要約 植物に感染するウイルスを利用して、植物のゲノム編集を行う方法である。この方法では、後代でのゲノム編集酵素遺伝子の除去が不要になるため、交配後代を得るのが困難な栄養繁殖性作物などへの適用が期待で...
要約 栽培中のホオズキに感染しているウイルス種を判別し、次作ではこれに対応する単独あるいは複数のワクチンを予め接種した親株の地下茎を苗として利用する。これにより、ウイルス病の症状が抑制され、品質が向...
飛翔能力を欠くナミテントウの孵化率および産卵数は系統間交雑により回復する
要約 長期間の人為選抜により低下した、遺伝的に飛翔能力を欠くナミテントウ系統の生存率や繁殖力は、異なる系統間の交雑により回復する。交雑によって得られた系統は、放飼後の次世代個体の発生数が多い。 背景...
要約 遺伝的に飛翔能力を欠くナミテントウは、飛翔能力を持つナミテントウよりも露地栽培圃場内に長く定着し、ワタアブラムシの増殖を抑制する。 キーワード ナミテントウ、飛翔不能化、露地 背景・ねらい アブラ...
要約 遺伝子シャッフリングとランダム変異導入を組み合わせることにより、大きく構造を改変した活性型キメラ酵素を作出することができる。本手法により、食品加工用酵素アエロモナスアミノペプチダーゼの大幅な耐...
乳牛におけるイネホールクロップサイレージの可消化養分総量と粗飼料価指数
要約 各種イネホールクロップサイレージを乳牛に給与した場合の可消化養分総量は47~55%、粗飼料価指数は56~95(分/kg乾物)である。これらは代表的な輸入粗飼料であるチモシー乾草と同程度である。 キーワード...
要約 大ヨークシャーの新系統豚「ハマナスW2」およびハマナスW2を利用した交雑豚は、高い産肉能力、繁殖能力を備え、肢蹄強健性、肉質について優れている。 キーワード 系統造成、系統交雑豚 背景・ねらい
要約 単為結果性ナス「あのみのり」を防虫ネット被覆ハウス内で栽培すると、ミツバチによる着果管理を行わなくても、露地と比較して可販果収量が増加する。この可販果収量は、普及品種「くろべえ」(ミツバチ放飼...
要約 モデナ保存液にBHT0.05mMを添加し、精液温度を38時間で5℃に温度降下することにより、精子活力+++70%を10日間保持できる。農家実証試験では、家庭用冷蔵庫(5℃)で8日間保存した低温保存精液の受胎率は91.7...
要約 ワルナスビは外国からの侵入頻度が高く、農耕地・非農耕地において遺伝的に多様な集団を形成している。また、侵入・定着後、近隣の集団や圃場へ根あるいは種子によって拡散する。 キーワード ワルナスビ、雑...
要約 出穂後は牛に採食されないチカラシバが蔓延し、牧草が衰退して生産力が低下し、かつ、景観も悪化した放牧草地に、飼養が容易で景観的にも優れ、いろいろな草木を採食するシバヤギ(30頭/ha)を4月上旬から1...
果菜類の害虫ミナミキイロアザミウマに対するヒメハナカメムシ3種の必要放飼比率
要約 ヒメハナカメムシ3種の温度別繁殖パラメータおよび最大捕食量のデータを用い,ミナミキイロアザミウマに対する抑制能力(害虫/天敵比)を算出した。この値により,天敵3種を大量放飼する際の理論的必要放飼...
要約 低樹高で新規な樹形の‘ハマナス低性1号、同2号’を育成した。‘ハマナス低性1号’は低樹高(約45cm)、赤紫色の一重咲き、多花性である。‘同2号’はさらに低樹高(約30cm)、桃色の八重咲きである。 キーワード ...
要約 火入れ予定のススキ草地の外縁部を電気牧柵でベルト状に囲い、肉用繁殖牛を放牧させて草を採食させることで、極めて省力的に防火帯を創り上げることができる。 キーワード 生態、野草類、放牧、防火帯、半自...
要約 防虫ネットによる開口部被覆、定植時粒剤処理、天敵としてタイリクヒメハナカメムシ、導入寄生蜂(イサエアヒメコバチ、ハモグリコマユバチ)の放飼およびこれらの天敵に影響の少ない選択性殺虫剤を組み合わ...
要約 実生ワルナスビは出芽後30日頃から急速に伸長し、出芽後5日目の双葉展開時期に地上部が切断されても再生能力がある。さらに、出芽後30日目の地表面から10cmまでの平均根径が1~1.5mmに達した根では萌芽能力...
要約 ワルナスビの栄養繁殖器官(根)は埋没深5cmの位置では、冬季の寒波と乾燥による影響を受けない。また地表面から50cmの埋没位置からも出芽が可能なことから、プラウ耕による反転、深耕ではワルナスビの蔓延...
要約 多年生外来雑草ワルナスビが種子及び根片繁殖した場合、その根部は水平方向にはあまり伸長しないものの地中深くまで伸長し、作土層の根群がロータリ耕耘により切断、攪乱されることにより地上茎の分布域も圃...
要約 大ヨークシャー系統豚「ハマナスW1」とランドレース系統豚「クニエル」、「ゼンノーエル01」、または「ハマナスL1」との組合わせ利用において、F1母豚の繁殖成績、F1母豚に「サクラ201」をかけ合わせた三元...
要約 海藻分解能の高い海洋細菌で海藻を分解して,魚介類の初期餌料として利用可能な単細胞状のデトリタス粒子に変換する技術を開発した。 背景・ねらい 海藻の細胞は硬い細胞壁で構成されているため,そのままで...