シグモイド型肥効調節肥料による水稲の中期旺盛型生育相への改善
要約 シグモイド型肥効調節肥料の施用により、特別な水管理等によらない中期旺盛型生育相への改善が可能であり、穂数は減少するが、上位葉が伸長し、収量は慣行体型並みかやや勝る。施肥量は15%程度の減肥が可能...
要約 「シュンライ」は早生強稈で、耐倒伏性・品質・加工適性に優れ、収量性も安定した品種である。本県の平坦地から準高冷地帯(標高800mまで)を対象に奨励品種に採用し、普及を図る。 背景・ねらい 県内の六条...
要約 根こぶ病菌密度が概ね104/g乾土前半以下の土壌では、根こぶ病抵抗性ダイコンを植えて菌を誘引する「おとり作物」により、収穫株跡の菌密度が低下するので、そこへハクサイを植えることで発病が著しく軽減で...
早植えコシヒカリ栽培における良食味米生産のための全量基肥(側条)施肥法
要約 早植えコシヒカリにおける施肥田植機利用による全量基肥(側条)施肥法では,施肥窒素量を慣行栽培の全量に対し2~3割減肥することにより,省力かつ良食味米の生産が図れる。 背景・ねらい 近年,水稲栽培では...
要約 有機配合肥料主体の慣行施肥よりも化成肥料のみを施用することにより、土壌中のアンモニア態窒素含量を増加させ、新芽の全窒素、アミノ酸含量を高めることができた。 背景・ねらい チャでは生育やアミノ酸の...
要約 バラのロックウール栽培では、夏期高温対策として、培養液の濃度を下げ、低EC管理する場合ホウ素等の微量要素不足を招かないよう、濃厚原液作成時に微量要素の量を設定EC値に応じて増やすことにより生育障害...
要約 ホウレンソウに対して被覆肥料を用いた多作1回施肥は、慣行の毎作施肥と同等の収量、品質を確保できる。また、施肥労力の節減が図れ、施肥窒素の利用率も高まる。 背景・ねらい 本県南部はホウレンソウ、シ...
要約 黒ボク土でにんじんの施肥法を全面全層施肥から条施に、窒素追肥の時期を播種後45日頃の1回にすることにより、窒素施肥量を5割(基肥25%、追肥60%)程度減肥することができ、施肥窒素の利用率が2倍程度高ま...
ライ麦・ヘアリーベッチ混播栽培による高冷地スイートコーン跡地の残存養分回収効果
要約 高冷地のスイートコーン栽培跡地において、ライ麦とヘアリーベッチを混播栽培することにより、土壌養分回収量がライ麦単播栽培の場合よりも増加する。 背景・ねらい 県内の高冷地で栽培面積が大きいスイート...
アメダス気温メッシュデータを用いた肥効調節型肥料の溶出率の推定
要約 標高0~100mの地域においては栽培地のアメダス気温1kmメッシュデータを用いた反応速度式によって、水稲全量基肥栽培に用いられる肥効調節型肥料の溶出率が推定できる。 背景・ねらい 肥効調節型肥料を利用し...
要約 溶出特性の異なる育苗箱施肥用被覆尿素(LPS60・LPS80)を配合することにより、初期生育および玄米粗蛋白含量を考慮した、酒造好適米「ひだほまれ」に対する育苗箱全量施肥が可能で、高精白適性の向上も期待...
要約 水稲「こいごころ」は成熟期が「日本晴」と同程度の平坦地向きの晩生品種で、強稈・高品質・良食味、多収である。本県の標高250m~500m地帯を対象に奨励品種に採用する。 背景・ねらい 本県の平坦地域におけ...
育苗箱播種を組み込んだ水稲葉いもち圃場抵抗性検定法の改善および発病促進
要約 検定する系統を育苗箱に播種し、それを圃場に設置する方法で、天候に左右されずに作業ができ、作業改善にもなった。防風・遮光ネットの設置、スプリンクラーによる散水、罹病葉の散布により気象条件に左右さ...
要約 酒米「五百万石」は早植ほど心白発現率は高いが、収量が不安定になることから移植適期は5月下旬である。安定して高い収量・品質を得るには総籾数26,000粒/㎡前後で玄米千粒重26g以上の確保が重要であること...
要約 浸透速度が標準的な礫質灰色低地土水田では、かんがい水中の30mgN/L程度の硝酸態窒素は、イネに被害を生じさせることなく土壌浸透によってほぼ完全に除去されることを明らかにした。 背景・ねらい 農業地域...
背景・ねらい `とちおとめ'は食味が良く、大果で収量性も高いことから`女峰'に代わる品種として市場や生産者の期待も大きい。しかし、肥培管理技術については、十分解明されていないことから、養分吸収量に応じた...
寒地の乾田播種早期湛水直播水稲の収量安定のための窒素施肥技術
要約 寒地の水稲乾田播種早期湛水直播(乾田直播)では、早生品種を早期播種した上で、速効性肥料の側条施肥 6~8kgN/10aと肥効調節型肥料(被覆尿素40日タイプ)2kgN/10aを使用すると生育量が早期に確保され、安...
要約 らい小麦のもつ耐寒性や耐肥性などの特性を利用し,小麦作に不適な根釧地区を含む北海道東部地域に導入すれば,700kg/10a以上のわらを収穫でき,酪農地帯のわら不足解消に役立つ可能性がある。 背景・ねら...
リノベータを利用したバヒアグラス草地へのイタリアンライグラスの追播による周年採草体系
要約 草地更新用に開発されたリノベータを用いて、秋にイタリアンライグラス種子をバヒアグラス草地に追播し、春にイタリアンライグラスを採草利用し、夏にはバヒアグラスを採草利用する周年採草技術を開発した。...
要約 重量野菜を入れた100kg程度のコンテナを拾い上げ、運搬するための多関節型アームやハンドを装備した2機種の自走式作業機を開発した。1号機はパワーアシスト方式の簡易構造型で、2号機は全可動部を遠隔操作可...