新規用途向け食用ひえ品種の育種素材となる低アミロース含有系統
要約 岩手県で栽培されていたひえ在来系統は、アミロース含有量が低く、栽培地域・年度による変動が小さい。本系統のデンプンは、既存品種に比べて粘度が高く冷めても硬くなりにくい糊化特性を有しており、新規加...
要約 こしあぶらの主要な抗酸化成分はクロロゲン酸である。その含量に関わる要因は、温度、光、穂木の大きさである。促成栽培では遮光下で長さ30~40cmの穂木を10~15℃の水に挿すことによって、抗酸化成分が多く...
要約 水稲「青系147号」は、育成地では中生に属する粳種である。従来の主食用品種に比べ、千粒重が6割程度の極小粒で、炊飯米は外観と食感に特徴があり、調理飯や玄米食に利用できることから、青森県の認定品種に...
要約 樹園地管理システムは、各園地の非破壊選果・栽培管理・地理・土壌・農業経営・気象データで構成する属性データと、園地マップ、メッシュマップ、地形図等で構成する地図データを結びつけ、生産・販売対策、...
要約 甘しょでん粉粕は抗酸化能をもつ機能性成分を含む。乾燥でん粉粕を摂氏170度で1時間加熱処理することにより抗酸化能が増加する。抗酸化能は品種により差がある。 キーワード 甘しょ、でん粉粕、食品機能性、...
要約 カンショには葉部の総ポリフェノール含量が一般野菜を上回る系統が多数ある。カンショ葉部にはカフェー酸およびその誘導体5種類が含有されており、これら6物質の中で最も多く含まれている物質は3-O-,5-O-ジ...
赤米品種「ベニロマン」に含まれる抗酸化性物質プロアントシアニジン
要約 赤米品種「ベニロマン」のアセトン抽出液は、白米・紫黒米のアセトン抽出液よりも高い抗酸化活性を示す。抗酸化活性を示す主要成分はプロアントシアニジンと推定され、このプロアントシアニジンは種子島在来...
要約 黒大豆「新丹波黒」および茶大豆「秋田在来」の種皮には、重合度8を中心にしたプロアントシアニジンが存在する。黒大豆プロアントシアニジンは、抗酸化活性およびアンギオテンシンⅠ変換酵素阻害活性を示す...
要約 湛液式水耕栽培では、葉ネギ葉身中のβ-カロテン含量は、10月に播種し1月に収穫する作型で7~10mg/100gと多くなるが、ルテイン含量は、栽培時期による変動が小さい。また、「SK5-501」は「雷山」に比べ葉身中...
要約 カキの雨よけ栽培により、「新秋」では糖度が高まり果肉中のβ-クリプトキサンチンが増加し、果皮色が濃くなる。「伊豆」ではβ-クリプトキサンチンが増加するがリコペンが減少し、果皮色が薄くなる。 キーワ...
要約 カキ果実の成熟に伴い、果肉中のカロテノイド含量が増加する。カロテノイド色素の中では、「富有」はβ-クリプトキサンチンとリコペン、「伊豆」はリコペンの含量が増加する。 キーワード カキ、富有、伊豆、...
耐病虫性、多収、高品質でイソフラボン含量が高い豆腐用だいず新品種「ふくいぶき」
要約 だいず新品種「ふくいぶき(東北126号)」は、「スズユタカ」と同じ成熟期の“中の晩”に属し、ダイズモザイク病抵抗性及びダイズシストセンチュウ抵抗性はともに強であり、子実収量は「スズユタカ」よりやや...
ホウレンソウの培養液中カリウム濃度変更による抗酸化活性の変化
要約 ホウレンソウの湛液水耕栽培において収穫10日前に低カリウム濃度の培養液に変更すると、抗酸化成分であるアスコルビン酸含量と抗酸化活性は増加する。この時ホウレンソウのアスコルビン酸含量と抗酸化活性に...
要約 イチゴ(品種:女峰)の継代培養細胞系から、選抜及びホルモンフリー化により赤色のアントシアニン生産培養系を確立した。増殖と色素生産に合成植物ホルモンを使用せずにイチゴのアントシアニンを効率的に生...
要約 酒米のとう精過程で生じるぬかはデンプン粒が損傷しており、加工利用が難しい。このぬかの有効利活用として、中ぬかは食感が良好で消費者に好評なクッキーへの利用が可能である。 キーワード 酒米、ぬか、中...
かんきつに含まれるβ−クリプトキサンチンとオーラプテンの含有量変動
要約 温州みかんの果肉中のβ-クリプトキサンチンは糖度の高い果実に多く含まれる。オーラプテンは「川野ナツダイダイ」などのダイダイ類やザボン類の果皮に多く含まれるが、果肉にも含まれる品種のあることが判...
茶葉中エピガロカテキン−3−0−(3−0−メチル)ガレート含量の変動要因
要約 抗アレルギー物質であるエピガロカテキン-3-O-(3-O-メチル)ガレート(EGCG3&Me)は‘べにほまれ’とその後代(‘べにふうき’等)の二番茶以降の茶葉に多く含まれ、包種茶(弱発酵茶)に製造すると高含量が維持さ...
要約 ばれいしょマイクロチューバー(MT)を種いもとする圃場栽培では、通常栽培に比べ生育が2週間程度遅延するが、最終的に80%程度の収量が得られる。また、MT栽培では上いも一個重および塊茎の二次生長発生程...
要約 セサミン、セサモリン含有量の多い熱帯型ごまの遺伝資源を素材として育成した「ごまぞう」は、国内で栽培可能な高リグナン含有系統である。この系統を混入した飼料で飼育したラットは、肝臓における脂肪酸代...
要約 セリシン蚕品種の「セリシンホープ」を育成した。1頭当たりの吐糸量は約80mgであり、吐糸・営繭率は100%近い。繭層中のセリシン成分は98%を越えるので、効率的なセリシンの生産が期待される。 キーワード ...