要約 ひとめぼれの玄米品質は乳白粒の発生に大きく左右される。乳白粒の発生は平方メートル当たり籾数が多くなると増加し、基肥多肥や早期の多量追肥は籾数を増加させて乳白粒の発生を助長する。玄米品質から見た...
要約 水稲品種「はえぬき」をもちいて、9葉期(7月1日)から10葉期(7月10日)における茎数・葉色の推移をパターン化し、より精度の高い簡易診断法を作成した。 背景・ねらい 水稲品種「はえぬき」の高品質(整粒歩合 ...
要約 「ササニシキ」、「ひとめぼれ」の玄米と幼穂形成期から穂揃期までの稲体(葉身、茎稈別)中の窒素濃度を迅速に測定するため、近赤外分光分析計利用による波長検索、重回帰分析を検討した結果、実用可能な精度...
西洋ナシ「シルバーベル」の正月向け出荷のための貯蔵及び追熟法
要約 西洋ナシ「シルバーベル」を適期収穫し、直ちに0度Cで30日間冷蔵した後13度C、RH70~80%の恒温恒湿庫で追熟することで、正月向け出荷用として商品性の高い果実品質となり、この貯蔵及び追熟法の実用性が確認...
要約 日本ナシ「新星」は貯蔵性が高く、適熟果を収穫して直ちに0度C、RH90%以上の冷蔵庫で貯蔵することで、正月から3月頃までの出荷に向けての果実の商品性と貯蔵法の実用性が確認された。 背景・ねらい 日本ナシ...
要約 「ノースブラック」は、果房重が250g程度で、「キャンベル・アーリー」に比べ生産力はやや劣るが、糖度が高く食味が優れている。収穫時期は「キャンベル・アーリー」より8日程度早い。 背景・ねらい 本県の...
ミニハウスを利用したスイカ早熟栽培(7月上旬どり)に適した品種
要約 スイカのミニハウスを利用した7月上旬どりの早熟栽培には、収量が高く品質も良好な「マイティー21」が有望である。 背景・ねらい スイカは露地トンネルで生産されているが、収量、品質が気象条件に左右され...
要約 「はるの輝」は寒冷地から温暖地まで栽培できる、良食味のナバナである。草体がワックスレスであることから鮮緑色で外観がよく、甘味があって食味が良好である。また、花茎が太く商品価値は高い。 背景・ね...
要約 桑葉は一度茹でることで食味が向上し、調理品としての評価が高く、加工品は、茹でた桑葉の乾燥粉末を利用した麺類、搾汁を利用した豆腐、及び菓子への利用ができ、また、冬期生産の桑葉は葉が小型化するため...
要約 予め皮が剥いてあり、しかも開封容易なフィルム包装によるカットリンゴの製造法を確立した。5度Cで20日間保存後でも褐変度、生菌数、食感、食味や香りがカット直後にほぼ近い状態で保存でき、遠距離への流通...
要約 白米表層から削りとったコメ粉には、澱粉以外に水溶性糖類も含まれている。主要な糖類は5種で、コメの品質特性との間に密接な関連が見られる。これらは分子量約200万~200の範囲の多糖・少糖・二糖等で、高...
要約 「北陸148号」は多収、良食味、短強稈で耐倒伏性が強い中生の粳系統である。兵庫県では南部の「コシヒカリ」の一部に、三重県では「大空」に替えて、京都府では丹後地域の「コシヒカリ」等の一部に替え...
要約 「北陸148号」は多収、良食味、短強稈で耐倒伏性が強い中生の粳系統である。兵庫県では南部の「コシヒカリ」の一部に、三重県では「大空」に替えて、京都府では丹後地域の「コシヒカリ」等の一部に替え...
要約 水稲「関東166号」は、「関東141号」と「コシヒカリ」の交配により育成された、良食味系統である。出穂期はほぼ「日本晴」並の中生の晩に属する。「コシヒカリ」並に良食味で、「日本晴」より多収で縞葉枯...
要約 水稲「関東168号」は「コシヒカリ」のMNU処理突然変異によって育成された、低アミロース系統である。「コシヒカリ」並の早生に属し、アミロース含量・千粒重・収量以外の諸特性は「コシヒカリ」と同一であ...
要約 「南海121号」は、愛知52号/ミネアサヒの組合せから育成された粳系統で、早生、極良食味、強稈、いもち耐病性中、穂発芽難の特徴がある。このため「日本晴」等の早生品種に替わって福岡県と宮崎県で普及が...
要約 日本型とインド型の組み合わせのハイブリッドライスは、生育前期は片親のインド型に似た生育を示してシンクサイズは大きくなり、生育後期は片親の日本型に似て葉枯と枝梗枯が遅く登熟良好で、両親よりも明ら...
要約 穂いもちの発病が多くなるに従い、米の食味は低下する。この食味の低下の原因として、本病の発病による登熟不良とこれによる米中の窒素含量の増加が考えられる。 背景・ねらい いもち病によるイネの被害...
要約 窒素施用量が増すほど、また施用時期が遅いほど、水稲米粒中のスクロース含有率は低下し、全窒素(タンパク質)含有率は上昇した。しかし、全タンパク質中に占めるプロラミンの割合は窒素栄養条件によって...
要約 キヌヒカリはコシヒカリと比較して稈長が短く、稈長に対する下部(N3+N4)節間の比率も低かった。キヌヒカリの下部節間の節間重/節間長比は年次を通じて高く安定しており、これが耐倒伏性に優れることの一要因...