要約 小麦の成熟期や収穫が遅れたり降雨等で圃場条件が悪く、小麦収穫後大豆の適期播種が不能と予想される場合、小麦収穫前に慣行播種量の1.5~2倍の大豆を小麦立毛間に散播し、小麦収穫時に切断麦稈で被覆すると...
要約 愛知県の西三河洪積地帯におけるダイズ作の収量改善に有効な(1)「フタスジヒメハムシの幼虫防除」、(2)「肥効調節型肥料の中耕時施肥」および(3)「生育期の心土破砕」の効果は、ダイズ作付け履歴が少なく収...
要約 爪により播種溝、亀裂、施肥溝を作成する、3条及び6条密植に対応した不耕起施肥播種作業を行うトラクター直装式作業機である。肥効調節型肥料を用いた不耕起密植無培土栽培により作業時間を慣行より0.75時...
要約 有機物(牛糞バーク堆肥3t/10a程度)を施用すると、黒大豆の窒素要求量の多い開花期を中心に無機態窒素の発現量が多く、黒大豆の子実収量は増加する傾向を示す。さらに、無機態窒素を開花期以降長期間供給す...
要約 連作大豆では土壌窒素や根粒からの窒素供給が少ないため、慣行の基肥にシグモイド型の肥効調節型肥料を加えることで、開花期以降の窒素吸収量が増加し、莢数増により10%程度増収する。 キーワード 連作大豆...
113CD標識肥料を用いた肥料由来カドミウムの土壌負荷量の推定
要約 肥料由来カドミウム(Cd)の作物による吸収と土壌負荷量を推定するため,豆類用と水稲用の113Cd標識肥料を試製した。ダイズに吸収された全Cdのうち,11%が肥料由来であったが,それは施用したCd量の0.13%...
要約 熊本県旭志村において農業部門に流入する窒素の量は年間3059tで、流出する窒素は1317tであった。飼料の改善等各種技術を導入することにより217tの収支改善を行えることが推定される。 背景・ねらい 九州の畜...
要約 牛ふん堆肥と油粕を混合した成分調整成型堆肥を利用すると、収量、品質を低下させずに大豆と小麦の減化学肥料栽培ができる。また、牛ふんおよび豚ぷん堆肥と油粕を混合した成分調整成型堆肥は大豆の無化学肥...
要約 寒冷地において大豆と麦の二毛作を行うため、収穫前の作物列を跨いで条間に後作物を播種する作業機である。大豆播種作業時、旋回毎に中央条施肥播種ユニットを左右交互にオフセットさせることにより不等条間...
要約 ダイズの害虫であるフタスジヒメハムシの根粒摂食による生育抑制は顕著で、エチルチオメトン粒剤を播種溝施用すると高い防除効果が得られる。この結果ダイズの初期生育が確保され、収量が向上する。 キーワ...
要約 開花期に肥効があるシグモイド型被覆尿素を中耕時に追肥すると、分枝莢数の増加及び百粒重の低下防止により極めて高い増収効果がある。この効果は、低収ほ場ほど高く、300kg/10a以上の多収ほ場では小さい。 ...
要約 愛知県西三河洪積台地におけるダイズ低収要因の改善技術を評価したところ、(1)肥効調節型肥料の中耕時施肥、(2)播種時のフタスジヒメハムシ防除、(3)生育期の心土破砕の効果が大きく、これらの導入により省...
水稲再生紙マルチ栽培と小豆省力機械体系を組合わせた複合経営の経済性
要約 水稲は、黒色軽量再生紙マルチ栽培による米の付加価値販売により、収益の増加が望める。小豆は、畝立播種と大豆・ソバ用コンバインの利用により、労働時間が約6割となる。これらの2つの技術の組合せにより、...
要約 水稲直播用打込み式代かき同時土中点播機の播種機の部品を一部交換することにより麦・大豆の施肥播種作業ができる。播種機は汎用ブラケットを用いて代かきロータリと連結し、稲用から麦・大豆用への変更時に...
要約 水田転換畑でのネギ栽培に対応できるように、ロータリカルチ及び側条施肥機を改良した。これらをハイクリアランス乗用管理機に装着することで、畦立て、施肥、削り込み、土寄せ作業の管理が本機一台で可能と...
チンゲンサイ根圏土壌における窒素の形態変化およびプロテアーゼ活性
要約 チンゲンサイの根圏土壌は無機態窒素、水抽出タンパク質、アミノ酸含量が多く、またプロテアーゼ活性も高いことから、根圏においてタンパク質を分解して吸収している可能性が高い。 背景・ねらい 有機物施...
要約 アゾスピリラム菌の接種はえだまめの根粒着生数と根重の増加、および窒素吸収の増大をもたらす。また、だいず未作付けほ場における本菌と根粒菌の混合接種は各菌の単独接種に比べてえだまめの収量増に対して...
要約 リン酸吸収を菌根に依存しないアーバスキュラー菌根菌非宿主作物の生育は、前作物の影響を受けにくい。一方、宿主作物の生育・収量は宿主作物跡地で優る。しかし、前年に宿主を栽培することによる増収効果に...
要約 農作物の生産安定や品質向上対策に役立てるため、水田土壌の実態調査を実施した。その結果、乾田率が高まるなど汎用化が進む一方で、浅耕化や石灰減少に伴う低pH、燐酸富化などの問題点が明らかになり、今後...
要約 畦表面硬化栽培により、キャベツやハクサイでは活着促進が、ホウレンソウでは出芽率向上が図られ、減肥栽培による収量低下割合も低い。畦表面硬化栽培により、キャベツやハクサイでは活着促進が、ホウレンソ...