要約 病原菌を特定できない原因不明のイチゴ芽枯れ症状の発症は、ポット育苗した苗を利用し、定植直後からビニール等で屋根を被覆して雨除けを行うことで軽減できる。 キーワード イチゴ、芽枯れ症状、ポット育苗...
高親水性不織布を利用した不織布灌水法と雨よけによるイチゴ炭疽病伝染抑制効果
要約 点滴チューブと親水性の高い不織布を小型成型トレイ上部に置き、植穴に直接灌水を行う給水方法は、水滴飛散が無く、従来の頭上灌水よりイチゴ炭疽病菌の伝染を抑制し、雨よけを併用すれば、著しく高い伝染抑...
要約 イチゴ低温カット作型の高設栽培では、肥効調節型肥料(エコロングトータル180日タイプ)を株あたり窒素成分量2gの全量基肥施肥とし、栽培槽をハンモック式とすることで地床栽培より多収となり、収益性が向...
要約 イチゴ用小型ポットと塩ビ管を利用した湛水式の底面給水育苗技術を用いると、面積当たりの採苗数が 増加し、苗質、定植後の生育、収量が優れ、育苗時の炭疽病感染が回避できる。 キーワード イチゴ、炭疽病...
要約 四季成り性品種を用いたイチゴの春定植・夏秋どり栽培において、4~5花房を着果させた後、8月中旬まで発生する花房を摘除することによって、放任に比べ9月中の収量を増収できる。 キーワード イチゴ、四季成...
イチゴ高設栽培におけるフィルム型日射センサを用いた自動かん水制御
要約 イチゴの高設栽培で太陽光発電素子のフィルム型日射センサと日射比例制御コントローラーにより自動かん水制御ができる。積算日射量3MJ/m2を基準に給液すると、日々の日射量に比例して給液制御ができ、排液率...
イチゴ「さがほのか」の短日処理による頂花房花芽分化と収穫開始期の前進化
要約 標高400mの中山間地域においては、イチゴ「さがほのか」は短日処理のみで頂花房の花芽分化を早進化でき、収穫開始期も早くなる。短日処理を5月末に開始すると約20日後に花芽分化し、7月上旬に開始すると25~...
イチゴ「さがほのか」の定植時期、クラウン部冷却と第1次えき花房の出蕾期
要約 標高400mの中山間地域のイチゴ「さがほのか」高設栽培において、定植後にクラウン部冷却を行うと、6月下旬定植株は10月中旬に第1次えき花房が出蕾し花房の連続性はみられない。8月上旬定植株は花房の連続性...
クラウン部冷却によるイチゴ「さがほのか」据え置き2年株の秋季花房出蕾・収穫時期の早進化
要約 標高400mの中山間地域において、イチゴ「さがほのか」据え置き株を利用して2年目連続栽培を行う場合、クラウン部冷却を行えば、新たな花房が8月下旬から出蕾し、9月下旬から収穫開始できる。また、11月下旬...
クラウン部冷却による四季成り性イチゴの連続出蕾性と果実肥大の向上効果
要約 クラウン部の近傍温度を精度よく制御できる装置を用いて、夏秋季に四季成り性品種のクラウン部近傍温度を摂氏23度以下に冷却すると、連続出蕾性が向上し、果実の痩果数、正常稔性率が高くなり、果実肥大が優...
要約 イチゴの疫病抵抗性は、疫病菌の遊走子をポット苗に潅注接種することで評価できる。「大村朱」は強度の疫病抵抗性を有し、抵抗性が弱い品種との交配でも抵抗性が強い実生個体を得られることから、交配母本 キ...
子のう胞子によるイチゴ炭疽病(Glomerella cingulata)の空気伝染
要約 イチゴ炭疽病(G.cingulata)は子のう胞子により空気伝染する。子のう殻(子のう胞子を内包)は育苗期を通じ枯死株等に形成され、子のう胞子が降雨直後を中心に数ヶ月にわたって飛散する。 キーワード イチ...
塩分濃度の高い堆肥の施用による野菜のカリウム含量および糖度の向上
要約 塩分濃度の高い堆肥を利用するとカリウム含量および糖度が高い作物になる傾向がある。ただし、土壌中の陽イオンバランスの関係で作物中のカルシウム含量が下がり、水分ストレスがかかるために果実が小さくな...
促成イチゴを省力・軽作業化する連続うね利用栽培の灌水同時施肥法
要約 出らいを基準に毎日必要量を液肥で施用する施肥法に、水分センサと少量高頻度灌水装置を利用した精密施肥・灌水制御法を組み合わせることにより、連続うね利用栽培において灌水・追肥の自動化が可能となり、...
要約 イチゴの不耕起栽培では、養液土耕法と熱水土壌消毒法を用いることにより、とくに有機物や土壌改良資材を施用しなくても、長期間安定的に慣行耕起栽培と同等の生育・収量を維持することができる。 キーワー...
要約 「かいサマー」は、「章姫」に「エラン」を交雑して育成した四季成り性イチゴ品種である。果実の形状や食味に優れ、盛夏期にも収量が落ち込むことなく7~10月に安定収穫可能で、山梨県の高冷地における夏秋...
イチゴ作新規参入者の経営ステージ移行の円滑化を図る経営管理のポイント
要約 イチゴ作新規参入者の経営管理意識は、創業期から拡大期にかけて栽培・作業管理から販売・雇用・コスト管理へと広がる。拡大期へ円滑に移行するには、創業期から雇用管理の意識と技術を高め、管理作業を担え...
イチゴ高設栽培で同一株を多年利用する「イチゴ株据置栽培」技術
要約 同一株を多年利用するイチゴ株据置栽培は、定植時に芽の伸長方向を栽培ベッドの長さ方向と平行に 定植する。収穫を打ち切った5月から6月初旬に窒素中断を開始することで11月から収穫できる。 キーワード ...
要約 イチゴの高設栽培では、培養土量が多いほど生育が良く、商品果収量が多くなる。培養土量が株あたり4Lの高設栽培において、バーク、バーミキュライト、ボラ土を6:2:2で混合した培養土を使用すると、慣行の...
要約 促成イチゴの育苗にパルプモウルド製の紙ポットを用いると、培地温が低下し、頂花房の花芽分化が促進される。「さちのか」では育苗用土を用い、2週間に1回施肥(N:100mg/錠)し、2時間に1回(10分)頭上散水...