要約 野茶研04号は普通煎茶の製法で、特徴的な甘い花の香りと滋味に優れた系統である。「さえみどり」並みの早生で、花の香りを有する「そうふう」と比べ、収量が多く、香気と滋味が優れる。 キーワード 野茶研04...
圃場で栽培するレタスにおいて、花成進行に伴って発現量が増加する花成関連遺伝子群LsFT、LsFVEL、LsFLDL、LsLDL
要約 花成制御における、花成経路統合遺伝子のレタスホモログLsFTおよび自律的花成経路遺伝子のレタスホモログLsFVEL、LsFLDL、LsLDLは、露地圃場で花芽形成が観察されたレタスの葉において、...
遮光ホワイトアスパラガス伏せ込み促成栽培において、雌雄株で株あたり収量の差はない
要約 アスパラガスの堀上げ時根株重は雌株で重く、伏せ込み促成栽培で遮光ホワイトアスパラガスを収穫すると茎数は雄株で多いが、株あたりの収量および早...
栽培管理の異なる果樹園などで鳥類相を推定・比較する簡易な手法
要約 果樹園における鳥類の総種数や個体数を推定する簡易な手法を開発し、有機栽培と慣行栽培を比較したところ、有機栽培リンゴ園では慣行栽培園よりも総...
「コシヒカリ環1号」を用いたヒ素とカドミウムの同時低減技術の開発
要約 カドミウムをほとんど吸収しない水稲品種「コシヒカリ環1号」を落水期間を長めにしながら土壌の乾湿を繰り返す節水法で栽培すると、玄米カドミウム濃...
気象予報を含む全国日別1kmメッシュ農業気象データ作成・配信システム
要約 最長26日先までの予報を含む13種類の農業気象データを1980年から現在の翌年までについて提供する。データは約1kmのメッシュ単位で整備され、必要とする気象要素、地域、期間を任意に選択して取得できる。種...
要約 北海道における中生品種の移植水稲栽培において慣行栽培と同程度の収量、産米品質を維持可能な栽植密度は約15株/m2(泥炭土以外)または約18株/m2(泥炭土)である。疎植では2.4日から5.2...
要約 栽培管理や労務管理のために施設園芸で生産したトマトなどの収量、収穫作業時間を、収穫しながら自動で効率的に記録するシステムである。開発システ...
イネSPW1遺伝子の新規アミノ酸置換型変異により閉花性を安定化できる
要約 イネ閉花性変異体spw1-cls1は開花せず稔実するため、自然交雑の抑制に有用であるが、穎花形成時の低温条件により開花することがある。spw1-cls1とは異なるSPW1遺伝子のアミノ酸...
オリエンタル系ユリにおける温度と個体光合成および呼吸、乾物蓄積との関係
要約 オリエンタル系ユリの個体光合成の適温は、20~25°Cの範囲にある。夜温を15°Cとし、昼温を28°C、24°C、20°Cとする、あるいは昼...
要約 年次間分散が大きい果実重および糖度は、樹数より年次数を増やして評価すること、年次間分散と樹内果実間分散が大きい剥皮性およびじょうのう膜の硬...
果樹園での草生管理または堆肥の施用は清耕管理より土壌炭素を増加させる
要約 果樹園の地表面を清耕状態で管理し続けるよりも、草生で被覆して管理、または化学肥料単用よりも堆肥を併用し続ける方が、土壌表層0~20cmの炭素蓄積...
大果で収量性が高く、省力栽培が可能なイチゴ新品種、「恋みのり」
要約 イチゴ「恋みのり」は促成栽培に適し、連続出蕾性に優れた多収品種である。冬期の草勢が強く草勢維持が容易で、大果で秀品率が高く、収穫・調製作業...
要約 イタリアンライグラス「九州1号」は極早生で、いもち病抵抗性が既存の抵抗性品種「さちあおば」より強い。暖地で9月播種した場合の年内草と春1番草の...
要約 登熟期の気温に対する単位日射量当たり収量の反応には多収品種間で差が認められる。両者の関係からみた登熟適温はインド型品種「北陸193号」および「...
要約 キャベツの倒伏性は、押倒し抵抗測定により、解析・評価が可能である。キャベツセル苗の深植え定植では、浅植え定植に比べ、少し深い(3-5cm深)層に多数の側根を発達させるため、転び型倒伏への抵抗性が増し...
要約 倒伏しにくいソバ品種「にじゆたか」は、標準品種「階上早生」に比べて、一次側根数が多く、側根の硬い部分が長く、横への張り出し長も大きく、より水平方向に向いている。また、播種密度が低いほど、これら...
要約 赤外光を利用してササゲ子実の粉体サンプルの窒素含有量を推定し、これをタンパク質含有量に換算することにより、育種過程で利用可能な子実タンパク...
水耕栽培トルコギキョウの根腐病に対する、化学合成農薬の初の適用拡大
要約 防除効果と薬効成分の残留調査結果を提示することにより、NFT式循環型水耕栽培におけるトルコギキョウの根腐病に対して、これまで登録の無かった化学...
要約 東北および北陸地域におけるタマネギの春まき夏どり作型の開発により、これら地域での生産性が慣行の秋まき作型より向上し、端境期出荷も可能となる。公表した栽培マニュアルから、適品種選定等栽培技術情報...