要約 高品質肉用鶏を生産するための大型母系統を、平成6年から熊本県、大分県、宮崎県との共同による閉鎖群育種により7世代わたって系統造成し「九州ロード」と命名した。九州ロードは熊本コーチン及び天草大王の...
要約 絶滅した大型肉用種「天草大王」を、ランシャン、シャモ、熊本コーチンを基に閉鎖群育種による選抜淘汰を7世代繰り返し復元した。これを父鶏として利用することによって発育性の優れた高品質肉用鶏を作出す...
要約 長期間保存後もニワトリ凍結精液の精子活力は良好で、受精率及びふ化率はそれぞれ約80%、約90%と高く、ヒナ活力も十分で、保存期間の違いによる差がみられなかった。凍結精液技術はニワトリにおいても品種...
要約 鶏浅胸筋のグルタミン酸及びイノシン酸濃度は主に相加的遺伝子の影響による一般組合せ能力が有意である。一方ヘテローシス効果及び特殊組合せ能力は有意ではない。青森畜試造成横斑プリマスロック合成種はそ...
アメリカ農業における垂直的調整の増大傾向とバイオテクノロジーとの関連性
要約 アメリカ農業では,垂直的調整が様々な作目で一般化すると共に,大規模経営において多用される傾向がある。また遺伝子組換え作物による品質改良作物の流通や,組換え農産物回避志向が,分別管理システムなど...
要約 ゴマ粕を市販ブロイラー飼料に添加して給与すると、腹腔内脂肪の蓄積量が減少し飼料要求率が向上する。熊本県農業研究センター・畜産研究所・中小家畜部 背景・ねらい ブロイラーは、短期間でしかも経済的に...
要約 名古屋コーチン卵の需要増に対応するため、産卵性能および特徴的な「さくら色」の卵殻色の濃さや斉一性を改善した名古屋コーチンの卵用基礎系統の造成を行い、その特性を調べた。 背景・ねらい 名古屋コーチ...
要約 「ひょうご味どり」の作出に用いた薩摩鶏雄の増体性に関する量的形質座(QTL)は第1染色体のセントロメアから120cM付近にあることが判明した。これにより薩摩鶏雄のマーカーアシスト選抜が可能となった。 背...
改良目標を達成するためのBLUP法における簡便演算法とプログラムの開発
要約 育種価の制限付き最良線形不偏予測(制限付きBLUP)を算出するための簡便な演算法を考案するとともに,育種価を算出するコンピュータプログラムを開発した。 背景・ねらい 改良したい複数の形質に改良目標値を...
要約 鶏の産卵率の改良のために,22時間明暗周期を設定して選抜を行うことにより,通常の24時間明暗周期下よりも優れた選抜反応が得られた。また,鶏は長期にわたり22時間明暗周期に同調して産卵を続けられることが...
要約 ニワトリ凍結融解精液中の耐凍剤DMSOを除去することなく、希釈によりDMSO濃度を低下させた凍結融解精液を雌鶏に人工授精して受精率を検討した結果、20%の受精率を得た。このことから直接注入の可能性が示唆...
要約 4~5週齢の時間制限給餌は冬期の腹水症の発生率を約1/3に減少させる。炭酸水素ナトリウム添加の腹水症抑制効果は認められない。 背景・ねらい 近年、ブロイラーは育種改良や飼育管理技術等の進歩により...
要約 消費者の赤玉需要に応えるため、内外卵質の改良に重点をおいた、赤玉鶏の系統造成と、系統間交配によって実用鶏を開発した。開発した赤玉鶏は、卵殻強度、卵殻色に優れ、赤玉鶏の欠点である肉斑、血斑が少な...
要約 有色鶏卵の卵殻色を測色色差計により継続的に測定した結果、卵殻色は鶏齢に伴い退色することが明らかになった。また、光線に曝す事によっても卵殻色は退色することが確認された。 背景・ねらい 特殊鶏卵や直...
要約 γ線照射精子を用いた遺伝子導入法を用い、白色レグホーン種にロードアイランドレッド種の褐色卵遺伝子を導入した。その後、6世代にわたる閉鎖群育種で卵殻色を濃くする改良を行った。その結果、卵殻色のL値...
要約 卵黄重に対する7世代の選抜の結果、実現遺伝率は0.48±0.06、卵黄重と卵重及び卵黄重と卵重に対する卵黄重比の間の実現遺伝相関係数はそれぞれ0.73及び0.50であった。卵黄重を増加させる選抜は、卵黄重及び...
異なる主要組織適合遺伝子(MHC)を持つ2系統の近交系ウズラの作出
要約 抗体産生能で高低選抜を進めた2系統の近交系日本ウズラは主要組織適合遺伝子複合体(MHC)座もホモ接合体になっていることが明らかとなった。遺伝的に均一でMHC遺伝子がそれぞれ異なるこれらのウズ...