要約 水稲「空育163号」は北海道で中生の早に属する耐冷、やや多収、良食味の粳種である。「きらら397」の一部に替えて作付けすることにより寒地における産米の食味向上と安定生産を図る。 背景・ねらい 平成12年...
要約 連作および短期輪作では、各作物とも土壌病害虫の発生に伴って収量低下が認められる。収量の長期変動パタ-ンは作物によって異なるが、いずれも4年以上の長期輪作より低収で推移する。根菜類、麦類、豆類を...
愛知式不耕起播種機を用いた播種前浅耕処理による小麦栽培の安定化
要約 愛知式不耕起播種機による小麦栽培は、播種前に深さ約5cmの浅耕処理と浅耕時の基肥施用により生育・収量が安定する。また、通常の耕起栽培ほ場よりも、後作の大豆作業が降雨の影響を受けにくい。 背景・ねら...
要約 施設トマトの環境保全に配慮した栽培として、減農薬・減化学肥料栽培を行い、防除、施肥、受粉に関わる作業の作業時間及び消費エネルギーを測定した。10a当たりの延べ作業時間及び消費エネルギーは、慣行栽...
太陽熱土壌処理並びに被覆資材を利用したとう菜の減農薬安定栽培技術
要約 とう菜栽培において、8月上旬に作畦後、は種前まで畦面を太陽熱土壌処理することで雑草発生が抑制され、除草剤散布が不要となる。また、は種直後から不織布べたがけし、間引きを1回で、ウイルス病や虫害が...
要約 沖積砂壌土における、5月上旬植コシヒカリ稚苗栽培の育苗箱全量施肥の適量は、慣行施肥窒素量の70%である。本施肥量で慣行施肥並みの収量が得られ、食味値も向上する。 背景・ねらい 米の産地間競争の激...
要約 不耕起乾田直播栽培の全作業時間は10a当たり7.2時間と移植栽培に比較して35%の省力となり、1日あたりの家族労働報酬は38%増加する。大分県農業技術センター・農村計画部 背景・ねらい 不耕起乾田直播栽培(...
高度精製マシン油乳剤によるハウスミカンのミカンハダニの効率的防除法
要約 中期加温型ハウス栽培の温州ミカンにおいて高度精製マシン油乳剤の200倍を加温開始約1カ月前に散布し、さらに200倍または400倍を幼果期に散布することで、ミカンハダニを効率的に防除できる。長崎県果樹試験...
温州ミカンのシートマルチ栽培によるチャノキイロアザミウマの効率的防除法
要約 温州ミカンを6月~11月まで光反射シートによりマルチ栽培すると、チャノキイロアザミウマの被害が軽減できる。なお、激発地帯ではマルチ処理と温州ミカンへの飛来源のイヌマキ防除を組み合わせると効果が高...
要約 「ゆめおうみ」は本県の主力品種「コシヒカリ」、「キヌヒカリ」と「日本晴」との中間の中生の早熟期「こころづくし」の代替品種として育成した主食用品種である。短強稈で栽培特性が良く、いもち病のほ場抵...
要約 本品種は、‘とよのか’と‘アイベリー,の交配実生選抜株に‘とよのか,を交配して育成した一季成り品種である。‘とよのか,に比べて、早生で果実が大きく揃いが良い。果実品質・収量性に優れ、摘花・玉出しが...
要約 ミブナ等の雨よけ栽培の被覆資材に近紫外線カットフィルムを利用し、畝立て後に太陽熱土壌消毒を行い、加えて0.8㎜目合い以下の防虫ネットでトンネル状に被覆することにより、キスジノミハムシの発生を抑制...
要約 水稲稚苗育苗用の培土を慣行の1/3減らしても、良苗ができ、苗箱重は慣行より1.5kg軽くできる。粉砕した籾がら3に土1の割合で混ぜた培土でも健苗が育てられ、苗箱重は慣行より半減し、資材費も4割減らせる。 ...
麦あと湛水散播水稲における「ころび型倒伏」軽減のための水管理法
要約 湛水散播で発生しやすい「ころび型倒伏」は、(1)播種後の落水出芽方式と(2)間断灌水、及び(3)中干しの早期開始による強い中干しを組み合わせた水管理法の実施で軽減でき、登熟向上による収量確保と作業性の...
要約
水稲の麦後湛水直播における「夢いずみ(熊本3号)」の安定栽培法
要約 水稲晩生種「夢いずみ(熊本3号)」の麦後湛水直播(散播、条播)における播種適期は5月下旬から6月上旬である。平方メートル当たり適正苗立本数は80本程度である。この場合の施肥体系は慣行移植に準じ、追...
要約 水稲湛水土中直播栽培における出芽は、埴土では砂壌土に比べ劣るが、播種後、5日間程度、落水することにより苗立ちが向上する。スクミリンゴガイ対策で長期間潤土管理を行う場合は緩効性肥料を用いるか、基...
スクミリンゴガイ生息圃場における麦用播種機を利用した水稲の簡易代かき同時直播による栽培体系
要約 麦播種機を利用した水稲の簡易代かき同時直播栽培は,播種後の落水管理によって,スクミリンゴガイの食害を回避できるとともに,移植栽培とほぼ同等の収量・外観品質が得られる。水管理は播種後20~25日まで落...
代かき同時土中点播直播による水稲品種「ヒノヒカリ」の安定栽培技術
要約 水稲品種「ヒノヒカリ」の代かき同時土中点播直播栽培において、播種量10a当たり乾籾で約3kg、条間30cm、株間20cmとし、過酸化石灰被覆籾を代かきと同時に点状に打込み、約1週間落水管理を行うと苗立ち率や...
要約 たまねぎの秋まき栽培は、府県の秋まき用中晩生種を用い、8月中旬に播種する移植栽培とする。融雪期に停滞水が生じない透水性のよい圃場を選ぶ。春まき栽培より病害虫の被害が少なく、減農薬栽培が可能であ...