要約 カンキツ新品種候補「津之輝」は「(清見・興津早生)No.14」に「アンコール」を交雑して育成したミカンである。剥皮は比較的容易で、じょうのう膜が薄く、無核性で食べやすい。糖度が高く食味良好で、施設栽...
あら摘果を重点とした主枝・亜主枝先端部摘果による「はるみ」の隔年結果軽減技術
要約 「はるみ」は7月上旬までにあら摘果を重点とした主枝・亜主枝先端部摘果を行い、仕上げ摘果で1m3 当たり20~25果の着果管理を行うと隔年結果が軽減できる。あら重点の摘果は2L級果の割合が高く、大枝お...
露地中晩柑「不知火」における肥効調節型肥料を利用した硝酸態窒素溶脱低減
要約 露地栽培の中晩柑「不知火」は肥効調節型肥料を用いることによりほ場から溶脱する硝酸態窒素量を低減させ、環境への負荷を減らすことができ、また、収量・品質は2割減肥しても慣行栽培と同様に維持できる。 ...
大果で食味に優れた中生のニホンナシ新品種「彩玉(さいぎょく)」
要約 「彩玉」は「新高」に「豊水」を交配して育成した中生の赤ナシで、「幸水」と「豊水」の間に収穫される。高接ぎ樹の平均果重は550g程度で、この時期のニホンナシとしては大果である。果肉は軟らかく、糖度...
要約 リンゴ新品種「秋田紅あかり」は10月下旬~11月上旬に収穫可能な大玉の晩生種である。鮮紅色の果皮に果点が浮かび上がる特徴的な外観を有し、糖度が比較的高く、冷蔵で翌2月下旬まで貯蔵可能であり、主要な...
ウイロイドの複合感染はウンシュウミカンの収量と果実品質を低下させる
要約 カラタチ台のウンシュウミカンが複数のウイロイドに感染すると、収量が低下し、果実のクエン酸含量が高くなる。 キーワード カンキツ、ウンシュウミカン、ウイロイド、収量、果実品質 背景・ねらい カンキツ...
要約 本道のりんご主要品種に対する「JM台木」等の品種特性を調査した。「ハックナイン」には「JM1」「JM5」「JM7」「JM8」「ランセップ」「M.9」が、「つがる」には「JM7」「JM8」が、「さんさ」には「JM2」「JM...
要約 リンゴ「千秋」に「ひめかみ」を交配し、着色が良好で甘酸適和な食味を有する中生のリンゴ新品種「緋のあづま」を選抜、育成した。福島県での成熟期は9月下旬~10月上旬で、「つがる」と「ふじ」の間に出荷...
要約 「放育印度」は「印度」にガンマ線を急照射して、選抜したリンゴ斑点落葉病耐病性の突然変異品種で、その耐病性程度は主要品種の「ふじ」並みで、「ふじ」と同じ防除基準で栽培できる。「放育印度」の果実形...
食味が良い早生のタンゴール新品種「べにばえ」(系統番号:カンキツ口之津24号)
要約 タンゴール新品種「べにばえ」(系統番号:カンキツ口之津24号)*は、「(林温州・福原オレンジ)No.9」に「アンコール」を交雑して育成した早生のタンゴールである。外観は赤橙色、果面は平滑で綺麗である。...
ネオニコチノイド系殺虫剤の主幹部散布によるミカンハモグリガの防除
要約 ネオニコチノイド系殺虫剤を未結果カンキツ樹の主幹部に吹き付けることでミカンハモグリガが防除でき、処理時間は慣行防除の約1/3に省力できる。 キーワード カンキツ、ネオニコチノイド、ミカンハモグリガ...
要約 「放育印度」は「印度」にガンマ線を急照射して、選抜したリンゴ斑点落葉病耐病性の突然変異品種で、その耐病性程度は主要品種の「ふじ」並みで、「ふじ」に準じた防除基準で栽培できる。果実形態及び品質...
カンキツトリステザウイルスに対する免疫性の付与に有効なカンキツ中間母本候補「RP−35」及び「RP−94」
要約 カンキツ属とカラタチ属の属間雑種「H・FD-1」と「晩白柚」との雑種であるブンタンタイプの「RP-35」と、「清見」と「H・FD-1」の雑種であるタンゴールタイプの「RP-94」はカンキツトリステ...
要約 「かごしま早生」において、透湿性シートマルチ設置下の土壌水分を5~6月がpF2.5、7月がpF2.7、8月~収穫期がpF2.7~2.9の乾燥状態で管理することにより、9月中~下旬には糖度10度以上、クエン酸1%以下とな...
要約 カンキツ新品種「肥のあかり」は、「日南1号」から育成した極早生温州の珠心胚実生種である。「豊福早生」より着色が早く、高糖度で減酸が早いことから、9月下旬には収穫、出荷が可能である。 キーワード カ...
ビワ良食味品種「涼風」「陽玉」の加温施設栽培における果実品質
要約 加温施設栽培の「涼風」の糖度は、「茂木」に比べ0.9以上高く安定している。「陽玉」の糖度は「茂木」に比べ0.5以上高く、果肉は「茂木」と同等で軟らかい。また、「涼風」、「陽玉」とも糖度が露地栽培より...
要約 「今田早生」の珠心胚実生である「広島果研7号」は、育成地での成熟期が9月下旬で、同時期の極早生ウンシュウに比べて糖度が高く、減酸が早い。 キーワード カンキツ、品種、育種、極早生ウンシュウ、珠心...
要約 近年、ナシ産地では「幸水」、「豊水」等主要品種が高樹齢化し、生産力が低下している。今後、ナシ産地の活性化を図るには、急速な若返り更新が必要であるが、大苗育成による方法では、成園化まで10年近くを...
要約 カキ「陽豊」を既存品種に高接ぎ更新する場合、「西村早生」及び「伊豆」を中間台木として利用すると、収量性・果実品質が良好であるが、「刀根早生」は収量性・果実品質が劣り不向きである。 キーワード カ...
食味と香りが良い中生のカンキツ新品種「麗紅」(カンキツ口之津32号)
要約 新品種「麗紅」は、「清見・アンコールNo.5」に「マーコット」を交雑して育成した中生のタンゴールである。外観は赤橙色、平滑で美麗である。芳香があり、糖度が高く良食味である。 キーワード カンキツ、新...