要約 静岡県内の農耕地土壌は、土壌表層だけでなく、下層でも塩基類やアニオン類の 濃度が高い事例がみられる。 背景・ねらい 県内の従来の土壌調査では肥培管理が土壌深部まで及ぼす影響についてのデータが少な...
窒素濃度の高い河川水かん水砂地ほ場でのニンジンの窒素施肥量削減
要約 硝酸性窒素濃度が約30mg/Lの河川水を砂地のニンジン栽培にかん水することにより、窒素施肥量を慣行(25.2kgN/10a)に対し、40%削減することが可能で、同時に河川の窒素流出負荷軽減が期待できる。 キーワー...
要約 県内4箇所の茶園において窒素施肥量を大幅に削減して4年間栽培を行ったところ、年間窒素施肥量27~30kg/10a程度では、一部を除き、3~4年以内に一・二番茶の収量や全窒素含有率が低下するなどの影響が見られ...
要約 ‘はくさい中間母本農7号’は、小胞子からの植物体再分化能が高く、しかも再分化個体には高頻度で半数体倍加個体が含まれる。本系統を片親に用いた交雑後代を小胞子培養することにより、短期間に...
要約 てん茶園に自動点滴施肥装置を設置し、樹冠下に尿素を主体とした複合液肥を毎日施用することにより、施肥窒素量25kg/10aでも慣行(施肥窒素量69kg/10a)を上回る生育・収量が得られ、また製茶品質も向上する。...
要約 深さ20m を超える茶園下層土中には表層土壌と同程度の密度の脱窒菌が存在する。窒素安定同位体自然存在比から推定すると、下層土でも地下水面周辺やすき込まれた有機物層では脱窒が起こっている可能性がある...
早生系宿根アスター新品種「シルキースターパープル」「シルキースターバイオレット」「シルキースターパープルレッド」
要約 宿根アスターの交雑育種により、花色が明青味紫、一重咲き、9月上中旬咲きの「シルキースターパープル」、花色が明紫、一重咲き、9月中旬咲きの「シルキースターバイオレット」、花色が鮮赤紫、一重咲き、...
要約 〔要約〕小玉スイカ‘姫しずか’は、果皮が硬く物理的な耐裂果性を有する。このため、機械選果が可能で、輸送性も高い。果肉も硬く崩れにくいため、日持ちが良く、業務用にも利用可能である。 キーワード 小玉...
要約 〔要約〕水耕液に接種した大腸菌は、根やウレタン培地等で長期間、生き残る。水耕栽培の装置、資材、種子等は次亜塩素酸ナトリウム処理や蒸気消毒で殺菌が可能だが、栽培期間中の殺菌は、困難なため、栽培開...
要約 1998年以降、奄美群島のハウス栽培宿根アスターに発生したうどんこ病の病原菌はErysiphe cichoracearum型のOidium sp.で、防除薬剤としてはBDEDC乳剤、イミノクタジン酢酸塩・ポリオキシ...
要約 〔要約〕木化根に特徴のある茶樹4品種について、さし木苗と成木(19、28、37年生)で木化根の太さ別発生本数を比較した結果、3年生さし木苗で認められる木化根の特徴は成木でも確認され、さし木苗で根系が選...
要約 〔要約〕チャの二次代謝に関与する6遺伝子座13個のDNAマーカーを比較することにより、チャ45品種の識別ができる。特に主要品種の‘やぶきた’は特徴的なマーカーを有するため容易に識別できる。 キーワード ...
要約 〔要約〕窒素施肥量を硫安で50kg/10a/年として栽培した一番茶新芽の遊離アミノ酸及びカテキン等の品質関与成分含量は、100kg/10a/年施肥した場合と差が認められない。このことは二番茶でも同様であり、施肥...
要約 〔要約〕育苗期の高温により発現するトルコギキョウのロゼット性の程度は、たん水および日最低気温25℃以上の高温条件で栽培し、ロゼット化率を相対評価することにより判定できる。 キーワード 育苗、高温...
要約 〔要約〕イチゴの高設ベンチにおいて、水の気化潜熱を利用した培地冷却法を用いると、晴天の最高気温時に培地温度が5℃~10℃低下する。高温時に定植したイチゴの生育が促進され、頂花房の分化・出蕾時期が早...
要約 〔要約〕茶園からは地温の低い冬期を除いて多量の亜酸化窒素が発生する。亜酸化窒素発生量は窒素施肥量が30 kgN/10aを越えると増加するが、石灰窒素の併用により低く抑えることが出来る。 キーワード 茶園、...
要約 イチゴの高設ベンチにおいて、水の気化潜熱を利用した培地冷却法を用いると、晴天の最高気温時に培地温度が摂氏5度~摂氏10度低下する。高温時に定植したイチゴの生育が促進され、頂花房の分化・出蕾時期が...
「さきみどり」「りょうふう」「むさしかおり」の赤黄色土壌における細根分布
要約 赤黄色土における品種間の細根分布には特徴が認められ、さきみどりは土層全体に深層まで、りょうふうは細根数は少ないがうね間では深層に、むさしかおりは浅い位置に多く、細根が分布する。熊本県農業研究セ...
要約 年間窒素量約100kg/10aで十数年栽培している厚層多腐植質黒ボク土の茶園では,易分解性窒素が多量に蓄積しているため,施肥窒素量を毎年20%削減した場合,窒素溶脱量が低減するまでに2年程度を要する。鹿児島県...
要約 はさみ摘みてん茶としての収量性は、「やぶきた」が最も優れ、「さみどり」は摘採面当たりの収量が多い。てん茶品質は「さみどり」が最も優れ、葉厚の薄い「おくみどり」、「あさひ」も優れる。総合すると「...