コシヒカリの全量基肥施肥法による乳白粒の発生軽減と玄米品質の向上
要約 速効性肥料と肥効調節型被覆肥料を組み合わせたコシヒカリの全量基肥施肥法により、強勢頴花の割合を高めて不稔籾や乳白粒の発生を軽減し、玄米品質を向上することができる。 背景・ねらい 米の産地間競争が...
砂質浅耕土水田における塩化カリウムの施用と水稲の施肥窒素利用率
要約 砂質浅耕土水田では、基肥として全層施用した窒素の水稲による利用率は、塩化カリウムの施用で低下するが、リン酸カリウムの施用では影響されない。また、水稲の窒素吸収力の大きい穂肥時期では、塩化カリウ...
要約 チューリップ各品種の小球根を病原菌胞子懸濁液に浸漬後、小型バットに植え付け、ガラス室で無加温栽培し、翌春、掘り取り時と貯蔵時の2時期に発病球率を調査することで、球根腐敗病の抵抗性の強弱を判定で...
要約 極早生で耐冷性強く、良食味で安定多収の水稲「信交488号」を育成し、長野県で奨励品種に採用予定である。良食味の特性を生かし、高位良質安定生産を行うためには、作期・栽植密度とも標準植がよく、基肥量...
要約 5月上旬移植の早植え栽培の水稲「ゆめひたち」では、基肥窒素量を「コシヒカリ」と同じとし、出穂20日前に窒素成分でa当たり0.3kg追肥する施肥法により、安定した収量及び良食味米が得られる。 背景・ねらい...
要約 本田生育期間の長い「コシヒカリ」は、地力窒素の吸収期間も長く、移植期を4月中旬まで前進することで基肥窒素を60%程度減量できる。早生品種では、「ふさおとめ」の方が「はなの舞い」に比べて基肥窒素量を...
発酵鶏ふんと菜種油粕を利用した水稲「ヒノヒカリ」の全量有機物施肥法
要約 発酵鶏ふんを利用して水稲「ヒノヒカリ」の施肥全量を有機物で施用するには、基肥に発酵鶏ふんを用い、地力の低い圃場では、化学肥料に対するの窒素肥効率を25%とし、地力が高い圃場では35%とする。穂肥には...
要約 萎黄病抵抗性と黒腐病抵抗性を有し、在圃性が高く、大規模栽培が可能な高冷地の夏秋どりに適するキャベツの複合病害抵抗性F1品種`つまみどり'をカネコ種苗(株)と共同で育成した。 背景・ねらい 高冷地にお...
要約 デンドロビウム・ファレノプシスを春期開花(3月~5月)させるには、開花前年の3月~7月に3世代偽球茎苗を鉢上げし、夜温25℃で管理し、その後新茎の発生した株をそのまま25℃または20℃の夜温で管理する。また...
水稲湛直におけるイチモンジセセリ防除のための薬剤の播種時側条処理
要約 水稲側条施肥播種機で用いる液体肥料に薬剤を混合し、播種時に土壌中側条処理を行い、麦あとの湛直栽培に多発しやすいイチモンジセセリ(イネツトムシ)第2世代幼虫の省力防除効果を確認した。 背景・ねらい...
要約 土壌診断データを面的な広がりの中で捉え、その地域の土壌の改良方策と地力に基づいた施肥改善指導に活用でき、かつ、既存の情報処理機器で利用できるパーソナルな土壌マップ作成プログラムを開発した。 背...
要約 八重山地域パインアップルの秋実・自然夏実・春実の収量は,密植するほど増収するが,適正果実を生産するには,平均果重,等級別収量等から総合的にみて,10a当たりの栽植本数は5,500~6,000本,施肥量は標準施肥...
要約 平坦地における温州ミカンの根域制限栽培で、高糖度果実を生産するには玄武岩質土壌が適している。佐賀県果樹試験場・常緑果樹研究室 背景・ねらい ウンシュウミカン生産の省力化を進める場合、作業性のすぐ...
水稲品種「つくし早生」の湛水直播栽培における被覆尿素肥料による全量基肥施用法
要約 水稲品種「つくし早生」の湛水直播栽培において、被覆尿素肥料(シグモイド型100日、120日もしくはリニア型100日タイプ)の全量基肥施用法では、化成肥料を分施する場合に比べ、10%減肥しても分施並の収量が...
要約 高品質なシクラメン(品種:「フォルテピンク」、「ミディ・コーラス」、5号鉢)を生産するための5号鉢定植後の葉柄中硝酸濃度の適正値は、生育初期から中期(6月~9月中旬)においては品種によって異なるが...
肥効調節型肥料を利用した側条施肥によるサトイモの3割減肥栽培
要約 サトイモの早堀マルチ栽培において、速効性肥料と肥効調節型肥料(40日タイプ)を併用(成分比1:1)し、側条施肥を行うことで、施肥量を3割減肥でき、環境負荷低減に有効である。鹿児島県農業試験場・土壌...
要約 降雨の多い鳥取県に適する省力技術として、極早生~中生品種を用い、播種量5~6kg/10a、播種溝施肥、除草剤散布4回を基本とする不耕起乾田直播栽培体系を確立し、作業時間を移植栽培の約6割とすること...
要約 播種溝条施方式の水稲不耕起直播栽培では、「コシヒカリ」はLP70、LP100及びLPS80を3:2:5、また、「あいちのかおり」・「葵の風」はLP140とLPSS100を4:6に配合した被覆尿素肥料を用いることにより、移植栽培...
要約 水稲普通期栽培ヒノヒカリの玄米窒素含有率の低減を目的に施肥法の検討を行った結果、追肥を慣行の穂肥2回から出穂18日前の1回のみとすることにより、収量、千粒重および施肥窒素利用率は慣行施肥法とほぼ同...
水稲「こいごころ」における被覆尿素を利用した全量基肥施肥法 愛媛農試
要約 水稲「こいごころ」の普通期栽培において、被覆尿素入り複合肥料(被覆尿素60%混合)を利用した全量基肥施肥法により、慣行の基肥-穂肥施肥より施肥室素成分で20~40%の減肥が可能で、慣行並の生育・収量...