要約 とうもろこしサイレージ(CS)の切断長は熟期に関わらず19mmとし、糊熟期では破砕は必要なく、黄熟期、完熟期のローラ間隔は各々5、3mmが適切である。破砕処理CS多給でTDN自給率82%、一乳期8500kgの乳量が得...
要約 牧草サイレージに、道産農業副産物を第一胃内pHの顕著な低下を起こさない割合で混合したTMRにより7,300kgの、また、放牧草に道産農業副産物を併給することにより8,000kgの乳生産が得られる。 キーワード 乳...
要約 肉用牛生産体系において、肉用牛繁殖経営では稲発酵粗飼料(イネWCS)を導入し、肉用牛肥育経営では飼料用モミを活用して肉用牛を慣行と同等に生産できる。 キーワード 稲発酵粗飼料、飼料用モミ、肉用牛...
遺伝子組換えトウモロコシBt11はマウスの繁殖と生存性に影響しない
要約 マウスに害虫抵抗性遺伝子組換えトウモロコシBt11を混じた飼料を5世代にわたり与え、その繁殖、発生、成長、生涯生存性等への影響を評価したところ、非組換えトウモロコシ飼料で同様に飼育した群との間には...
要約 収穫直後の生籾は、プラスチックドラム缶や二重内袋付きのトランスバッグに密封して、良質な穀実サイレージに調製できる。また、このサイレージの黒毛和種繁殖雌牛における澱粉消化率は、無処理の場合75%で...
要約 集約放牧下の牧草の粗蛋白質含量は20~30%、分解性蛋白質は10~25%、溶解性蛋白質は5~15%と高く、乳牛の飼料設計では過剰摂取に留意する。NDF及びADF含量は低く推移し、ペレニアルライグラス/シ...
要約 第一胃分解性の異なる、でん粉質飼料2種類(トウモロコシと大麦)、蛋白質飼料2種類(大豆粕と魚粉)の産乳効果を検討したところ、でん粉質飼料ではトウモロコシの方が採食量、乳蛋白生産量が高く、蛋白質飼...
要約 秋耕を少なくとも2回以上行うと翌年のヒルガオの地上部および根茎の乾物生産は共に抑制される。 キーワード 栽培、雑草類、飼料用とうもろこし、ヒルガオ、秋耕、乾物生産 背景・ねらい 秋耕は作物収穫後の...
要約 食品製造副産物を高泌乳牛にTMRとして給与する場合、粗脂肪、NDF、NFCなどの飼料成分に留意して、飼料設計を組み立てることにより、乳生産を損なわずに低コスト生産が可能である。 キーワード 高泌...
要約 交雑種雌牛の肥育において粉砕丸粒トウモロコシと圧ぺんトウモロコシそれぞれの多給区を設定して、発育及び肉質への影響を調べた。増体及び肉質は両区に差がなかった。濃厚飼料単価は丸粒トウモロコシ区が安...
低銅・低亜鉛飼料が子豚の発育に与える影響とふん中銅・亜鉛の低減
要約 哺乳期子豚育成用配合飼料中の銅・亜鉛量は日本飼養標準要求量まで低減しても、給与期間中の子豚の発育に影響はなく、銅・亜鉛の排泄量を大幅に低減できる。 キーワード 動物栄養、子豚、銅、亜鉛、排泄量、...
パン屑とトウフ粕を主原料とした低コストで付加価値の高い肉豚用飼料
要約 パン屑とトウフ粕を主原料とし、不足するアミノ酸を添加したリサイクル飼料は、肉豚生産費を8%低減させ、肉豚の枝肉中脂肪酸組成におけるω-6/ω-3比を20.0から11.2(背脂肪内層)に改善する。 キーワード パ...
泌乳初期乳生産における食品製造副産物に由来する繊維の有効利用
要約 TMR中に食品製造副産物を6割混合した場合でも、NDF含量、非分解性蛋白質割合および粗脂肪含量に留意して、製造副産物中の繊維を活用することにより、牛の消化生理を損なうことなく低コストな乳生産を実現で...
高冷地におけるソルガムの密植栽培とカッティングロールベーラ体系による収穫調製技術
要約 高冷地におけるソルガムの密植栽培とカッティングロールベーラ体系による収穫調製技術より「スズホ」を密植し、10月上~下旬にカッティングロールベーラで収穫・調製する体系を組み立てた。この体系の収穫・...
食品製造副産物と粉砕トウモロコシの給与が泌乳初期乳生産に及ぼす効果
要約 食品製造副産物であるビール粕およびトウフ粕多給時にみられた泌乳量の減少を改善するため、TMR原物中にトウモロコシを25%配合することにより、泌乳量が増加した。また、トウモロコシの加工形態を加熱圧ぺん...
要約 ワルナスビの栄養繁殖器官(根)は埋没深5cmの位置では、冬季の寒波と乾燥による影響を受けない。また地表面から50cmの埋没位置からも出芽が可能なことから、プラウ耕による反転、深耕ではワルナスビの蔓延...
牧草サイレージおよびとうもろこしサイレージ主体飼養における乳牛の乾物摂取量
要約 牧草およびとうもろこしサイレージ主体飼養における泌乳安定期の乾物摂取量(DMI)の推定式および泌乳初期の補正係数を提示する。また、牧草サイレージ主体ではDMIは少なく、全飼料中乾物率は50%以下であって...
要約 肉用牛に対し強い採食促進作用を示す配合飼料のエーテル抽出物質を、酸性、中性と塩基性物質に分離した結果、酸性物質と中性物質が促進作用を示した。この酸性物質を液体クロマトグラフにより分離すると、一...
要約 多年生外来雑草ワルナスビが種子及び根片繁殖した場合、その根部は水平方向にはあまり伸長しないものの地中深くまで伸長し、作土層の根群がロータリ耕耘により切断、攪乱されることにより地上茎の分布域も圃...
要約 人工哺育の終了する3か月齢から兼用草地で補助飼料を給与しながら放牧育成しても,交雑種去勢牛の発育や終牧後の肥育成績は,舎飼粗飼料多給育成牛と差がなく,出荷適期は25~28か月齢と大きな遅延はない。...