要約 「キヌヒカリ」の品質低下要因のひとつである心白粒の発生を抑えるためには、千粒重が過度に大きくならないようにする必要があり、そのためには㎡当たり籾数を28,000粒程度確保することと遅い穂肥を施用しな...
要約 アジア諸国における1960年代以降の米需給変動を要因分解すると,近年の逼迫化傾向には単収上昇率の低下という技術進歩の停滞が大きく影響している。またタイとベトナムでは輸出余力が今後拡大する可能性が高...
要約 日本なし「幸水」の地上部新生部分(新梢、葉、果実)における生育量、窒素吸収量は、「ゴールド二十世紀」に比較して少ない。また、「幸水」は新梢葉や果実への窒素分配が多く、果実肥大中期の窒素吸収割合...
小型ロールベーラを利用する子実兼用型ソルガムの栽培およびサイレージ調製技術 徳島畜試
要約 小型ロールベールに適した子実兼用型ソルガムは、播種量を6kg/10aとして茎の細化・軟化を図り、草丈200cm以下で刈り取る。サイレージ調製は原料草を中水分に予乾することにより、良質なサイレージを調整でき...
要約 このモデルは、トンネルニンジンの生育を光合成による物質生産の観点から作成したものである。物質生産過程を各プロセスで数式化し、トンネル内気温と日射量から根重を求め、収穫日を予測することができる。...
要約 カンキツ「不知火」に対する窒素施用量は10a当たり慣行量(32kg)より少量施肥(21kg)の方が適しており、施用時期は2月上~3月上旬、4月上旬、6月上旬、9月上旬、11月上旬の年5回均等に行う。 背景・ねらい...
要約 チューリップ各品種の小球根を病原菌胞子懸濁液に浸漬後、小型バットに植え付け、ガラス室で無加温栽培し、翌春掘り取り時及び貯蔵時の発病球率を調査することで、球根腐敗病の抵抗性の強弱を判定できる。 ...
低窒素条件におけるトマト生育の品種間差異と窒素同化能(研究)
要約 施肥窒素濃度に対するトマトの生育反応と窒素同化能力には品種間差異があり,慣行より低窒素条件下で高い窒素吸収量と乾物量を示す品種では,葉の硝酸還元酵素活性が高く,体内に吸収した硝酸態窒素の同化能...
要約 自根栽培で減肥するとスイカの生育、一果重、グルタミン酸含量は低下する。接ぎ木することでこれらの低下は改善されるとともに、糖度の低下も見られない。接ぎ木により収量、品質を低下させずに、施肥量を3...
要約 ソルガム類において、茎が乾性の遺伝形質を持つ子実型及び兼用型の品種群は硝酸態窒素濃度が低くなる特性を備えている。これら品種群の窒素多施用条件下における出穂後35日目の硝酸態窒素濃度は平均で0.2%程...
西南暖地における部分耕播種、表面播種撹拌によるス−ダングラスの3作型生産技術
要約 西南暖地において、エンバク、イタリアンライグラス及びトウモロコシを収穫し、部分耕播種あるいは表面播種撹拌、土中注入によるスラリーの追肥とロールベール収穫調製を取り入れるス-ダングラスの3作型省...
要約 湛水直播栽培において、試作乗用土中施肥機により水稲の4~5葉期に、条間中央の深さ5~7㎝の土中に肥効調節型肥料を全量施肥することによって、通常の施肥量よりも窒素成分で20~25%の施肥節減がで...
土壌診断に基づく青果用かんしょ「ベニオトメ」の適正なカリウム施用法
要約 「ベニオトメ」の上イモが最適収量を得るために必要なカリウム(K)量は約170kg/haである。かんしょ苗植付け前の土壌中のK(IN酢安抽出)濃度から生育に有効なKの存在量が推定出来る。最適収量を得るには「...
要約 キャベツのビタミンC含有率は栽植密度が疎なほど高まる。早春まきトンネルと春まき作型において、マルチやべたがけの使用はキャベツのビタミンC含有率を高める。早出しキャベツのビタミンC含有率の目標値を...
要約 キャベツの収量を確保し、環境への負荷を軽減するための窒素3割減肥法の各作型における施肥位置と施肥配分は、1.晩春まき:作条施用-基肥重点(基肥11.0、分施4.4)、2.初夏まき:作条施用-等量配分(各7.7kg...
要約 かぼちゃの低品質果(乾物率25%以下)発生には、土壌および作物体の石灰栄養条件が関与しており、発生軽減対策として土壌の石灰飽和度50~60%を目途に石灰資材の施用が有効である。 背景・ねらい 北海道の主要...
稲わらの秋鋤込みによる窒素流出負荷の軽減効果と微生物バイオマス窒素の評価
要約 水田で稲わらを秋期に鋤込むと、土壌微生物バイオマスが増加し、非作付期の硝酸態窒素の流出負荷を軽減できる。一方、水稲作付期には、微生物バイオマスから窒素が放出され、施肥節減が可能で、生産安定と玄...
要約 かんしょ塊根肥大初期において塊根が肥大すると塊根のタンパク質濃度が高まる。塊根の収穫指数が大きい品種または窒素・カリウムの栄養条件では塊根の窒素はより多くの割合がタンパク質に同化される。九州農...
要約 作土の肥沃度が低い重鉱害復旧田に、牛ふん堆肥を6t/10a連用すると作土の理化学性が向上する。また、地力窒素の代替として基肥に被覆尿素肥料を窒素成分で6㎏/10a上乗せ施用するか、牛ふん堆肥を施用して被...
暖地における水稲品種「ヒノヒカリ」の湛水土中点播直播栽培に適する肥効調節型肥料
要約 暖地における水稲「ヒノヒカリ」の湛水土中点播直播栽培に用いる肥効調節型肥料は,シグモイド型・100日タイプおよびシグモイド型とリニア型・50日タイプを配合したものが適する。九州農業試験場・水田利用部...