豚肉の肉質関連代謝物質の分布およびと畜後の生成過程は筋肉間で異なる
要約 ブタの腰最長筋(ロース)には、中間広筋(モモの一部)に比べ、β-アラニン関連物質が多く含まれるが親水性アミノ酸が少ない。貯蔵中ではイノシン酸を含むATP分解産物と、疎水性アミノ酸やペプチド等タンパ...
寒地向け多収・低アミロース米水稲新品種候補系統「北海324号」
要約 「北海324号」は北海道での出穂期が"やや早"に属し、Wx1-1とqAC9.3の2つの低アミロース遺伝子を持つアミロース含有率が約10%の系統である。炊飯米は粘りが強く良食味であり、玄米ご飯やい...
穂ばらみ期耐冷性が強く多収の業務用米に適する水稲新品種「雪ごぜん」
要約 「雪ごぜん」は、"やや早"に属する粳種である。穂ばらみ期耐冷性は"かなり強"で、精玄米収量は「きらら397」より多い。食味は「きらら397」並である。 キーワード イネ、耐冷性、多収、業務用米、雪ごぜん ...
要約 共通の課題を抱える大規模水田作経営が市町村を越えて広域連携し、景観や文化等の地域の特色を活かしたブランド化により有利販売を実現するとともに、技術の平準化に向けた圃場視察や研修等を実施することで...
要約 水稲「ふくのこ」は温暖地西部において“やや晩生”に属し、縞葉枯病抵抗性を有する高アミロース米品種である。アミロース含有率が27%程度で、製麺適性が高い。日本型品種の粒形であり、一般的な...
粉質良食味で焼きいも適性が優れるカンショ新品種候補系統「九州161号」
要約 カンショ系統「九州161号」は、肉質がやや粉質の良食味系統である。上いも収量は「高系14号」よりやや劣るが、いもの形状や大きさの揃いが良い。実需者による焼きいも適性の評価が「ベニアズマ」並に高い。 ...
ほうき性で菊咲き性および白色の花弁をもつ花モモ新品種「白楽天(はくらくてん)」
要約 「白楽天」は樹姿がほうき性で花弁が菊咲き性かつ八重咲き性で白色である花モモ新品種である。 キーワード 花モモ、新品種、ほうき性、菊咲き性、八重咲き性 背景・ねらい 観賞用の花モモには樹姿、花弁の色...
ニンジンの香気特性の品種間差異とそれを形成する重要香気成分の特定
要約 官能評価により、ニンジン品種の香気特性の特徴付けを行うことができる。また、GC/MSによる香気成分の分析データから、官能特性値と関連が強い成分を明らかにできる。 キーワード ニンジン、官能評価、QDA、...
要約 人工光を用いたダッタンソバのスプラウト生産において、果皮を効率的に除去するためには、胚軸が伸長して子葉の一部が見え始めた時期以降に、遠赤色光を照射することが有効である。 キーワード 完全人工光型...
損傷デンプンが少なく膨らみの良い米粉パンが出来る水稲新品種「こなだもん」
要約 「こなだもん」は、タンパク質組成に変異のある米であり、暖地では「ヒノヒカリ」級の中生のうるち米品種である。米粉の損傷デンプンが少なくパンの膨らみが優れるため米粉パン用途に適する。 キーワード イ...
寒締め栽培によりホウレンソウのフラボノイドと抗酸化能は増加する
要約 ホウレンソウを寒締め栽培することにより、フラボノイド含量が増加するとともに抽出物のH-ORAC値が増加する。フラボノイドは、低分子のモノ及びジグルコシドが増加するなど組成が変化する。 キーワード ホウ...
ほうき性で菊咲き性および桃色の花弁をもつ花モモ新品種「舞飛天(まいひてん)」
要約 「舞飛天」は樹姿がほうき性で花弁が菊咲き性かつ八重咲き性で桃色である花モモ新品種である。 キーワード 花モモ、新品種、ほうき性、菊咲き性、八重咲き性 背景・ねらい 観賞用の花モモには樹姿、花弁の色...
植物生長調節剤散布による早生及び中生ウンシュウミカンの浮皮軽減技術
要約 早生及び中生ウンシュウミカンに対して8月中旬~9月上旬に1~3.3ppmのジベレリンと25~50ppmのプロヒドロジャスモンの混合散布を行うと浮皮を軽減できる。また、浮皮をより強く軽減し収穫時期を1~2週間計画...
良食味で結実性が良好な晩生の完全甘ガキ新品種「太豊(たいほう)」
要約 「太豊」は、柔軟多汁で食味が優れる晩生の完全甘ガキ新品種である。単為結果性が高いため、受粉樹を混植しなくても安定した果実生産が可能である。 キーワード カキ新品種、完全甘ガキ、晩生、高単為結果性...
黒斑病・黒星病複合抵抗性を持つ良食味のニホンナシ新品種「ほしあかり」
要約 「ほしあかり」は、黒斑病と黒星病に対して複合抵抗性を持つ、やや早生で良食味のニホンナシ新品種である。殺菌剤無散布圃場での栽培でも両病害の発生は認められず、減農薬栽培や黒星病の多発する年次・地域...
要約 「はつまる」は、7月下旬から収穫可能な極早生で、果肉が軟らかく食味良好なニホンナシ新品種である。「幸水」より20日程度早く収穫開始が可能で、ニホンナシで有利販売が可能な盆前の収穫が、関東以北の露...
硬くなりにくく和菓子への加工適性を有する、多収の水稲糯新品種「やたのもち」
要約 「やたのもち」は温暖地東部では「マンゲツモチ」と同等に中生の熟期に属し、「マンゲツモチ」よりも13%程度高い収量性を示す。餅の硬化性が低く、大福等の和菓子への加工適性を有している。 キーワード 水...
要約 水稲「とよめき」は温暖地東部における出穂期が早生に属する粳種である。収量性が極めて高く、冷凍米飯などへの加工適性が高く、加工・業務用米としての利用が期待される。 キーワード イネ、加工用米、業務...
要約 ブリロインの凍結品(-30℃ブライン凍結後-40℃保管)と未凍結品を比較したところ、凍結品のほうが食味・香りにおいて高評価が得られた。醤油の刺身への付着量、醤油のグルタミン酸濃度、唾液の分泌量、刺身...
要約 出穂期に塩化アンモニウムの追肥を行うと、開花後15日目の登熟途上のコメでは、追肥を行わない場合と比較してセルロース合成に関わる遺伝子群のmRNA発現が低下する。また、収穫後のコメではセルロース含有量...