pF制御自動灌水同時施肥システムによる環境にやさしいキュウリ栽培
要約 福島農試で開発したシステムで供給する液肥濃度は、半促成栽培が0.7dS/m、抑制栽培は0.5dS/mが適当と考えられる。このシステムによるキュウリ栽培法は、減肥が可能で、硝酸態窒素の土壌残量が少ないなど、環...
要約 ホウレンソウの移植栽培を導入することにより、直播栽培よりも、夏作野菜の栽培期間は2週間延長でき、また、ホウレンソウは高価格期の1月から出荷することが可能になる。移植栽培ホウレンソウの糖、ビタミン...
要約 ズッキーニ黄斑モザイクウイルス(ZYMV)の弱毒株2002を接種したキュウリは、その感染による収量への影響がほとんど無く、ZYMVに対して実用的な発病抑制効果を示す。 キーワード ズッキーニ黄斑モザイクウイ...
要約 施設栽培において定植前に深さ20~60cmに残存する硝酸態窒素は,深根性作物であるトマト栽培では根群域が制限されない限り追肥窒素と同様に評価できる。下層に残存する硝酸態窒素はハウス建設後年数が経過し...
要約 施設の外周に湛水溝を設置するとハダニ類、ハスモンヨトウ幼虫の歩行侵入を抑制できる。 キーワード 湛水溝、ハダニ類、ハスモンヨトウ幼虫、歩行、侵入防止 背景・ねらい 野菜や花き栽培ではハダニ類やハス...
植物内生細菌処理による不良環境条件でのホウレンソウの発芽率向上効果
要約 植物内生細菌Enterobacter cloacae SM10株の懸濁液にホウレンソウ種子を浸漬処理して播種すると、土壌中の水分過剰や不足、高温、塩類集積などの不良環境条件におけるホウレンソウの発芽率が向上する。 キー...
要約 装置の稼動に電力を用いない、フィールド養液栽培装置は、既存のパイプハウスに設置でき、装置の管理は容易で養液の分析調整は不要であり、安いランニングコストでキュウリ、トマトの栽培ができる。 キーワ...
養液栽培における微少排液の連続測定法とそれに基づく給液制御法
要約 開発した手法は、栽培ベッドからの微少な排液量を連続測定可能で、作物の吸水量を連続的に算出できる。排液量の連続測定に基づく給液制御により、日射や作物の生育に応じた給液の自動調節が可能であり、養水...
有機農産物認証と非認証の果菜類における無機成分とδ15N値の差異
要約 有機農産物認証された果菜類(トマト、キュウリ、ナス、シシトウ、カボチャ)の無機成分は、表示の無いものと大差ないが、δ15N値は、測定した全ての果菜類で高い値を示し、有機物施用により生育させた野菜の...
要約 台木子葉の片方を切除する片葉切断接ぎと両方とも残す割り接ぎでは、接ぎ木時に台木の根を残す場合、キュウリ接ぎ木苗の生育に差は見られないが、台木の根を断根すると割り接ぎによる接ぎ木苗が片葉切断接ぎ...
要約 露地抑制インゲンマメの一斉収穫栽培は、労力2人では8月中旬から9月中旬まで1週間間隔で5~6回、2aづつ播種し、播種後60日過ぎから1播種期分を3回に分けて、一斉に収穫することにより、収穫作業の省力・軽労...
デルフィニウムに発生したPythium aphanidermatumによる苗立枯病(新称)
要約 定植直後のデルフィニウム幼苗に発生した立ち枯れ症状はPythium aphanidermatumによるものであり、病名をデルフィニウム苗立枯病と提案したい。 キーワード デルフィニウム、デルフィニウム苗立枯病、Pythiu...
抑制キュウリにおけるトレンチャー耕を取り入れたかん水施肥栽培
要約 抑制キュウリ栽培において、トレンチャーで深耕した部分でかん水施肥を行うと県基準施肥量の3~4割の減肥ができる。かん水施肥栽培は、2日に1回、1株あたり2リットルの液肥(EC1.9~1.7mS/cm)を施用する。ま...
要約 キュウリを食べたときの歯触りの品種間差は、生果と糠漬果のテクスチャーを分析することにより推定できる。 キーワード キュウリ、果実テクスチャー、品種間差 背景・ねらい キュウリは品種の違いによって食...
露地きゅうり栽培におけるべと病及びうどんこ病に対する酸性電解水の防除効果
要約 酸性電解水は、うどんこ病の発病初期には慣行防除に劣るものの発病抑制効果がある。しかし、アルカリ性電解水との近接併用散布は効果が認められない。また、べと病に対しては防除効果が認められない。 キー...
ミツバチを利用した露地夏秋きゅうりの防虫ネット全期間被覆栽培
要約 露地夏秋きゅうりの防虫ネット被覆栽培では、被覆期間中の流れ果発生が問題になっているが、被覆内にミツバチを放飼することで流れ果の発生が抑えられ、全期間被覆栽培が可能となる。 キーワード きゅうり、...
Maize dwarf mosaic virusの種子伝染によるトウモロコシモザイク病の発生
要約 トウモロコシモザイク病の病原であるMaize dwarf mosaic virus(MDMV)は、一部のトウモロコシF1系統で高率に種子伝染する。これらの種子伝染株の発生は、圃場におけるモザイク病の多発要因のひとつとなる...
養液土耕栽培における、キュウリの仕立て方と指標に基づく窒素施肥量
要約 抑制ならびに半促成キュウリの主枝1本仕立て摘心栽培で、葉の増加枚数をもとにして作成した養液土耕栽培用の施肥指標は、主枝複数本仕立てや、つる下ろし栽培にも利用でき、窒素施用量の削減が可能である。 ...
根域制限ベッドと太陽熱併用熱水土壌消毒によるキュウリ自根栽培
要約 遮根透水シ-トを用いた根域制限ベッドで太陽熱と灯油給湯器の少量の熱水により土壌消毒することで、根域内は土壌病虫害から回避され、キュウリ自根栽培が可能である。また、年3作型で慣行の接ぎ木栽培並の...
要約 水平設置型の二重管式ヒートパイプを用いた土壌消毒装置により、育苗用・鉢物用培養土を低コストで安全に消毒できる。 キーワード 二重管式ヒートパイプ、培養土消毒装置、低コスト 背景・ねらい 神奈川県内...