「べこあおば」は関東地域で飼料用米・稲発酵粗飼料兼用品種として利用できる
要約 茨城県南部で「べこあおば」を多肥条件で栽培すると、5月中旬移植で粗玄米重が800kg/10a以上となり、飼料用米として利用できる。6月上旬播種の湛水直播栽培では、黄熟期の地際刈り乾物重が1500kg/10a以上と...
温暖地に適した糯で多収の水稲新品種候補系統「関東糯243号」
要約 水稲「関東糯243号」は温暖地東部での出穂期が中生の早に属する糯種である。玄米収量が高く、関東以西において、米菓等加工用および飼料用米としての利用が期待できる。 キーワード イネ、多収、加工用、飼...
要約 愛知県内でセルトレイで育苗中のキクに生育障害が発生したため、原因を調査したところ、Plectosporium tabacinumが病原菌であることが判明し、本病を「キク苗腐敗病」と命名する。 キーワード キク、...
要約 タバココナジラミ(バイオタイプQ)が媒介するトマト黄化葉巻病を防除するためには、防虫ネット等による媒介虫の施設への侵入防止、発病株の除去と気門封鎖剤等を活用した媒介虫の防除、栽培終了時の蒸し込み...
要約 病原菌を持たない原種種子を用いた採種栽培、Sweat-bag seedling法による種子検査および銅水和剤・酢酸混合液浸漬と乾熱処理の組合せ処理により病原菌非汚染種子を供給する。さらに育苗期に重点をおいた防除...
要約 高温により引き起こされるレタスの茎伸長には、茎中の内生ジベレリンの増加が関与しており、これは特定のジベレリン代謝酵素遺伝子LsGA3ox1の発現上昇による。 キーワード 高温、レタス、茎伸長、ジ...
要約 紙タオルを培地として試験管内でウリ科種子を培養し、水を加えて振とうして得た細菌懸濁液を選択培地に塗沫することにより、不発芽や発芽後無病徴となるものも含めた種子の各粒からウリ科果実汚斑細菌病菌を...
ホタテガイ加工残さを原料とする速効性有機液肥・培土の製造法および使用法
要約 微生物複合発酵により、ホタテガイ加工残さから速効性有機液肥および育苗用培土を製造できる。有機液肥は、低分子のペプチドを含有し、速やかな肥効を示す。液肥は、水稲育苗やトマト本圃用追肥として、培土...
夏季の花壇苗生産における気化冷却を活用した培地昇温抑制による生育改善
要約 固化培地を用いることでポリポットによる被覆を行わず、培地に向けて送風することで培地水分の蒸発が促進され、気化冷却効果により培地の高温化を抑制できる。この方法によりパンジーおよびミニシクラメンで...
サツマイモ「ムラサキマサリ」の2分割いも付き苗の調製と移植栽培による収量性
要約 「ムラサキマサリ」の30~100gの種いもを横2分割し50穴深型セルトレイで3~4週間育苗する。このいも付き苗を3月下旬~4月下旬に移植し栽培すると慣行挿苗栽培と同等以上の収量が得られ、株当たり上いも数が...
マルチを利用した播種期前進化による直播エダマメの作期拡大技術
要約 低温期に播種したエダマメは、黒色ポリマルチを利用すれば出芽は安定し旺盛な生育と収量が得られる。また、品種と播種期を組み合わせた段播計画により、4月下旬から6月上旬播種の省力的な直播栽培だけで、...
要約 イネいもち病の真性抵抗性遺伝子を個々に有する23種のLTH一遺伝子系統群に対する病斑の感染型による評価基準は、各遺伝子の抵抗性程度も考慮しており、正確な抵抗性や罹病性の判定に利用できる。 背景・ねら...
リシマキア・キリアータ「ファイヤークラッカー」の電照による周年出荷体系
要約 リシマキア・キリアータ「ファイヤークラッカー」は、電照下で生育させることで、自然開花期以外の時期も開花する。また、切り下株を電照すると2番花以降順次開花することから、これらの組み合わせにより周...
要約 トマトの夏季育苗において、熱線遮断フィルムを展張した育苗ハウスは、農業用ビニルに比べ昇温が抑制されほぼ外気温並みとなり、苗の葉温および培地温も低くなる。また、第1花房の着花節位が下がるため定植...
要約 平坦地域での早熟スイートコーンの播種適期は、最も雌穂重が重い2月上旬である。また、移植栽培と直播栽培を比べると収穫日や雌穂重に差がなく、労力面から直播栽培が適する。品種は先端不稔の程度が小さい`...
要約 「さがほのか」の高設促成栽培において、年内に株当たり150g(約100kg/a)の収量を得るには、株当たり8~9果収穫することが必要であり、そのためには、育苗期の窒素中断を8月中旬に行い、株間20cmで定植し、...
要約 中山間地において、根深ネギを8月上旬より安定出荷するには、品種「ホワイトスター」を用い、3月上旬に定植するとよい。また、低温年の低温による障害は、定植後1ヶ月程度不織布でべたがけ被覆することによ...
イチゴ「さがほのか」のクラウン部冷却と短日処理による夏秋期の連続収穫
要約 中山間地域でのイチゴ「さがほのか」の高設栽培において、7月上旬の定植後、水温18℃程度の井戸水を用いたクラウン部冷却と、日長8時間の短日処理で、頂果房、第1次および第2次腋果房の出蕾が連続し、8月から...
要約 キンギョソウ年内出荷作型では、20日間セル成型トレイで育苗した苗を定植すると、採花日が早くなり、採花本数が多くなる。 キーワード キンギョソウ、育苗日数、年内採花本数 背景・ねらい
要約 「ふじ」および「つがる」の単植園で結実を確保するためには、「ドルゴ」、「メイポール」、「スノードリフト」等の中から開花期の異なる2品種を選択し、ポット大苗等の苗木移植や樹冠頂部への高接ぎによ...