要約 ニガウリの養分吸収特性を考慮した液肥組成による養液土耕栽培は、クリンカアッシュや草炭を幅0.5m深さ0.2mの土層に容積比1/3混和の局所管理で平畦にすると、慣行栽培以上の収量が得られ、かつ塩類集積の少...
要約 イチゴ高設栽培において杉バーク培地は連用による化学性の差は少ない。ECや硝酸態窒素濃度が高まるとpHが低下するが、石灰資材を施用することにより防げる。また、5~6年間栽培に使用すると保水量が低下する...
要約 平行整枝長梢せん定栽培は長梢せん定した結果母枝を直線上に誘引し、平行に配置する技術である。「巨峰」の有核栽培では、結果母枝列を1.5m間隔とし、結果母枝列1m当たり5房着房させることで収量、果実品...
要約 水稲うるち新品種「ちば28号」は、早期栽培での熟期が「初星」並の中生で、いもち病抵抗性、耐冷性、耐倒伏性が強く、玄米千粒重が約23gと大粒で、玄米外観品質及び食味が良好である。早期栽培に適すること...
早生温州の隔年交互結実栽培とマルチ栽培の組合せによる高品質化
要約 早生温州の隔年交互結実栽培とマルチ栽培を組合せることにより、高品質な果実の安定生産が可能となり、慣行マルチ栽培に比べ粗収益は高くなる。 キーワード ワセウンシュウ、隔年交互結実栽培、マルチ栽培、...
過剰な養分が蓄積した施設に養液土耕を導入したアスパラガスの養液管理技術
要約 土壌中にリン酸や塩基類が過剰に蓄積されているアスパラガス栽培施設に養液土耕を導入する場合、窒素のみの施用で慣行を上回る収量を得ることができる。 キーワード アスパラガス、養液土耕栽培、西南暖地、...
夏秋どりに向くイチゴ四季成り性品種「なつあかり」及び「デコルージュ」
要約 「なつあかり」は四季成り性で、果実が大きく、食味が優れるため、夏秋期の生食用として利用できる。「デコルージュ」は四季成り性で、うどんこ病に強く、果実が硬く、果の揃い、光沢、果実外観が優れるため...
重粘土地帯施設土壌でのキュウリのかん水施肥栽培における管理指標
要約 重粘土地帯施設キュウリ連作圃場は地力が富化しており、窒素施肥量5kg/10a程度でかん水施肥栽培が可能である。土壌中硝酸態窒素5~10mg/100g、葉柄汁液中硝酸イオン濃度3000ppm以上、灌水点pF2.0を目安に施...
要約 極早生で香味に優れる玉露用新品種「53- 7」を育成した。萌芽期及び摘採期は「さみどり」に比べ7日早く、樹姿は直立型で樹勢がやや強く株張りが大きい。製茶品質は「さみどり」と同様に良質で、特に香味に優...
やませ地帯における一季成り性品種を用いた夏秋どりイチゴの収量・品質
要約 夏期冷涼なやませ地帯では、一季成り性品種を用いても、半促成栽培に供した越年株の据え置き栽培やポット苗の短日処理のみで容易に花芽分化し夏秋どりができる。6月から11月までの商品果収量は株当たり140~...
夏秋どりに向くイチゴ四季成り性品種候補「盛岡29号」及び「盛岡31号」
要約 「なつあかり」は四季成り性で、果実が大きく、食味が優れるため、夏秋期の生食用として利用できる。「デコルージュ」は四季成り性で、うどんこ病に強く、果実が硬く、果の揃い、光沢、果実外観が優れるため...
要約 水稲「むさしの酒6号」は、外観品質が良く、酒造適性に優れ、普通植栽培で多収の酒造好適米である。 キーワード イネ、酒造好適米、むさしの酒6号
背景・ねらい 本県の清酒製造量は全国でも有数であるが...
要約 広域JAを中心とした大豆の生産・販売一貫体制は、集団対応による生産を可能とし、ユーザーの意向を踏まえた加工販売に結びつけることが可能である。また、商品評価を効率良く生産部門へ伝達できることから、...
要約 近赤外光を用いたセンシング装置によりほ場内の腐植含量を計測し、得られた施肥マップに基づいて全量基肥肥料を可変施肥機で施用することで、収量ムラのない、省力かつ環境保全型の水稲直播栽培を確立した。...
要約 地力ムラが問題となる大区画圃場に対し、迅速土壌分析で作成した地力マップを空撮による生育量マップで補正して精密な施肥量マップを作成し、それに基づいた可変施肥を実施するシステムである。これにより収...
要約 冬春期のニガウリのNFT養液栽培において、養分吸収特性を考慮した処方液を単肥配合で作成することにより慣行肥料コストを約5割削減し10アール当たり10トン以上の収量を得ることができる。 キーワード NFT、...
要約 促成ナスの点滴かん水施肥栽培において20t/10aの収量が得られる場合の窒素吸収量は50kg/10a程度である。土壌からの窒素供給量が約50kg/10aの圃場では施肥量の大幅削減が可能であり、環境への負荷が軽減でき...
筍芋と海老芋赤茎との交配によるさといも新系統、サトイモ「愛媛3号」
要約 さといも葉茎部のジベレリン処理で開花した「筍芋」と「海老芋赤茎」との交配を行い、未熟種子を培養し、作出した雑種個体の中から育成したサトイモ「愛媛3号」は、葉柄頸部、基部ともに着色があり、いもの...
センサスを利用した圃場一筆毎の家畜ふん尿由来有機物投入量の推定
要約 1995年農林業センサス農家調査票を利用して、圃場一筆毎の家畜ふん尿由来有機物投入量を推定すると、飼養頭数10頭以下の小規模有畜農家においても過剰投入圃場の存在が示唆される。 キーワード センサス、農...
カキ「新秋」のボックス栽培における用土の種類、量および施肥量
要約 カキ「新秋」のボックス栽培では、用土の量は果実品質、収量のバラツキが小さく、運搬の利便性を考慮して25L、用土は粒状培土か真砂土とし、肥料は肥効調節肥料の1回施用、1樹当たり窒素成分7~14gで栽培で...