要約 寒地水稲乾田直播の播種にグレーンドリルを利用する場合は、必要に応じて事前に鎮圧して矩形板沈下量を10mm以内とし、播種深度を10mm以内とする。さらに播種後も鎮圧を行うことで慣行のロータリシーダを用い...
要約 ユニットの交換によってポット径12cmまでのポット育苗苗と1辺3cmのセル成形苗の植え付けが可能な移植機構である。開発機の作業速度はカボチャのセル成形苗で7.7cm/秒、マルチ栽培に対応できる。 キーワード ...
道央地域で11月に播種するホウレンソウの冬季無加温栽培と3月の寒締め
要約 北海道の道央地域において、ハウスの保温を強化すれば、夏作終了後の11月中旬に播種し、3月に収穫するホウレンソウを無加温栽培できる。出荷サイズに生育する3月上旬以降にハウスを開放する寒締め操作を施せ...
寒冷地における水稲品種「萌えみのり」の鉄コーティング種子湛水散播栽培
要約 寒冷地において直播向き水稲品種「萌えみのり」種子を鉄コーティングして湛水散播栽培することにより、一般品種の移植栽培並の収量、品質、食味となる。玄米60kg当たり費用は2009年度統計値の約80%となる。 ...
フィリピンでの節水灌漑技術普及における情報ネットワークの役割
要約 フィリピンの深井戸灌漑水利組合を対象に、節水灌漑技術普及における情報ネットワークの役割を解明した。技術の早期採用者は、外部から技術情報を組合に伝える機能、組合内で情報を広める機能、外部に情報を...
焼酎廃液濃縮液を活用した春ダイコン-焼酎原料用サツマイモ畦連続使用栽培
要約 春ダイコン収穫後、マルチ被覆畦を連続使用してサツマイモ「コガネセンガン」の栽培が可能であり、牛ふん堆肥連用畑で春ダイコン作付前に焼酎廃液濃縮液を施用すると、それ以降無施肥で春ダイコン、サツマイ...
茶品種「ふうしゅん」は減肥栽培でも慣行施肥栽培の「やぶきた」より収量が多い
要約 「ふうしゅん」は慣行の3割程度減肥した栽培でも、慣行施肥栽培の「やぶきた」より収量が多い。減肥栽培の「ふうしゅん」を適期前の出開度60%で摘採すると、荒茶品質は慣行施肥栽培の「やぶきた」を適期で摘...
界面活性剤と硫酸第一鉄処理によるスギ樹皮培地栽培シクラメンの生育改善
要約 定植培地をスギ樹皮単用としたシクラメン鉢物栽培において、界面活性剤および硫酸第一鉄を培地に処理すると生育が改善される。 キーワード スギ樹皮培地、シクラメン、界面活性剤、硫酸第一鉄、生育改善 背...
要約 開発した半地下栽培装置は、地熱を有効活用するためにハウス内に掘られた溝の中で作物を栽培するものであり、これによって、無加温で寒冷地の厳冬期にチューリップの促成栽培を行うことができる。 キーワー...
衛星画像を利用した小麦収穫作業システムは主要秋播き品種への適用が可能
要約 小麦の穂含水率と圃場試験より得られた正規化植生指数の間には、品種に関わらず正の一次相関があり、衛星画像を利用した小麦収穫作業システムは現行の主要秋播き品種へ適用が可能である。 キーワード 小麦、...
メタン発酵消化液の脱水ろ液中のアンモニア性窒素の抽出ならびに濃縮
要約 メタン発酵消化液の脱水ろ液を全還流蒸留することで、同液中のアンモニア性窒素を効率的に抽出でき、二酸化炭素ガスと反応させることでアンモニア性窒素を大幅に濃縮できる。 キーワード メタン発酵消化液、...
要約 水田冬期湛水の環境保全コストとしては、環境保全型稲作の除草コストが最も大きい。必要除草量に応じた除草コスト投入は収量安定要件となり、生産米の高価格販売と合わせ、水田冬期湛水の持続性に重要な要因...
二毛作で収量の安定確保と作業時間・コスト削減が可能なトウモロコシ簡易耕播種
要約 夏作トウモロコシの播種においてディスクハロによる簡易耕とトリプルディスク方式の不耕起播種機を組み合わせることで、冬作ライムギの収穫跡地における作業でも軽労化の達成と耕起播種と同程度の収量確保が...
客土圃場を想定した移植栽培によるホウレンソウ可食部のカドミウム濃度抑制
要約 ホウレンソウをセル成型苗を用いて移植栽培すると、土壌深層における根系発達が抑制される。カドミウム(Cd)汚染土壌に20~40cmの客土をした木製枠における栽培では、移植栽培によりホウレンソウ可食部のCd濃...
トルコギキョウの低コスト冬季計画生産技術の開発と基本マニュアル
要約 大苗定植、長日処理、初期重点追肥と高昼温・低夜温管理を組み合わせることで、トルコギキョウを冬季の目標時期に作付け個体の80%以上を低コストで出荷できる。本技術を解説した基本マニュアルは個別産地ご...
アミロース含有率が中程度の多収穫米は米粉パンに適し施肥の影響も受けない
要約 アミロース含有率が15-20%程度の多収穫米は一般食用米の米粉と同等の製パン適性を持つ。また、多肥栽培によりたん白質含有率が高くなっても、米粉パンの品質に大きな違いは生じない。 キーワード 米、多収穫...
ヨトウガ、オオタバコガ、タマナギンウワバ同時防除を可能にする天敵ウイルス資材
要約 ヨトウガ核多角体病ウイルス(105多角体数/ml)に顆粒病ウイルス由来タンパク質(13μg/ml)を添加した天敵ウイルス資材はタマナギンウワバに高い殺虫効果を示す。ヨトウガとオオタバコガでは、主成分...
全面マルチ作で肥料施用量を削減できる「全面マルチ用うね内部分施用機」
要約 肥料を45~50cm幅のうね中心部のみ帯状に施用しながら、うね全体をマルチで覆うことができる。高原や寒冷地におけるレタスの全面マルチ作において、単位面積当たりの肥料施用量を30%程度削減できる。 キーワ...
耕うん同時畝立て局所施肥マルチ作業機による秋どりブロッコリーの減肥栽培
要約 秋どりブロッコリー作において、耕うん同時畝立て局所施肥マルチ作業機で速効性肥料と緩効性肥料を施用し白黒ダブルマルチすることにより、無マルチ全層施肥の慣行に比べて除草剤散布および追肥作業を省力し...
要約 「すずこま」は、早生で草姿がコンパクトな心止まり性の加熱調理用トマト(クッキングトマト)品種候補であり、低段密植養液栽培に適する。 キーワード クッキングトマト、品種、低段密植、養液栽培、心止まり...