要約 養豚における飼料用米と酒粕の利用により、肥育豚の低コスト生産が可能となり、特色ある豚肉を生産することで高付加価値化が可能となる。また、トコトリエノールを多く含む飼料用米「オオナリ」の給与で、脂...
水田転換畑でのプラウ耕体系とスナッパヘッダを用いた子実用トウモロコシの高速作業体系
要約 水田転換畑での子実用トウモロコシ栽培では、播種床造成をロータリ耕体系からプラウ耕体系に変えることで収量を維持しつつ高速作業が行え、倒伏による被害を軽減でき、収穫にトウモロコシキットを装着した国...
東北地域における子実用トウモロコシの生産と子実サイレージ調製に係る費用
要約 子実用トウモロコシ生産に係る作業時間は2.58時間/10aで、費用は約6.4万円/10a、約76円/現物1kg当である。フレコンラップ法によるトウモロコシ子実サイレージ調製に係る費用は、100ロール調製で18.1円/現物1...
要約 女性従業員の定着には、性別を問わない権限付与といった動機付け方策が重要である。併せて、ワークライフバランスを考慮した就業条件整備や女性従業員同士のサポート体制等の職場改善方策、消費者交流等の農...
サブサハラアフリカの水田土壌肥沃度向上に資する在来有機物資源
要約 サブサハラアフリカの稲作において、在来有機物資源を活用した土壌肥沃度改良技術を提案するため、ガーナ国を対象としてまずこれらの賦存量を明らかにする。ガーナにおける農業活動由来の在来有機資源の賦存...
飼料用米と乳酸菌RO50株を用いた4-アミノ酪酸(GABA)高含量飼料原料
要約 飼料用米に乳酸菌(Lactococcus lactis)RO50株を加えて室温~40℃で半月~1ヶ月程度発酵させることによって、4-アミノ酪酸(GABA)を1.2g/kg程度含有する飼料原料が調製できる。 キーワード 4-アミノ酪酸...
肉豚用配合飼料の10%量を飼料米に代替して肥育後期に給与できる
要約 飼料イネ専用品種ホシアオバの穀実をモミ米のまま肉豚用配合飼料の10%量代替した飼料を肥育後期に給与すると、背脂肪が薄くなり、肉色が淡くなるが飼養成績や豚肉の脂肪酸組成は慣行の肉豚用配合飼料と同等...
要約 飼料米を15あるいは30%配合した飼料を肥育豚に給与すると、良好な発育成績ならびに枝肉成績がえられる。また、皮下脂肪内層のオレイン酸割合は高く、リノール酸割合は低くなり、硬くしまりがある方向へ脂肪...
窒素肥効率に基づく家畜ふん堆肥の飼料畑利用下での亜酸化窒素排出係数
要約 窒素肥効率を勘案した飼料作物の全量家畜ふん堆肥栽培および化学肥料との併用栽培における亜酸化窒素の年間排出係数は、0.15~0.32%で、IPCCデフォルト値(1.25%)を超えることがなく、化学肥料栽培における...
中山間地黄色土での家畜ふん堆肥を活用した水稲の減化学肥料栽培
要約 中山間地黄色土水田での水稲「ヒノヒカリ」栽培において、基肥に家畜ふん堆肥を1t/10a施用し、施肥は化学肥料による穂肥のみとすることで、慣行の分施体系と遜色ない収量が得られ、化学肥料による窒素施肥量...
要約 家畜尿由来の液肥は簡易曝気による臭気低減が可能であり、水田への散布の均一性にも問題なく、水稲への追肥としての利用においては収量的にも遜色がみられない。 キーワード イネ、家畜ふん尿 背景・ねらい ...
堆肥供給組織の運搬・散布サービス提供を規定する要因と稲作農家の評価
要約 堆肥供給組織の運搬・散布サービス提供は、堆肥生産規模、畜種、近隣農家の耕地面積規模・牛豚飼養密度、都市化、作業人員確保、等の要因に規定される。稲作農家は、耕地面積が大きく、高齢なほど、運搬・散...
要約 堆肥連用水田土壌中全窒素集積量は、内田の式による予測値にほぼ適合する。この予測値から求められる窒素放出予測量は、連用年数の経過に伴い増大し、水稲の施肥窒素削減栽培試験で求めた最大削減可能量とも...
堆肥連用水田土壌の窒素安定同位体自然存在比の30年にわたる推移
要約 堆肥の窒素の安定同位体自然存在比(δ15N値)はその材料、腐熟度を反映する。水田土壌のδ15N値は堆肥無施用を続けると低下し、稲わら堆肥連用でほぼ一定に推移、家畜ふん堆肥連用で上昇する。 背景・ねらい
水稲湛水直播栽培による家畜糞由来堆肥、牛尿を利用した飼料イネの生産
要約 水稲湛水直播栽培による飼料イネの生産では、家畜糞由来堆肥(牛糞と豚糞の混合)や牛尿を利用することで慣行栽培法と同等の収量が得られる。家畜糞由来堆肥の施用量は、含有全窒素量2kg/a(現物300~360...
畑土壌からの嫌気的な亜酸化窒素発生に脱窒菌以外の微生物が関わっている
要約 アセチレン阻害法によって畑土壌の脱窒能を測定する際に,多量の易分解性有機物と硝酸が共存する条件では,アセチレンを添加しなくても多量の亜酸化窒素が発生する現象が認められる。この亜酸化窒素は,脱窒...
北陸地域向け飼料イネのβ-カロテンおよびα-トコフェロール含量
要約 早生および中生品種・系統飼料イネ生草の黄熟期β-カロテン含量は稲ワラの約2~3倍で、α-トコフェロール含量は同比約11~19倍と高く、サイレージ貯蔵による両含量の減少は少ない。 キーワード α-トコフェロー...
要約 豚の肥育後期に配合飼料中のトウモロコシ(配合割合52%)を玄米で代替した飼料を給与したところ、嗜好性への影響はなく発育は良好で、皮下脂肪の飽和脂肪酸及び、外層脂肪の融点が高くなる傾向が見られる。...
水田・畜産業が混在する大規模野菜地帯における河川の窒素動態解析
要約 農耕地に畜産業が混在する地域を流れる河川の窒素動態は、畜産からの窒素排出負荷量を考慮する必要がある。また、河川への窒素流出には水田の占める割合が大きく関与し、畑地からの流出水(地下浸透水)が水...
牛・豚尿液肥の水田水口施用による稲発酵粗飼料用イネの生産特性
要約 稲発酵粗飼料用イネの栽培において牛・豚尿液肥の水田水口施用は、増収効果が非常に高く、大量1回施用よりも少量複数回施用が肥効が良く、施用窒素は土壌にほとんど蓄積しない。栄養成分では粗蛋白含量が増...