要約 産業用無人ヘリコプター(以下無人ヘリ)を利用し、粒径1~2mmの乾燥した粉炭を散布することにより消雪が5日~10日早まる。10a当たりの散布時間は約4分で、資材の使用量は手散布の約25%と大幅に削減でき...
イチゴ高設栽培で同一株を多年利用する「イチゴ株据置栽培」技術
要約 同一株を多年利用するイチゴ株据置栽培は、定植時に芽の伸長方向を栽培ベッドの長さ方向と平行に 定植する。収穫を打ち切った5月から6月初旬に窒素中断を開始することで11月から収穫できる。 キーワード ...
テンサイ黒根病抵抗性遺伝子座Acr1と連鎖するDNAマーカー
要約 テンサイの「NK-310mm-O」に由来する黒根病抵抗性は、単一優性の抵抗性遺伝子(Acr1)により支配され、この抵抗性遺伝子座に5cM以内で相引に連鎖するDNAマーカーを指標とした抵抗性の判別により、黒根病の抵...
要約 斑点病抵抗性オオバ新品種「愛経1号」は、オオバの周年生産において、高温多湿時に多発しやすい斑点病の抵抗性を有するとともに、夏季でも葉形がハート型を呈し乱れず、現地栽培系統と同等の高い香りを持つ...
イチゴ品種「さちのか」の長崎型高設栽培における主要害虫の発生特性
要約 イチゴ品種「さちのか」の長崎型高設栽培においては、アブラムシ類とハダニ類が地床栽培に比べて発生が多い。一方、ハスモンヨトウは10月下旬以降になると地床栽培より少なくなる傾向にあり、アザミウマ類は...
要約 水稲不耕起乾田直播栽培のイネ播種後入水直前にシハロホップブチル乳剤とハロスルフロンメチル水和剤を 施用し、入水後は湛水管理することで、従来方法と同等の除草効果が得られるとともに、除草剤の施用回...
ウメ枝枯病の主要伝染源の解明と病斑形成枝の粉砕機利用による防除
要約 ウメ枝枯病の枯枝上の病斑は胞子形成能が高く、伝染源として重要である。枯枝や病斑形成枝は園内に 放置すると伝染源となるが、これらを粉砕機で粉砕すると放置してもほとんど胞子が生産されず伝染源と なら...
バーコード読み取りによる簡便な携帯電話用・農薬使用警告システム
要約 携帯電話を活用して、農作業中に農薬使用基準に反する農薬使用を事前に警告する警告システムである。農薬登録番号や農薬容器のバーコードを送信すると、農薬使用判定ができる。農薬使用に問題が無い場合に...
小明渠作溝同時浅耕播種と耐倒伏性品種を基軸としたダイズの浅耕栽培法
要約 小明渠作溝同時浅耕播種機によるコムギ跡ダイズの1工程播種と耐倒伏性ダイズ品種との組み合わせによって、大幅な作業効率の向上と燃料消費の節減が図られるとともに、7月上~中旬播種でも狭畦、無中耕無培...
地域資源である黒ボク土、バーク堆肥、生もみ殻を用いた花壇苗鉢上げ用土
要約 地域資源を利用したパンジー等の花壇苗鉢上げ用土の組成は、黒ボク土20~50%、バーク堆肥20~40%、生もみ殻0~20%、ピートモス10~30%の組み合わせが適当で、苗質を低下させることなく育苗できる。 キー...
要約 尿素3%溶液を穂揃期と穂揃期後7日の2回、または6%溶液を穂揃期に1回葉面散布することで子実のタンパク質含有率が13%以上となり、赤かび病防除作業と同時に行える省力施肥法として有望である。 キーワード ニ...
蛍光ラベル法によるダクト散布したバチルス・ズブチリス水和剤のイチゴ葉面への付着量の測定法
要約 バチルス・ズブチリス水和剤を蛍光色素フルオレセインで着色することにより、ダクト散布によるイチゴ葉面への薬剤付着を直接確認し、付着量を迅速に定量できる。 キーワード イチゴ、ダクト散布、蛍光ラベル...
中山間水田における害虫総合防除等による高品位野菜生産システム
要約 防虫ネット、天敵、太陽熱処理、簡易天窓設置と送風、有機質資材の合理的施用等により、中山間水田でのアブラナ科野菜等の露地および雨よけハウス栽培において、化学合成殺虫剤80%以上削減、化学肥料50%以上...
要約 クリ園の草生栽培として、ナギナタガヤは生育最盛期(3~5月)の草丈が低いため園内の作業性に影響がなく、抑草期間が長いため除草労力の軽減ができる。また、毎年播種の必要がないため播種も省力化できる。...
ネオニコチノイド系殺虫剤の主幹部散布によるミカンハモグリガの防除
要約 ネオニコチノイド系殺虫剤を未結果カンキツ樹の主幹部に吹き付けることでミカンハモグリガが防除でき、処理時間は慣行防除の約1/3に省力できる。 キーワード カンキツ、ネオニコチノイド、ミカンハモグリガ...
早期成園化と管理作業の省力化に適したブドウの独立型トンネル栽培
要約 ブドウのトンネル栽培において、トンネル毎に独立した棚施設を開発した。この施設に一文字型整枝で密植された「ピオーネ」は、植栽4年目で成園化し、慣行の平棚トンネル栽培に比べて早期成園化が可能となる...
アスパラガスにおける黄色蛍光灯を利用した省力的なハスモンヨトウ防除
要約 雨よけハウスによるアスパラガス栽培では、20Wの黄色蛍光灯をハウスの外周に11~12m間隔で設置することにより、ハスモンヨトウによる若茎の被害を著しく軽減でき、農薬散布回数を0~1回に削減できる。なお、...
良食味で果面がきれいな早生の青ナシ「なつしずく」(系統番号:ナシ筑波50号)
要約 ニホンナシ新品種「なつしずく」(系統番号:ナシ筑波50号)*は、「平塚25号」に「筑水」を交雑して育成した早生の青ナシである。食味、果実肥大とも良好である。果面のさびが少なく、無袋栽培でも外観がき...
傾斜ハウス及び傾斜地対応型養液供給システムによる夏秋トマト栽培体系
要約 通常ハウスの建設が困難な傾斜地で、均一な給液により畝間の収量差を解消した養液供給システムを構築し、傾斜ハウスを利用した夏秋トマト栽培体系を開発した結果、慣行雨よけ栽培に比べ、殺虫剤使用量が削減...
傾斜ハウス及び傾斜地対応型養液供給システムによる夏秋トマト栽培体系
要約 通常ハウスの建設が困難な傾斜地で、均一な給液により畝間の収量差を解消した養液供給システムを構築し、傾斜ハウスを利用した夏秋トマト栽培体系を開発した結果、慣行雨よけ栽培に比べ、殺虫剤使用量が削減...