カドミウム低吸収性の水稲新品種「ふくひびき環1号」、「えみのあき環1号」
要約 「ふくひびき環1号」、「えみのあき環1号」は、多収品種「ふくひびき」、直播栽培向き良食味品種「えみのあき」にカドミウム低吸収性を導入した同質遺伝子系統である。 キーワード 水稲、新品種、カドミウム...
水稲作の省力化と高品質化の両立可能な圃場基盤の改良と生産管理技術
要約 圃場の緩傾斜による迅速な入排水、堆肥連年施用と深耕による地耐力及び根域環境の向上、高畦と深水管理、成苗移植により、大型機械体系で省力かつ品質の高い減農薬・減肥の水稲栽培が可能になり、水稲作中心...
要約 [ポイント]
要約 中干し期間の延長によって水田からのメタン発生を削減する効果を検証するため、全国8県9か所の農業試験研究機関圃場における実証試験を2か年にわたり実施しました。その結果、稲わら、麦わら等の有機物を施...
飼料用・米粉用など多用途に利用できる多収水稲新品種「ミズホチカラ」
要約 「ミズホチカラ」は出穂期が「ニシホマレ」並の中生種で、耐倒伏性が強く粗玄米収量が一般主食用米より約20%多収である。玄米品質・米飯の食味は不良であり主食用には適さないが、飼料米や米粉原料などの加...
北陸地域のコシヒカリの不耕起V溝直播における適正な苗立本数と施肥窒素量
要約 北陸地域のコシヒカリの不耕起V溝直播栽培において10a当たり収量500kgで玄米タンパク含有率6.5%以下を安定して確保するためには10a当たり苗立本数は100~150本程度、施肥窒素量は6~8kgが適量である キ...
要約 有機質肥料の側条施肥では、化学肥料(速効性)に比べ水稲への施肥効率が向上する。有機質肥料の側条施肥技術による化学肥料5割削減栽培のコシヒカリにおいて、慣行栽培と同等の精玄米収量・品質を確保でき...
要約
要約 分げつ盛期から最高分げつ期の深水栽培は、有効茎歩合の増加と、シンクに対する出穂前の蓄積炭水化物の増加などによる登熟期のソース能力の向上によって、慣行と同等の収量を確保しつつ、白未熟粒割合を減少...
キーワード 茎数、草丈、コシヒカリ、収量構成要素、疎植、密播 背景・ねらい 省力・低コスト技術として,従来のコシヒカリ稚苗移植よりも使用箱数を減らし,育苗資材や育苗及び移植作業労力の軽減や高温障害によ...
アミロース含有率が適度に低い極良食味水稲新品種候補「上育453号」
要約 「上育453号」は出穂期が“中生の早”であり収量性が高く、アミロース含有率が適度に低いため食味が「ほしのゆめ」に明らかに優り「おぼろづき」並かやや優り良好である。 キーワード イネ、粳、アミロース含...
高温登熟条件下におけるコシヒカリ品質向上のための後期栄養維持施肥法
要約 リニア型被覆尿素を基肥の速効性肥料と配合して施用すると、出穂期以降も持続的に窒素が供給されるため、出穂期から成熟期にかけての葉色値の低下を抑制できる。高温登熟条件下では、慣行施肥に比べて白未熟...
要約 高温登熟条件下における胴割れ米発生を軽減するためには、登熟初期の高気温を回避する作期選択や圃場内地温を下げる水管理が有効である。また、登熟期間の葉色値が高いと胴割れ率が低下する傾向にある。 キ...
早生で耐冷性が強く良質良食味の水稲新品種候補系統「東北177号」の育成
要約 水稲「東北177号」は寒冷地中部では早生の晩に属し、耐冷性、食味が「こころまち」に優るいもち病抵抗性、良質良食味系統である。宮城県で奨励品種に採用される予定で、山間地における良質良食味米の安定生産...
要約 「ヒノヒカリ」は移植時期を遅らせることで白未熟粒の発生が減少する。また、6月上中旬移植では、基肥、穂肥及び晩期穂肥(出穂約10日前)の施肥体系で、かつ、登熟期の水管理は落水時期を出穂後35日以降ま...
北海道地域での栽培に適する巨大胚水稲新品種「ゆきのめぐみ(旧系統名 北海299号)」
要約 「北海299号」は、北海道での出穂期および成熟期は中生の早で、一般品種に比べて2倍弱胚芽が大きい北海道向きの巨大胚粳系統である。γ-アミノ酪酸(GABA)含量が高く、発芽玄米や胚芽精米としての利用...
要約 水稲「まっしぐら」は、青森県では「中生の早」に属する粳品種で、「ゆめあかり」・「むつほまれ」より良食味でいもち病抵抗性が強く、「むつほまれ」より障害型耐冷性が強く、「ゆめあかり」より収量性が高い...
要約 兵庫県南部での栽培に適する「日本晴」よりやや晩熟の良質・良食味品種「ゆめおとめ」を育成し、認定品種に採用した。 キーワード イネ、認定品種、ゆめおとめ、中生、良質、良食味 背景・ねらい 兵庫県南部...
要約 「上育445号」は、出穂期が早生の早と早く、成熟期は早生の晩であり、北海道中央部での直播栽培も可能な熟期である。また、「ほしのゆめ」並の良食味で、さらに多収で耐冷性が強い。 キーワード イネ、早生...
要約 「まっしぐら」は、“中生の早”の粳種で、耐冷性が“やや強”、いもち病抵抗性が“強”、食味は「つがるロマン」並の“上中”である。「ゆめあかり」よりいもち病抵抗性が強く、「むつほまれ」より耐冷性が強く、食...