を明らかにしGA122, GA126と命名した。 キーワード モモ、ジベレリン 背景・ねらい 草姿は花きの重要な品質要素である。植物の...
要約 肥大中のモモ果実から単離した細胞壁の合成・代謝に関与する遺伝子のうち、エクスパンシン(pfPpExp2)がモモ果実の肥大盛期に発現する。 キーワード モモ、果実肥大、細胞壁、エクスパンシン、遺伝子 背景・...
要約 硬肉のモモ果実はエチレンに反応して軟化する。またエチレン処理による軟化中は果実自身のエチレン生成が認められず、エチレン処理を中断すると軟化は直ちに停止する。 キーワード モモ、硬肉、日持ち性、エ...
要約 近年、静岡県内のもも産地で多発傾向にあるももせん孔細菌病多発園周辺のおうとう、うめ、にわうめに見られるせん孔症状の病原はももせん孔細菌病と同種の菌である。 キーワード おうとう、うめ、にわうめ、...
要約 窒素形態によりももの葉面吸収は異なる。尿素態窒素、無機態窒素(アンモニア、硝酸)の吸収は速く、特に尿素態では吸収量が多い。一方、アミノ酸態窒素の吸収は緩やかで、分子量の大きいものほど吸収量は少...
要約 わい化栽培もも台木のゆすらうめは、ひこばえからの節培養によって得られたシュートを二相培養することにより大量増殖ができる。また発根・馴化過程で培地支持体にフロリアライトを用いると発根・馴化率が高...
要約 収穫時の果皮色が同程度でも果肉硬度は生産者により差があり、樹体内の窒素栄養が富む状態で栽培された果実ほど果肉の軟化が進行している。収穫時、果肉硬度が低い果実は、その後の軟化も早く、日持性が劣る...
モモの管理作業の軽労化と初期収量の増加を図れる一文字形整枝棚栽培
要約 自然な立ち姿による栽培が可能なモモの一文字形整枝棚栽培を考案した。本整枝では開心自然形に比べて管理作業の軽労化が図られるとともに、初期収量が増加する。 キーワード モモ、一文字形、整枝、棚栽培、...