要約 ニホンナシの晩生品種「王秋」は収穫期に落果しやすい特性を持つが、ジクロルプロップ液剤の散布により、後期落果を有効に防止することができる。 キーワード ニホンナシ、「王秋」、後期落果、落果防止剤 ...
ウイロイド類の無毒化によるカンキツ「不知火」の樹勢強化と品質向上
要約 カンキツ「不知火」は、ウイロイド・ウイルス類を無毒化した樹、または無毒化後トリステザウイルス(CTV)弱毒系統M16A接種した樹を用いることにより、樹勢が強化され、減酸良好な、高品質果実が生産できる。 ...
カキ「西村早生」と「太秋」の結果母枝選定のための雌・雄花の着花特性
要約 カキ「西村早生」や「太秋」では、樹齢に関係なく長い結果母枝ほど雌花が着生しやすい。結果母枝の種類では、不定芽由来の結果母枝に雌花が多く着生し、次いで前年の不着果枝や雌花が着生した定芽由来の結果...
要約 カンキツ新品種「肥の豊」は、「不知火」を種子親に「マーコット」を花粉親に交配して育成した珠心胚実生変異である。果実の形状は「不知火」と大きく変わらないが、樹勢が強く、減酸が早い。 キーワード カ...
新品種の高接ぎ更新における「宮内伊予柑」の中間台木としての有効性
要約 「宮内伊予柑」を中間台木に用いた「不知火」、「せとか」、「あまか」、「はるみ」、「ありあけ」の高接ぎ4年後の樹勢、結実性、品質は良好で、「宮内伊予柑」を用いた高接ぎ更新は可能である。 キーワード...
要約 「宮本早生」の珠心胚実生から育成された「紀秋早生」は、樹勢が中程度で、減酸が早い極早生ウンシュウである。育成地では、9月下旬~10月上旬が収穫適期である。 キーワード 品種、育種、極早生ウンシュウ...
ウイロイド保毒のカラタチ台カンキツに見られる台木の剥皮症状と樹勢低下
要約 カンキツエクソコーティスウイロイド(CEVd)以外の数種ウイロイドが複合感染したカラタチ台カンキツにも、CEVdによるのと同様に、台木部の激しい剥皮症状と著しい樹勢低下が見られる。 キーワード ウイロイド...
要約 「かごしま早生」は極早生温州「徳森早生」の珠心胚実生である。樹勢は強く、樹姿はやや開張する。果形はやや腰高のへん球形で、果肉色は濃い。減酸が早く、糖度が高い。食味良好である。収穫適期は9月中旬...
早熟で食味が良く食べやすいミカン新品種候補「カンキツ興津 54 号」
要約 ミカン新品種候補「カンキツ興津 54 号」は、「E- 647」に「宮川早生」を交雑して育成したミカンである。オレンジ様の風味があり良食味である。皮むきがし易く、じょうのう膜が薄く、種子が少なく食べやす...
要約 「天草」の加温栽培において1月下旬から5月下旬まで加温を行い、8月下旬から12月上旬まで節水灌水を行うと、糖度12以上の果実が収穫できる。さらに、完全着色期にジベレリンを散布するとクラッキングの発...
要約 「ありあけ」タンゴールへのカンキツ類を用いた中間台利用(二重接ぎ)は幼木時からの果実品質を向上させる。 背景・ねらい
「ありあけ」タンゴールは年内に出荷が可能なネーブルオレンジ様のみかんと...
要約 「ゆら早生」は、10月中下旬に完全着色し、極早生ウンシュウのなかでは、高糖度となる品種である。 背景・ねらい 「ゆら早生」は、和歌山県日高郡由良町で1985年に「宮川早生」の枝変わりとして発見された...
透湿性シートマルチとエチクロゼート剤の組み合わせによる極早生温州の品質向上
要約 耕土が深く品質が向上しにくいほ場に栽植された極早生温州に対して、透湿性シートマルチとエチクロゼート剤の散布を併せて行うことにより糖度が上昇し、着色が促進される。鹿児島県果樹試験場・栽培研究室 ...
要約 カンキツ「不知火」に対する窒素施用量は10a当たり慣行量(32kg)より少量施肥(21kg)の方が適しており、施用時期は2月上~3月上旬、4月上旬、6月上旬、9月上旬、11月上旬の年5回均等に行う。 背景・ねらい...
要約 カンキツ新品種「はるみ」は無加温ハウス栽培により、低温による果皮障害が回避されて、食味・外観とも優れた高品質果実生産が可能であり、施設栽培に適した有望品種の一つと考えられる。 背景・ねらい 「...
要約 キンカン新品種「ぷちまる」は「ナガミキンカン」に「4倍体ニンポウキンカン」を交雑して育成した3倍体のキンカンである。極少核性で食べやすい。成熟期は1月で、果皮の甘味が強く食味良好である。 背景...
要約 夏秋季のエチクロゼート3回散布、冬季のジベレリン生合成阻害剤2回散布は、ともにウンシュウミカン及びポンカンの花芽形成を促進し、翌春の着花数を増加する。エチクロゼートとジベレリン生合成阻害剤の重...
要約 「不知火」は1月下旬から5月下旬まで加温栽培を行うと、11月下旬には糖度13以上、クエン酸1g/100ml以下の果実が収穫でき、常温庫内で約2週間予措すると果実品質が向上する。 キーワード 不知火、11月下旬、...
要約 カキ「西条」の中晩生優良系統Gは、収穫時期が11月上中旬(11月4日~11月15日)で、大果、高糖度である。果形は、早生系西条と類似しており中程度の側溝を有する。 背景・ねらい 鳥取県における...
加温ハウス栽培されたカンキツ「不知火」における酸含量の減少の要因
要約 加温ハウス栽培「不知火」において、酸含量の減少が遅い園はハウス栽培の温州ミカンに高接ぎされた園で、有効土層は比較的浅く、細根重は小さく、ビニル被覆期間中のかん水量が少ない。鹿児島県果樹試験場・...