
エチクロゼートの散布による「川野なつだいだい」実生に対する樹勢抑制効果
要約 「川野なつだいだい」実生にエチクロゼートの散布を行うと、地上部では枝伸長が抑制され、地下部では細根伸長が抑制される。特に、細根の伸長は散布後10~14日程度はかなり抑制され、細根の活性も一時低下す...

要約 カンキツ類からがん予防成分を多く含む次の品種を選び出した。β-クリプトキサンチンはウンシュウミカン、オーラプテンはイーチャンレモン、ノビレチンはキング、リモノイドはユーレカレモンが高含有品種、が...

要約 カンキツの選果場で稼働中の非破壊型選果機は、糖度の測定精度は高いが酸度については若干の問題がある。産地活性化のため、非破壊型選果機の特性を十分把握し、ばらつきの少ない果実販売と適正な栽培指導が...

早熟で食味が良く食べやすいミカン新品種候補「カンキツ興津 54 号」
要約 ミカン新品種候補「カンキツ興津 54 号」は、「E- 647」に「宮川早生」を交雑して育成したミカンである。オレンジ様の風味があり良食味である。皮むきがし易く、じょうのう膜が薄く、種子が少なく食べやす...

要約 極早生及び早生温州に対し、5・6月の早期から透湿性フィルムを用い、被覆割合を70~90%とする部分マルチを収穫まで行うと、夏から秋季にかけて樹体に適度な水ストレスがかかり、秋季の多雨条件下においても...

要約 樹勢の弱い極早生温州ミカン「山川早生」の台木として「ポメロイ」を使用すると、従来の台木(カラタチ中葉系)を使用した場合に比べて果実品質が低下することなく 1樹当たりの収量が安定して多くなる。 背...

温州みかん「愛媛中生」の隔年交互結実栽培による高品質果実生産
要約 愛媛中生の若木は夏枝を結果母枝にし、隔年で結実させると多雨年でも、高品質果実が生産できる。生産年の摘果は8月下旬から9月中旬に行うと正品率が向上する。遊休年の春に強剪定し、夏に春枝の刈り込み剪...

要約 淡路島中部地域で、50mメッシュ気温分布図を作成したところ、ウンシュウミカンの「宮川早生」では、開花時期の早い園地は気温の高い南に面していた。50mメッシュ単位での気温の把握は、カンキツの新品種の導...

水田転換園における大津4号成木の半樹別交互結実による高品質果実連年生産技術
要約 水田転換園における大津4号成木の連年生産には、樹冠を2分割して毎年交互に結実させる半樹別交互結実が有効である。この方法にシートマルチ被覆を組合わせることにより、高品質化と連年結果性は更に高まる...

要約 「ゆら早生」は、10月中下旬に完全着色し、極早生ウンシュウのなかでは、高糖度となる品種である。 背景・ねらい 「ゆら早生」は、和歌山県日高郡由良町で1985年に「宮川早生」の枝変わりとして発見された...

「ヒリュウ」台木を用いた高糖系温州みかん「青島温州」の低樹高栽培
要約 高糖系温州みかん「青島温州」の台木としてカラタチの変異系統「ヒリュウ」を用いることにより、慣行の台木であるカラタチと比べて樹高が75%に抑制され、果実品質も向上する。 背景・ねらい カンキツ類の台...

要約 「岩崎早生」は粗摘果時期及び仕上げ摘果時期に,「原口早生」と「橋川温州」は仕上げ摘果時期に最も労力を必要とする。「久能温州」と中晩生カンキツ(「スイートスプリング」,「宮内伊予柑」,「吉田ポンカ...

高度精製マシン油乳剤によるハウスミカンのミカンハダニの効率的防除法
要約 中期加温型ハウス栽培の温州ミカンにおいて高度精製マシン油乳剤の200倍を加温開始約1カ月前に散布し、さらに200倍または400倍を幼果期に散布することで、ミカンハダニを効率的に防除できる。長崎県果樹試験...

非破壊選果データによる温州ミカンのシートマルチ栽培果実の糖度向上効果の判定
要約 温州ミカンの糖度や品質の非破壊選果データと品種や栽培、園地等のデータのリンクとファイル化によって、シートマルチ栽培は露地栽培に比べ、果実の平均糖度が高く、高糖度、高品質の割合も高く、販売単価が...

要約 樹冠下列状の部分マルチは秋雨による糖度低下を防ぎ、全糖と還元糖が増加する。さらに果皮色が濃くなり、浮皮を軽減し、樹勢の低下は認められない。 背景・ねらい
通気性多孔質シートの全面マルチ栽培...

要約 十万温州に晩王柑×ポンカンを交配して得られた種子から高品質な珠心胚実生4系統を選抜した。 背景・ねらい
徳島県の奨励品種である十万温州は高糖度で貯蔵性も良いが,強い隔年結果性を有しており,豊...

要約 発がん抑制効果の高い物質として注目されるプロビタミンAのβ-クリプトキサンチンは、特にウンシュウミカン、ポンカン等のミカン類と、キンカンに多く含まれる。 背景・ねらい
カンキツの果実には、数十...

要約 水田転換園における高畝栽培には防根シートによる根域制限が必要であり、品種としては樹勢の強いものが好ましい。樹形は双幹並列仕立てが、着果方法は半樹別結実が有効である。 背景・ねらい 水田転換園に...

要約 カンキツ新品種「はるみ」は無加温ハウス栽培により、低温による果皮障害が回避されて、食味・外観とも優れた高品質果実生産が可能であり、施設栽培に適した有望品種の一つと考えられる。 背景・ねらい 「...

要約 増糖には夏季のエチクロゼートとエテホンの散布、通気性多孔質シートの樹冠下被覆が、減酸には夏秋季のリン酸散布及び反射シートの樹冠下被覆が効果的である。愛媛県立果樹試験場・栽培育種室 背景・ねらい ...