要約 これまでのスギさし木コンテナ苗生産では、さし木に用いる枝(さし穂)を土にさしつけて、発根後 にコンテナへ移植して生産するという手法が一般的でしたが、さしつけ用の土の準備や発根した穂の 掘取り作業...
簡易茎頂接ぎ木法によるパッションフルーツのウイルスフリー化技術
要約 簡易茎頂接ぎ木法により、トケイソウ潜在ウイルス(PLV)に感染したパッションフルーツ株からPLVフリー株を得ることができる。無菌操作や特殊な施設は不要なうえ、処理約2カ月後にはウイルス検定が可能で、現...
要約 食品のDNA品種識別に関するISO規格に基づく試験室内妥当性試験により、安定性と再現性が確認された茶のDNA品種識別技術である。15種類のSSRマーカーを用いたDNA品種識別技術は「せいめい」を含む主要な茶44...
要約 「励広台1号」は、イチジクとイヌビワの種間雑種であり、イチジク株枯病に真性抵抗性である。休眠枝や緑枝挿し木によって容易に繁殖でき、「桝井ドーフィン」および「蓬莱柿」との接ぎ木親和性は高い。 キー...
網羅的遺伝子診断による、ブドウ台木3品種のウイルス・ウイロイド非検出個体の獲得
要約 主要なブドウ台木3品種(「テレキ5BB」、「グロワール」、「101-14」)について、熱処理と茎頂培養によるウイルスフリー化処理を行い、従来法よりも網羅的診断が可能な次世代シーケンス解析を併用した診断を行...
耐寒性が強くクワシロカイガラムシ抵抗性のある中生緑茶用品種「かなえまる」
要約 「かなえまる」はクワシロカイガラムシ、輪斑病の防除の必要性はほとんどなく、通常の気象条件であれば炭疽病ともち病の防除の必要性もない。また、耐寒性が強く中山間地を含む主要な茶産地で広く栽培が可能...
要約 温室内で生育させたブドウ挿し木苗あるいは交雑実生幼苗に低濃度のブドウ黒とう病菌を噴霧接種し、病斑の大きさを主要な指標として病徴を達観評価することで、黒とう病抵抗性を安定的に評価できる。 キーワ...
要約 リンゴ台木の育種において、挿し木発根性に対して主働的に寄与するQTLに連鎖するDNAマーカーMdo.chr17.5の遺伝子型を指標として、休眠枝挿しによる発...
要約 チャの7種類の器官由来の発現遺伝子の塩基配列情報は、5,262個の発現遺伝子に整理され、機能注釈が付されてカタログ化されている。この情報は、単純反復配列(SSR)マーカーの開発に利用できる。 キーワード ...
要約 リンゴ台木「JM7」とリンゴ属野生種のミツバカイドウ「サナシ63」の連鎖地図はほぼ全ゲノムをカバーし、多数のSSRマーカーを含む。このためリンゴ台木重要形質解析の基盤として用いることができる。 キーワ...
要約 ブドウ黒とう病菌を切葉に接種後、形成された病斑数と病斑径を測定することによって、定量的に黒とう病抵抗性の品種間差異を評価できる。 キーワード ブドウ、黒とう病抵抗性、病斑径、病斑数 背景・ねらい ...
要約 我が国には200種類を超えるサクラの伝統的栽培品種があります。祖先が育てた栽培品種を正しく継承して、将来の利用に役立てていくため、DNAマーカーによる精度の高い品種識別技術を開発しました。 背景・ね...
大果で北海道向きのブルーベリー新品種「CW1」および「CW7」
要約 ブルーベリー新品種「CW1」および「CW7」は、「コビル」と「ウェイマウス」の交雑品種である。「CW1」は8月上中旬、「CW7」は8月中下旬が収穫期で、いずれも大果で、圃場での耐寒性がやや強または中で、北海...
要約 パパイヤの新品種「石垣ワンダラス」は、「ワンダーブライト」の自然交雑実生から選抜した両性系統である。半わい性の生育特性を持ち、大果で糖度が高く食味がよい。 キーワード パパイヤ、半わい性、大果、...
要約
センリョウは、挿し木を湛水状態で行うプール挿しにすると、発根率が高く、発根本数やシュートの発生本数が多い良質な苗を作出できる。増殖率は、2年生枝を用いて茎挿しを行うと、...
チャにおける高アントシアニン新品種候補「枕個03-1384」
要約 「枕個03-1384」は炭疽病、輪斑病に抵抗性を有し、高アントシアニン系統である「茶中間母本農6号」よりも新芽中のアントシアニン含量が高く、栽培特性に優れている。 キーワード チャ、枕個03-1384、品種...
要約 ポプラの花成を促進する遺伝子や抑制する遺伝子を単離しました。遺伝子組換え技術を用いて、それらの遺伝子を制御することで、ポプラを短期間で開花させるなど、花成を自在に制御することに成功しました。 ...
リンゴ台木における根頭がんしゅ病の抵抗性検定法確立と育種素材評価
要約 根頭がんしゅ病菌液を付傷接種し、がんしゅ形成率を評価することで根頭がんしゅ病の抵抗性検定ができる。リンゴ台木の抵抗性を評価したところ、ミツバカイドウには抵抗性もしくは中位抵抗性を示す系統があ...
極早生の緑茶用新品種「しゅんたろう」(旧系統名:「枕系47-18」)
要約 「しゅんたろう」は「くりたわせ」より摘採期が2日ほど早い極早生系統である。「しゅんたろう」の生育・製茶品質・収量は「くりたわせ」より優れ、炭疽病と輪斑病に抵抗性を有する。 キーワード チャ、し...
チャ挿し穂への炭素イオンビーム照射効果及び照射材料の違いによる影響
要約 チャ挿し穂への炭素イオンビーム照射は、異なる採取時期でも14Gyで挿し木後の生存率が著しく低下する。14Gyにおいて、挿し穂の木化率が50、100%では生存率40%だが、木化率0%では10%に低下する。14Gyで...