草型に特徴のある茎葉利用サツマイモ新品種「九育葉2号」、「九育葉3号」
要約 茎葉利用サツマイモ「九育葉2号」および「九育葉3号」は、茎葉の食味や葉に含まれる機能性成分の含量は品種「すいおう」と同等であり、食用として優れている。叢生または匍匐の草型の特徴を活かして家庭菜園...
飼料用・米粉用など多用途に利用できる多収水稲新品種「ミズホチカラ」
要約 「ミズホチカラ」は出穂期が「ニシホマレ」並の中生種で、耐倒伏性が強く粗玄米収量が一般主食用米より約20%多収である。玄米品質・米飯の食味は不良であり主食用には適さないが、飼料米や米粉原料などの加...
耐冷性が強く、玄米白度が高い良食味水稲新品種候補系統「上育糯450号」
要約 「上育糯450号」は穂ばらみ期耐冷性は“極強”で強い。また、「はくちょうもち」より多収で玄米白度が高く、おこわ等の食味が「はくちょうもち」にやや優る。 キーワード イネ、糯、耐冷性、白度、高品質 背景...
老化性および簡易アミロース含量測定による高品位米選抜のための食味検定法
要約 北海道米の良食味品種の食味は向上したが、米飯テクスチャーが適正で、アミロースやタンパク質含有率の年次変動の少ないことが求められる。米飯の老化性とアミロース含量の簡易・省力測定法を用いた米の食味...
要約 埼玉県在来のらぼう菜3種(比企、都幾川、野口種苗)の食味は、ほうれんそうと比べると甘味が強く、えぐみが少ない。のらぼう菜ゆでペーストを麺に添加するとコシが強くなり、パンに添加すると体積が増加す...
要約 サツマイモ「ほしキラリ」は蒸切干の外観や食味が優れる蒸切干加工用系統である。「シロタ」は、ほとんど発生しない。でん粉の糊化温度がやや低く糖化しやすい。 キーワード サツマイモ、加工用、蒸切干、良...
良質で耐冷性が強い低アミロース米水稲新品種「ねばりゆき」の育成
要約 水稲「ねばりゆき」は、青森県で熟期が“中生の中”の低アミロース米品種である。耐冷性が強く、一般的な粳品種に比べ、粘りが極めて強く、軟らかいため、混米用や調理飯、加工米飯等に利用できることから、青...
要約 「媛かぐや」は「筍芋」と「唐芋」のジベレリンによる開花処理・交雑と胚培養を利用して育成したサトイモ新品種である。親いもの形状は紡錘型で、重さは約1.4kgと大きく、粉質で糖濃度の高い親子兼用サトイ...
要約 モチ性裸麦「ダイシモチ」に対して、実需者は、1)消費者間の認知度は低いが食味は高いと受け止められている、2)加工適性や食味は高いが色の白くない点は課題である、3)製造業などの業種で新商品の開発...
切り餅加工適性に優れる中山間地向け水稲糯新品種候補「福島糯8号」の育成
要約 水稲「福島糯8号」は、「ヒメノモチ」より3日程度早い“中生の早生”の糯品種で、耐冷性は“極強”、さらに穂発芽性が“やや難”の系統である。収量、品質とも「ヒメノモチ」と同程度であるが、餅にした時の硬化...
要約 「北陸207号」は、寒冷地南部では中生の早に属する粳種で、日本型で、やや短稈、偏穂重型の高アミロース米の製麺用系統である。製麺時の麺離れが良く、麺への加工適性が高い。 キーワード イネ、高アミロ...
要約 「西南糯118号」は暖地では早生に属し、多収で穂発芽性難の糯系統である。餅やおこわに加工した場合の食味が良い。 キーワード 糯、多収、良食味、穂発芽性 背景・ねらい 西南暖地の早期栽培地帯で作付け...
背景・ねらい
「板うに」の型くずれ防止のために使用されるミョウバンは、濃度の高い溶液では独特の渋味を持つため、処理方法の違いにより品質がばらつく。そのため市場からは、ばらつきをなくすための技...
要約 「中部糯110号」は温暖地東部では中生の晩に属する、偏穂重型の水稲糯種である。穂いもち抵抗性遺伝子Pb1及び縞葉枯病抵抗性遺伝子Stvb-iを持つ。外観品質に優れ、粘りが強く、餅の食味は極良好である。 キ...
炊飯米の外観が良い良質・極良食味水稲新品種候補系統「北陸200号」
要約 「北陸200号」は、寒冷地南部では晩生の晩に属する粳種であり、良質で「コシヒカリ」並の極良食味である。炊飯米の外観が良いため、加工米飯やおにぎり等への適性が期待される。 キーワード イネ、極良食...
栽培特性の優れる暖地向き香り糯新品種候補系統「南海糯163号」
要約 「南海糯163号」は、香り糯在来種より短稈で耐倒伏性が強く、栽培しやすい糯種の香り米である。玄米の香りは「ちほのかおり」より強く、香りの強い搗き餅ができる。粳米に5~10%程度混米することにより、香...
要約 「青系紫糯154号」は、“中生の早”で耐冷性が“強”の紫黒糯米で、玄米はアントシアン系の濃い紫色を呈し、赤飯などの各種調理飯や赤餅等の加工食品等に利用できることから、青森県の認定品種に指定された。 キ...
要約 莢剥き機を利用したエダマメの剥き豆加工では、短時間のブランチング処理により製品歩留を高め、破損や種皮剥離の少ない高品質な剥き豆を得ることができる。また、食味が確保される範囲で収穫時期を遅らせる...
要約 一般の飯用米に用いる各種品種の糊化粘度特性の評価から、冷やご飯のなりやすさを表す米飯の老化性推定値を求めた。老化性推定値(表層老化度)は、品種による老化性の違いを数値化でき、品質の指標として...
生しぼり豆乳を2段階で加熱すると豆腐の粘弾特性、保水性、歩留まりが向上する
要約 豆腐ゲルの形成に関与する大豆タンパク質の変性温度に着目し、生しぼり豆乳を70℃10分→100℃5分の二段階で加熱すると、凝固剤を添加して調製される豆腐の粘弾特性、保水性、歩留まりが向上する。 背景・ねら...