タンパク質含有率が低く、精米特性に優れる水稲酒米新品種「越淡麗(こしたんれい)」の育成
要約 「越淡麗」は「五百万石」より出穂、成熟期とも15日程度遅い晩生の酒米品種である。大粒で玄米タンパク質含有率が低く、精米特性に優れ、40%以上の高度な精白に耐える。 キーワード 水稲品種、越淡麗、酒米...
ピーマンPMMoV抵抗性(L3)品種の寒冷地における適応作型
要約 PMMoVの病原型P1,2に対する抵抗性L3遺伝子を有している品種「さらら」「京鈴」はハウス作型に適し、「みおぎ」は露地作型に適する。いずれも収量は慣行品種と同程度確保できる。 キーワード ピーマン...
直播栽培に適する東北地域向け稲発酵粗飼料専用新品種「べこあおば(奥羽飼387号)」
要約 水稲「べこあおば」は東北中南部以南での熟期が中生の晩に属する粳種である。耐倒伏性が強く直播栽培にも適する。また乾物重が安定して高く、耐肥性に優れるため東北地域向け稲発酵粗飼料専用品種として利用...
大果で早熟なビワ新品種「涼峰」(りょうほう)(系統名:ビワ長崎6号)
要約 ビワ新品種「涼峰」(りょうほう)(系統名:ビワ長崎6号)*は、「楠」に「茂木」を交雑して育成した早熟な品種である。ほぼ同時期に成熟する「長崎早生」と比べ大果となる。また、果肉は柔軟多汁であり食味...
良食味で果面がきれいな早生の青ナシ「なつしずく」(系統番号:ナシ筑波50号)
要約 ニホンナシ新品種「なつしずく」(系統番号:ナシ筑波50号)*は、「平塚25号」に「筑水」を交雑して育成した早生の青ナシである。食味、果実肥大とも良好である。果面のさびが少なく、無袋栽培でも外観がき...
γーアミノ酪酢(GABA)が多い発芽玄米用糖質米新品種「あゆのひかり」
要約 「あゆのひかり(北陸169号)」は寒冷地南部では中生の中に属する粳種で、短稈、偏穂重型の糖質米系統である。重量当たりのGABA含量が一般品種の3倍前後で、水溶性多糖(植物グリコーゲン)を乾物重当たり30...
要約 水稲うるち新品種「ちば28号」は、早期栽培での熟期が「初星」並の中生で、いもち病抵抗性、耐冷性、耐倒伏性が強く、玄米千粒重が約23gと大粒で、玄米外観品質及び食味が良好である。早期栽培に適すること...
栽培が容易で食味の良い、春系のアールス系メロン新品種候補「秋試交12号b」、「秋試交12号c」の育成
要約 地床栽培可能な、春系のアールス系メロン「秋試交12号b」(緑肉)、「秋試交12号c」(赤肉)を育成した。共に、低温条件下の半促成作型で肥大力が旺盛で栽培しやすく、食味が良い。 キーワード 春系、アール...
要約 「東北148号」は極小粒で栽培適性及び納豆加工適性に優れている納豆用ダイズ新品種候補である。「鈴の音」と比べ成熟期が遅い中生の中で、耐倒伏性に優れ、収量性が並からやや高い。また、納豆用としては初...
夏秋どりに向くイチゴ四季成り性品種「なつあかり」及び「デコルージュ」
要約 「なつあかり」は四季成り性で、果実が大きく、食味が優れるため、夏秋期の生食用として利用できる。「デコルージュ」は四季成り性で、うどんこ病に強く、果実が硬く、果の揃い、光沢、果実外観が優れるため...
夏秋どりに向くイチゴ四季成り性品種候補「盛岡29号」及び「盛岡31号」
要約 「なつあかり」は四季成り性で、果実が大きく、食味が優れるため、夏秋期の生食用として利用できる。「デコルージュ」は四季成り性で、うどんこ病に強く、果実が硬く、果の揃い、光沢、果実外観が優れるため...
要約 小麦新品種「ミナミノカオリ」は、蛋白質含有率が高く製パン適性が良い硬質小麦で、醤油醸造にも適する。やや早生、短強稈で耐倒伏性が優れる。穂発芽性がやや易で赤かび病にやや弱い。大分県、広島県で奨励...
要約 水稲「みやゆたか」は「南海133号」/「西海215号」から育成された“晩生の晩”の半糯系統である。暖地の普通期水稲地帯で栽培できる半糯種としては、「柔小町」より多収であり、同等の粘りを持つ。 キーワード...
DNAマーカーによる水稲品種「コシヒカリ富山BI」の品種識別
要約 いもち病抵抗性を備えた富山県育成の「コシヒカリ富山BL1号~6号」について、いもち病抵抗性遺伝子の近傍にあるDNAマーカーを利用することで正確かつ短時間で品種を識別することが可能である。 キーワード...
要約 水稲「むさしの酒6号」は、外観品質が良く、酒造適性に優れ、普通植栽培で多収の酒造好適米である。 キーワード イネ、酒造好適米、むさしの酒6号
背景・ねらい 本県の清酒製造量は全国でも有数であるが...
飼料としての利用を目的に選抜したサトウキビ種属間交雑系統の特性
要約 製糖用サトウキビとサトウキビ野生種、スイートソルガム等との種・属間交雑で作出した系統には、多収性と高い株再生力を示す系統が認められる。嗜好性も良く飼料作物としての利用が期待できる。ブリックスは...
要約 水稲「南海155号」は「南海133号」/「西海215号」から育成された“晩生の晩”の半糯系統である。普通期水稲地帯で栽培できる半糯種としては、「柔小町」より多収であり、同等の粘りを持つ。 キーワード イネ、...
飼料としての利用を目的に選抜したサトウキビ種・属間交雑系統の特性
要約 製糖用サトウキビとサトウキビ野生種、スイートソルガム等との種・属間交雑で作出した系統には、多収性と高い株再生力を示す系統が認められる。嗜好性も良く飼料作物としての利用が期待できる。ブリックスは...
要約 酒造用一般米(かけ米)「ちくし58号」は、成熟期が「ヒノヒカリ」より2日~3日程度早い“中生の早”である。耐倒伏性は“強”である。「レイホウ」と比較して、収量性は優れ、玄米品質はやや優れる。千粒重はや...
要約 小麦「フウセツ」は、中生で耐寒・耐雪性が優れ、多収で高冷地・積雪地で栽培が可能な品種である。粉及び麺の色相は明るい黄色で優れ、ゆでうどんの食味官能評価が高い。長野県では奨励(認定)品種として採...