要約 イネのアクアポリンはその種類により異なる組織に局在する。根では、水輸送において最も抵抗の大きい内皮や外皮に多くの種類のアクアポリンが存在している。葉身では主に葉肉細胞にアクアポリンが局在してい...
プロピレン処理で粉質化させた硬肉モモではα-L-アラビノフラノシダーゼ活性が高い
要約 硬肉モモ品種「おどろき」を高濃度のプロピレンで追熟処理すると粉質化する。その際、α-L-アラビノフラノシダーゼ活性が顕著に増大し、細胞壁多糖類からアラビノース残基が消失することから、このことが肉質...
要約 バラの花弁の展開と成長は主として細胞肥大による。花弁の細胞肥大には、シンプラストとアポプラストへの糖質の蓄積が関与している。糖質の細胞内分布は疎水性溶媒密度勾配遠心分画法とインフィルトレーショ...
要約 イチゴ10倍体種間雑種品種「桃薫」の果実はモモ様の強い芳香を有する。果肉は柔らかいものの、淡黄橙で色の淡い果実は光沢があり外観が良好で、収量性にも優れる。新規の需要開発・拡大のためのイチゴ品種と...
低硝酸イタリアンライグラス中間母本候補系統「LNG5」の硝酸態窒素蓄積特性
要約 低硝酸イタリアンライグラス中間母本候補系統「LNG5」は茎葉の硝酸態窒素濃度が低い。「LNG5」幼植物では根による硝酸態窒素吸収量は変わらない。茎葉への窒素輸送量は同等であるが、硝酸態窒素輸送量が低下...
要約 損傷や質量減少率を抑える品質保持効果があるイチゴ用果柄把持パックである。個別容器は収穫した果柄付イチゴを1果ずつ収容して損傷なく取り扱うことができ、自動パック詰装置は個別容器から果柄把持パック...
要約 玄米のカドミウム集積に関わる遺伝子座(QTL)を、第7染色体の短腕側に同定しました。このQTLは銅、鉄、マンガン、亜鉛の必須重金属の玄米集積には関与せず、カドミウム濃度のみを特異的に高めることがわか...
稲やナスのカドミウム集積は導管にカドミウムを輸送する能力に支配される
要約 稲の品種間およびナス属の作物種間で地上部のカドミウム濃度は大きく異なります。その集積の違いを決定する生理的要因を解析したところ、根に取り込まれたカドミウムを導管に輸送する能力の差異が決め手であ...
要約 バイオ燃料原料として国内で生産可能な資源作物について、栽培に必要な農業生産資材や農業機械によるエネルギー消費量、資材等の価格や労力、収量及び成分をとりまとめたデータベースである。利用者は、デー...
要約
市販のバイアル容器を利用して収穫後のブドウ穂軸に水分を補給することにより、果実重の減耗および穂軸の褐変が抑制でき鮮度保持に有効である。
キーワード ブ...
要約 イネは水の輸送に関わる膜タンパク質アクアポリンの遺伝子を33種類持つ。このうち3種類が主に葉身で、6種類が主に根でそれぞれ発現し、10種類は葉身と根の両方で発現している。残りの14種類は葉身と根にお...
乳化ブスルファン液の卵黄内投与によるニワトリ始原生殖細胞の効率的除去法
要約 乳化したブスルファンを培養1日目のニワトリ初期胚の卵黄へ投与することにより、胚が有する始原生殖細胞を効率的に除去できる。 キーワード 始原生殖細胞、ニワトリ、家畜育種 背景・ねらい キメラニワトリ...
要約 ロールベールを垂直に持ち上げ可能なクランプとホイスト秤による計量・運搬装置。クレーン付トラックに懸架することで、クレーン付トラック1台でロールベールの保管場所や圃場においてロールベールの重さを...
ブドウの輸出に向けた機能性資材及び穂軸給水処理による鮮度保持技術の開発
要約 ブドウ「巨峰」をMAフィルムで包装し10℃で貯蔵する場合、酸素透過度11,100㏄/㎡・24h・atmが適している。船舶でシンガポールへ輸出する場合、穂軸給水処理し防湿段ボールに入れた果実は、穂軸の褐変が抑制され...
STSとスクロース処理によるキンギョソウ切り花の品質保持期間延長
要約 出荷前のSTSとスクロース処理により、キンギョソウ切り花の品質保持期間は有意に延長する。品質保持効果は輸送中にスクロースを処理することにより高まる。切り花を実送した場合にも、スクロースを含む薬...
要約 プリムラ・ポリアンサの苗を、8月に0℃・30日間暗黒条件で低温処理を行えば、夏場の高温を回避し品質を損ねることなく2ヶ月ほど開花を促進させることが可能である。 キーワード プリムラ・ポリアンサ、促...
易分解性糖質を蓄積する稲わら稈部の並行複発酵によるバイオエタノール生産
要約 易分解性糖質は、稲わらの茎から葉鞘を除去した部分(稈部)に蓄積する傾向があり、品種系統のみならず収穫後の貯蔵法により質や量が変化する。稈部のみを回収して並行複発酵を行うことにより、5%以上の高濃...
要約 稲わら稈部を葉鞘や葉身と分けて回収するため、両者の物理的性質の差を利用した分離技術を開発する。稲わらを粉砕後に両者を風力で分離した場合、稲わら(ミルキークイーン)裁断物からの易分解性糖質回収率...
エブ&フローシステムにおけるサツキの窒素濃度管理による栽培期間短縮法
要約 サツキのコンテナ栽培において、エブ&フローシステムを利用した最適な窒素の管理栽培を行うことで、慣行コンテナ栽培と比較して最大9ヶ月栽培期間を短縮し、品種によっては鉢上げから最短3ヶ月で量販店規格...
要約