要約 水田への緩効性肥料の窒素施用量を慣行の速効性肥料より約3割減肥し、全量基肥や側条施肥により施用することで、収量を維持したまま、作付け期間中の水田からの窒素流出負荷を約3割削減できる。これにより、...
要約 農業分野におけるメタボロミクスの活用を促進するため、栽培現場での分析用試料の取り扱い、分析者が知っておくべき栽培現場作業の基本事項を明確にし、農研機構でのNMRメタボロミクスについて具体的な実施...
要約 大豆遺伝資源「Y2」の短節間遺伝子qSI13-1は、節数、開花期、成熟期に影響を与えずに節間長を短くする効果を持つ。この遺伝子は、主茎長を短くして耐倒伏性を向上させた品種育成に寄与できる。 キ...
要約 胚乳デンプン難糊化性変異系統AGE1およびAGE2はデンプン分枝酵素BEIIb遺伝子の機能が低下しており、DNAマーカーを用いてインディカ米型デンプン合成酵素SSIIa遺伝子と組み合わせることで...
ジャガイモの複葉抽出物による土壌中のそうか病菌の影響評価方法
要約 ジャガイモそうか病汚染圃場及び健全圃場で栽培したジャガイモの複葉抽出物をNMRによるメタボローム解析で比較すると、汚染圃場でクエン酸とギ酸の量比が顕著に低いことが認められる。2種の有機酸の量比から...
栽培管理・土壌理化学性情報と土壌DNA情報を蓄積した 「農耕地eDNAデータベース(eDDASs)」
要約 全国の農耕地における土壌の理化学性や栽培管理情報に土壌抽出DNAに基づく生物性の情報を加えた「農耕地eDNAデータベース(eDDASs)」を開発しました。eDDASsでは、土壌中の生物に関する情報をDNAバーコード...
多収・良食味で直播栽培に適する複合耐病性水稲新品種「たちはるか」
要約 「たちはるか」は、成熟期が「あきまさり」並の晩生種で、移植、直播栽培の双方で倒伏に強く多収である。いもち病、縞葉枯病に抵抗性で、「ヒノヒカリ」に近い良食味である。酒造原料用に適するほか、主食業...
晩生型開花期遺伝子の導入により大豆品種の栽培適地を南に拡大できる
要約 DNAマーカーと連続戻し交雑により開花期遺伝子座を晩生型に置換した準同質遺伝子系統により、栽培適地を拡大できる。「エンレイ」晩生化系統では、栽培適地より南で栽培しても、元品種と比較して生産物特性...
要約 ペレニアルライグラスの分げつ数と草丈を制御する量的形質遺伝子座(QTL)は計16の染色体領域に分散して存在する。各QTLは特定の栽培条件や刈取り年次に発現し、QTLと生育環境との交互作用効果は顕著である。 ...
要約 構築したデータベースは利用目的、地域、時期等に適合するカバークロップの機能、栽培条件等の情報について、インターネットを介して広く簡易に検索利用でき、情報提供の面から「環境保全型農業直接支払制度...
出芽期に冠水処理を行った大豆の根の伸長程度には品種間変異が存在する
要約 出芽期に冠水処理を行った大豆の根の伸長程度には品種間変異が存在し、冠水により根の伸長が抑制される品種は有機酸等の相対代謝産物量が高い。 キーワード 大豆、出芽、湿害、冠水処理、代謝産物 背景・ね...
要約 イネは水の輸送に関わる膜タンパク質アクアポリンの遺伝子を33種類持つ。このうち3種類が主に葉身で、6種類が主に根でそれぞれ発現し、10種類は葉身と根の両方で発現している。残りの14種類は葉身と根にお...
要約 新たに開発した26個のDNAマーカーを用いることにより、葉身由来のDNAを試料として主要な国内登録品種を含む103のサツマイモ品種・系統を相互に識別できる。 キーワード サツマイモ、品種識別、DNAマーカー ...
SSRマーカーによるヤマノイモ新品種‘ねばりっこ’の品種識別法の開発
要約 6組のSSRマーカーにより、鳥取県が育成したヤマノイモ新品種‘ねばりっこ’の品種識別が可能である。 背景・ねらい ヤマノイモ属植物は栽培地域によって多くの系統が存在し、気候、土壌及び栽培条件によりイモ...
要約 中国吉林省農業科学院大豆研究所で保存しているのうち、調査した計3,012 点の主要形質に関するに富んでいる。 背景・ねらい 中国東北部は大豆の起源地の1 つとされており、多様性に富んだ多くの大豆遺伝資源...
要約 タイの香り米(Khao Dawk Mali 105)に含まれる香り成分である2-アセチル-1-ピロリンは、水分ストレス応答物質であるアミノ酸プロリンから生成している。圃場試験において、開花後の水ストレスにより...
要約 画像処理とGPSを用いて、圃場内における個々のキャベツの初期生育量と位置を同時に取り込むためのシステムである。これによって短時間で多数のキャベツ個体のデータを収集し、生育のバラツキを調べることが...
要約 イネ完全長cDNAクローンの収集のため、各種イネ組織から2種類の方法で完全長cDNAライブラリーを作製し、約2万8千遺伝子相当のクローンを単離し、そのうちの約1万8千個の塩基配列を決定し、DB化した。 キーワ...
要約 〔要約〕チャの二次代謝に関与する6遺伝子座13個のDNAマーカーを比較することにより、チャ45品種の識別ができる。特に主要品種の‘やぶきた’は特徴的なマーカーを有するため容易に識別できる。 キーワード ...
要約 ビワの幼葉から DNA を抽出し、AFLP 法で分析することによって、供試したビワの 12 品種・系統すべてを 11 本以上のバンド差で識別することが可能である。 背景・ねらい
DNA は、栽培条件や環境の変化...