近年の急性型豚丹毒の発生は遺伝学的に近縁な集団株が原因である
要約 国内で急性型豚丹毒を発症した豚から分離された強毒株の全ゲノム解析を行ったところ、2007年以降に分離された株は、近年中国で分離された株と遺伝学的に近縁であり、それらは系統学的に大きく分けて九州型と...
家畜由来Salmonella Enteritidisにおける遺伝子型の経年的変化
要約 1975年から2009年に分離された鶏、牛、豚、および山羊由来S. Enteritidis分離株のMultilocus variable-number tandem repeat analysis(MLVA)による遺伝子型別の結果は、1989年ごろから新たな遺伝子...
Culicoides属ヌカカ幼虫の分子生物学的手法による種同定
要約 家畜のアルボウイルスを媒介するCulicoides属ヌカカの幼虫から抽出したDNAより、ミトコンドリア遺伝子の一部配列をPCRによって増幅、ダイレクトシーケンス法で決定することで、Culicoides...
要約 アラキドン酸生合成に関わる酵素の遺伝子多型情報を活用することによって、鶏肉脂肪酸中のアラキドン酸含量の高い鶏を効率的に選抜することができる。 キーワード 鶏肉、アラキドン酸、アラキドン酸関連遺伝...
PCR法および遺伝子解析によるトリアデノウイルスの同定・型別法と鶏封入体肝炎発生例への応用
要約 鳥類から分離されるアデノウイルス全てを検出・型別できるPCR法を確立し、本法を2009年から2010年にかけて全国で発生した鶏封入体肝炎例から分離されたウイルスについて応用したところ、2010年発生例は同一...
果樹園における化学肥料削減に資する適正施肥に関する取組の現状
要約 果樹園では、樹種ごとの減肥基準策定割合は低く、策定を進めるためには周辺地域との連絡試験やデータ共有、現地実証試験が望まれている。低成分肥料の使用や配合肥料への低価格資材の利用など、取り組みやす...
ニワトリにおいてラウス肉腫ウイルス由来の腫瘍を消滅させる遺伝子座
要約 ガン遺伝子srcを持つラウス肉腫ウイルス(RSV)由来の腫瘍を消滅させる能力を担う遺伝子座は少なくともニワトリの第16番染色体にあり、第16番染色体のMHC-Bローカス近傍のマイクロサテライト情報により、RSV...
要約 家畜ふん堆肥の窒素肥効の遅速を含む迅速な評価手法を開発し、簡易化・マニュアル化するとともに、分析結果に基づき施肥量を試算する施肥設計システムを構築した。これにより家畜ふん堆肥の施用当作の窒素肥...
要約 農業集落単位で集計された耕地面積や家畜飼養頭数といった農業統計データを農業環境研究で利用しやすい1kmメッシュ単位のデータに変換し、データフォーマットがCSV形式のファイルを作成しました。 背景・ね...
肉用奥美濃古地鶏の雌種鶏における黒色羽装ひな発生防止技術の開発
要約 肉用奥美濃古地鶏の雌種鶏(白色プリマスロック種雄とロードアイランドレッド種雌とのF1)における黒色羽装ひなの発生は、父系の白色プリマスロック種から茶色羽装を発現する遺伝子を保有する個体をDNA...
要約 熊本県で生産される畜種別堆肥の重金属(カドミウム、銅、亜鉛)含有率は、これまでの全国的な分析値とほぼ同等か下回る。これらの畜種別堆肥の重金属含有率と市町村別の堆肥発生量を基に算出された熊本県に...
バイオインフォマティックスにより開発された鳥型結核菌の分子疫学的手法
要約 抗酸菌のゲノムデータベースの生物情報学的比較解析等により、鳥型結核菌のゲノム上に散在する多型縦列反復配列領域を特定した。対応する多種類の多型縦列反復配列領域の反復数の並びは、鳥型結核菌系統樹...
要約 バイオマス利用計画策定に利用するため、既存の統計情報等を用いて処理・利用経路別の家畜ふん尿とそのNPK成分の発生量を推定する手法を開発した。発生量は統計値やパラメータのデータベースと表計算ソ...
要約 気候予測値からの月平均気温の変動によるわが国各地域のブロイラーの産肉量への影響を推定すると、地球温暖化の進行によって生産低下の大きくなる地域が西日本において拡大し、東北においても2020年頃から...
要約 本オンラインマニュアルは、野外で発生した中毒を疑う事例の診断の際に活用できる。また、「マニュアル」と平行したウェブサイト、「家畜中毒情報」および「写真で見る家畜の有毒植物と中毒」でも関連情報...
要約 本法は畜ふん堆肥の畜種別生産量、主要作物の作付け面積、及び旬別作目別の堆肥投入量などをもとに、農地利用されない過剰ふん尿量を推定する。本法により、エネルギー資源として利用可能な家畜ふん尿の量が...
要約 肉骨粉の畜種別由来識別は、近赤外スペクトルによる「吸収バンド吸光度比較法」、「差スペクトル法」で識別でき、近赤外分析法によるウシ由来肉骨粉の定量では高精度で迅速にしかも簡易に定量できる。 キー...
要約 本法は畜ふん堆肥の畜種別生産量、主要作物の作付け面積、及び旬別作目別の堆肥投入量などをもとに、農地利用されない過剰ふん尿量を推定する。本法により、エネルギー資源として利用可能な家畜ふん尿の量が...
豚・鶏ふん堆肥の品質評価を目的とした近赤外分析による易分解性有機物の推定
要約 豚及び鶏ふん堆肥について、近赤外分析法により高い精度で定量可能な有機物量及び酸性デタージェント繊維量の差である酸性デタージェント可溶有機物量を易分解性有機物量として推定し、これによる品質評価が...
要約 これまで日本において分離されてきたニューカッスル病ウイルスを遺伝学的に解析した。その結果、様々な系統の遺伝子型が日本に存在し、それらの多くが海外で分離されたウイルスと極めて密接な関係にあること...