各種土壌におけるマンゴーの生育および果実糖度と葉内成分の関係
要約 マンゴーは、微酸性~アルカリ性土壌(島尻マージ、ジャーガル)に比べ、酸性土壌(国頭マージ)での生育が良好で葉色も濃い。微酸性~アルカリ性土壌では、葉色、果実糖度と鉄含量との関係が高く、酸性土壌...
要約 養水分を土壌に間欠ドリップで施用する養液土耕法で、カーネーションの栽培をすると、従来の土耕栽培よりも減肥が可能になる。また、施肥量調節の目安となる簡易栄養診断法による診断基準値も確立した。 背...
要約 イチゴ新品種「栃木13号」は、草勢が強く、連続出蕾性の高い促成栽培用品種である。果実は「とちおとめ」より大果で、酸味が少なく、果肉は粘質・多汁で食味が優れるが、果皮が軟らかいので観光摘み取り用に...
要約 組織培養で増殖した「ヒリュウ」は、多芽体をBA0.3ppmのMT培地に 継代し、約10mm以上になったシュートをIBAの粉末で塗布処理し、滅菌した畑土壌に直接挿木すると活着、生育が良い。福岡県農業総合試験場・果...
要約 他の品種に比べて発芽率が低い丹波黒は、ひとつのセルに2粒まきすることで、発芽セル率が向上し、根鉢の形成が良好となり、全自動移植機の利用が可能となる。 背景・ねらい 根鉢ができにくく発芽率の低い...
オリエンタル系ハイブリットユリの葉焼け症の原因究明とリン片除去による軽減法
要約 ユリの葉焼け症は初期生育の盛んな大球で発生しやすく、上位葉のP/Ca値(リン/カルシウム)が高いほど症状が重い。また、定植時に球根からリン片を2~4枚剥離すると、上位葉のP/Ca値が低く、葉焼け症の発生...
集落営農型法人の経営受託水田における作業別対応方式と米生産費
要約 中山間地域においても、集落営農型法人の保有労働力を十分活用していく形での作業別対応方式が確立できれば、農地の面的維持とともに、保有機械1台当りの稼働面積の拡大による米の低コスト生産が可能になる...
要約 北海道立根釧農業試験場畜産圃場における環境負荷窒素量は、草地では25~32kgN/ha/yrであるが、草地に牛舎等の施設を加えた畜産圃場全体では53kgN/ha/yrに達する。このことは、環境保全上、牛舎等施設の管理...
要約 堆肥の施用により牧草収量の増加、土壌化学性の改善および土壌の経年的な堅密化の緩和が、10年間にわたり認められる。更新時に施用した堆肥1tからの年間窒素供給量は1.0~0.4kg、維持管理段階で連年施用した...
矮性、多収、大粒、良質のいんげん(中長鶉類)新品種候補「十育D10号」
要約 いんげん「十育D10号」は中長鶉類に属し、現在の栽培品種「福粒中長」の草型が半蔓性なのに対し矮性で、草丈が低い。「福粒中長」に比べ成熟期は4日程度早く、収量は7%優り、百粒重はやや大きい。 背景・ね...
要約 発育速度(DVR)を用いた水稲及び麦類の生育ステージ推定モデルとメッシュ気候値を用いて、県内全域での生育ステージを推定してメッシュ分布図を出力するシステムを開発した。佐賀県農業試験研究センター・...
要約 測色計を用いた葉色値により,イネ体のいもち病感受性程度を評価できる。コシヒカリ,ササニシキでは葉色値(明度)が38~39以下ではいもち病感受性が高くなる場合がある。 背景・ねらい 近年,いもち病抵抗性弱...
田面水の水質およびトリハロメタン生成能に及ぼす肥培管理の影響
要約 代かき・移植・除草などの土壌撹拌や鶏糞の施用は,田面水の溶存態有機物濃度(DOC)を高め,浄水処理の際の塩素消毒でのトリハロメタンの生成能(THMFP)を高めた。塩化アンモニウム系の肥料および鶏糞の...
要約 基肥窒素量および植付本数は玄米品質・食味に及ぼす影響が大きいが、栽植密度は小さい。玄米品質・食味を向上させるには、基肥窒素量は適正籾数を確保できる最小限の量とし、植付本数は一株3~4本に抑える。...
要約 水稲新奨励品種「信交485号」の良質良食味・安定多収栽培のためには、「コイヒメ」の基肥水準よりやや減肥し、密植を避けて倒伏を抑え、幼穂10mm期に穂肥を施用するのがよい。 背景・ねらい 早生・良食味品...
要約 密植桑園の肥培管理資材として、10a当たり豚糞堆肥2tおよび苦土石灰60kgを春肥時に混合して散布し、尿素59kgを春肥時と1回目収穫後に分施すると、慣行施肥並の桑収量が得られ、肥培管理資材費は2割程度とな...
要約 葉菜類に対してペースト状肥料を株横4cmまたは株直下の、深さ5cmと10cmの二段位置に、畝立マルチと同時に機械により局所施肥する方法は、施肥窒素の利用率が高く減肥できるため環境保全的であり、かつ作業の...
ナスの灌水同時施肥(養液土耕)による土壌及び作物体中硝酸濃度の適正管理技術
要約 半促成ナスにおける灌水同時施肥(養液土耕)栽培は、生産性の向上を図ることができるとともに、窒素施肥量を削減し、養分の利用率を向上させ、環境負荷を軽減する効率的な施肥管理が可能である。 背景・ね...
大果でネットの美しい隔離床栽培用アールスメロン新品種「アクアクイーン」
要約 隔離床栽培用アールスメロンの新品種「アクアクイーン」を育成した。この新品種は樹勢が強く、果実が大きく、果実外観、食味とも優れ、雌花の着生が良好なので栽培しやすいのが特徴である。真夏を除き、春作...
ブドウ(アレキ)の幼果期における葉柄内アンモニア態窒素濃度の適正レベル
要約 ブドウ「マスカット・オブ・アレキサンドリ」の養液栽培において、果粒重11g以上、糖度16度以上の果実を生産するためには、幼果期(満開後10~14日頃)の第5節葉葉柄内のアンモニア態窒素が40~120ppmの範...